WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(12/18日AM10時執筆)

ビットコイン(BTC)は直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。

出典:Coinpost Terminal

しかしその後、オラクル社がOpenAI社向けに計画していた100億ドル規模のデータセンター建設に対し、ファンドが資金拠出を中止したとの報道が伝わり、AI関連を中心にハイテク株が広く売られた。この動きに連れ安となる形で、ビットコインも大きく下落した。

AIデータセンターへの投資環境は、一部において仮想通貨マイニングセンターとの設備転用が可能であることから、両者は資本投下の観点から密接な関係にある。

関連:ビットコインの長期保有者売圧は飽和点に接近か、K33が分析

12月17~18日相場状況

成行注文の動向を見ると、現物市場は概ねニュートラルな動きである一方、デリバティブ市場ではロングポジションが増加している(下画像青枠)。値ごろ感を背景とした打診的な買いが入っていると考えられる。

オーダーブックの状況を見ると、急激な値動きの影響により板が薄くなっている。8万ドル水準にサポートが見られるものの、それ以外の価格帯では明確に支えるポジションが乏しく、価格が上下に振れやすい不安定な地合いとなっている。

オプション市場では、プットポジションの増加を背景にPCR(プット・コール・レシオ)が上昇しており、市場参加者の投資家心理はかなり弱気に傾いている(下画像黄矢印)。直近では、7万ドル水準のポジション増加が目立つ動きとなっている(下画像赤枠)。

現状分析(12/18日AM10時)

18日には米国の消費者物価指数(CPI)、19日には日銀金融政策決定会合の結果公表を控えており、株式市場では持ち高調整を意識した慎重な動きが続いている。このような環境下において、ボラティリティの高いビットコインは全体として弱含みの展開となっている。

さらに、クリスマス休暇を控えた時期であり、市場流動性は低下傾向にある。そのため、わずかな需給変化でも価格が大きく振れやすい状況にある。

特に19日の日銀金融政策決定会合に関しては、利上げ観測が一部で報じられている。過去3回の利上げ局面(2024年3月、7月、2025年1月)においてはいずれも、円キャリー・トレードの巻き戻しによる急落が確認されており、警戒が必要だ。

関連:日銀30年ぶりの0.75%利上げ見込み 仮想通貨市場への影響は?

  • 12/18日 米消費者物価指数
  • 12/18日 ECB政策決定会合
  • 12/19日 日銀政策決定会合
  • 12/19日 米メジャーSQ
  • 12/19日~ 欧米クリスマス休暇

関連:「ビットコインは最高値更新へ」Bitwise、2026年の3つの予測を公開

関連:強気相場はいつまで続く?仮想通貨のトップアナリスト3人が価格予想|WebX2025

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/04 水曜日
05:50
ハッキングを受けたMercado Bitcoin、顧客は被害を負担しないと説明
メルカド・ビットコインは4日、2日の不正流出事案で被害資産が3,630万ドル相当に上り、1,290万ドルをブロックしたと発表した。サービスは停止中で、段階的な再開を計画している。
11/03 火曜日
20:20
民主党が議会を制したら仮想通貨市場の法整備に逆風か、米中間選挙は今夜投票
米中間選挙で民主党側が大勝した場合、仮想通貨規制は法案の成立から調査・監視へ軸足が移る可能性がある。クラリティー法案が停滞し続け、トランプ大統領の家族の事業への調査が強まるとの見方が出ている。
12:15
メタプラネットが253億円の自社株買い ビットコイン購入配分を80億円戻す
メタプラネットは10月の自社株買いが約253億円に達したと報告した。社債80億円を完済し、その分仮想通貨ビットコイン購入への配分が増えた。
11:18
ビットコイン8万ドル割れ、ウィンターミュートは7.68万ドルを注視
仮想通貨トレーディング企業ウィンターミュートは2日の週次レポートで、ビットコインが8万ドルを下回ったと指摘した。バイナンスの約63億ドル流出後に15億ドル規模の清算が発生。次に維持すべき水準として約7.68万ドルの50週移動平均を挙げた。
10:38
米SEC、トークン投票だけでは「管理者」に当たらず FAQで見解
米SEC企業金融局は11月2日、仮想通貨の分類に関するFAQに3問を追加した。互いに関係がなく協調の取り決めもない広範なガバナンスの参加者は、原則としてネットワークの実質的な管理者(中央当事者)に当たらないとのスタッフ見解を示し、管理者と見なされる権限の具体例も挙げた。
10:15
EU拠点の組織から167億円以上の仮想通貨が不正流出の疑い
ZachXBT氏は、EU圏の組織が複数の取引所口座から1億600万ドル超を不正に引き出された疑いを報告した。資金はイーサリアムやモネロに換えられ移動されているところだ。
09:35
北朝鮮、バイナンス流出の関与を否認 FBIに「重大な政治的挑発」
北朝鮮の金与正氏は、バイナンスから60億ドル超の仮想通貨が盗まれた事件を北朝鮮の犯行としたFBIの発表に反発し、「重大な政治的挑発」と非難する談話を出した。過去最大とされる流出の経緯をまとめた。
08:50
SBI、米エレボール銀行に1億ドル出資へ ステーブルコイン入出金に対応
SBIホールディングスが米デジタルバンクのエレボールに1億ドルを出資する。同行はステーブルコインの入出金やブロックチェーン決済に対応し、2026年2月の開業後、預金は70億ドルを超えた。同行の事業内容と出資の狙いをまとめる。
08:16
ブラジル大手取引所Mercado Bitcoin、推計63億円超流出で入出金停止
ブラジルの大手仮想通貨取引所Mercado Bitcoinが2日、セキュリティ事案を受けて入出金を停止した。Hypernativeの推計では63億円超相当が流出。同社は顧客被害やデータ流出はないとし、5ネットワークの送金先アドレスを公開した。
11/02 月曜日
19:21
ステーブルコインの100万円上限、金融庁研究会で議論 全銀協は慎重
金融庁は2日、デジタル・分散型金融に関する研究会の第2回会合を開き、ステーブルコインの100万円上限やレンディング規制を議論した。JPYCとSBI VCトレードが上限の見直しを求めた一方、全銀協は慎重な検討を求めた。
14:55
米上場企業、5833BTCのビットコイン売却か担保化を検討 バイナンス事件受け
米ナスダック上場のネクスト・テクノロジーが、保有する約5,833BTCの売却または担保設定を取締役会で承認した。バイナンスの不正流出事件を受け、カストディリスクの高まりを理由に挙げている。
14:10
DeFiサイトなど15ドメインに不正リダイレクト 訪問者の資金抜き取り
Name.comは顧客ドメイン15件が不正にリダイレクトされたと発表した。DeFiサイトでのEVM系流出額は約13.8万〜20.2万ドルと推計されている。
13:05
SBI VCトレードのJPYSCレンディング残高、100億円を突破
SBI VCトレードは2日、円建てステーブルコインJPYSCのレンディング(貸コイン)残高が100億円を突破したと発表した。取扱残高も300億円を超えた。利用料の計算方法と、貸出中のJPYSCが分別管理の対象外となる点など、利用者が負うリスクを整理する。
11:40
カルダノ団体、Linuxの重大欠陥でプール運営者に更新呼びかけ
カルダノのガバナンス組織インターセクトが、Linuxカーネルの重大な脆弱性についてステークプール運営者(SPO)に更新と再起動を要請した。深刻度は10点満点中9.8。委任されたADAへの影響と主要ディストリビューションの修正状況をまとめた。
10:10
トランプ氏、北朝鮮関与なら対話の意向 バイナンス攻撃でFBIが関与発表
米FBIはバイナンスから63億ドル規模の仮想通貨が流出した件は北朝鮮系ハッキング集団の犯行だと発表した。トランプ大統領は関与が確認されれば北朝鮮と協議する意向を示した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧