- 送金先アドレスをEVM・BTCなど5ネットワーク分公開
- テザーとサークルが約620万ドル分を凍結
入出金停止と送金先アドレスの公開
ブラジルの大手仮想通貨取引所Mercado Bitcoinは2日、同社システムの一つでセキュリティ事案を検知し、封じ込めたと公式Xで発表した。発生は現地時間の同日未明。予防措置として入出金を一時停止している。
同社は「顧客への損害はなく、データの流出もない」と強調した。社内チームが調査と資産の追跡にあたり、管轄当局と対応を調整中だという。現地メディアの取材には、アプリへのアクセスも一時的に止めたと説明した。
約1時間半後の続報で、同社は事案に関連するトランザクションから特定した送金先アドレスを公開した。対象はEVM系、ビットコイン(BTC)、ソラナ(SOL)、ステラ(XLM)、トロン(TRX)の5ネットワーク。ブロックチェーン上での資産の監視と追跡に役立てるためとしており、公開は識別と追跡の目的に限るとしている。業務再開の時期は示していない。
関連記事:秘密鍵(プライベートキー)とは?シードフレーズとの違い・安全な管理方法を解説
秘密鍵(プライベートキー)とは、ブロックチェーン上の資産を動かすためのデジタル実印です。シードフレーズとの違い、漏洩・紛失時のリスク、ウォレットでの確認手順まで初心者向けにわかりやすく解説します。
移動した資産の推計規模
Mercado Bitcoinは被害額を公表していない。ブロックチェーンセキュリティ企業Hypernativeの推計では、4,000万ドル(約63億円、1ドル=158円換算)超相当が同社に関連するウォレットから引き出された。ブラジルのテック系メディアTecnoblogによると、送金の大半はブラジリア時間2日午前3時19分から53分の間に集中した。送り先は新たに作成されたアドレスだった。
Cointelegraphは移動額を4,600万ドル(約73億円)超と報じている。同メディアによれば、BTCの公開アドレスには約106枚が残っている。また、テザーとサークルは協定世界時2日16時42分までに約620万ドル(約9.8億円)分のステーブルコインを凍結した。
バイナンス事件の数日後に発生
今回の事案は、バイナンスが10月29日にホットウォレットを狙った約63億ドル(約9,900億円)規模のハッキング被害を報告してから、わずか数日後に起きた。バイナンスは顧客の損失補填を約束し、1日から出金の段階的な再開を始めている。
Mercado Bitcoinは2013年創業。テザーが7月に1億レアル(約2,000万ドル)の出資を発表した時点で、利用者は450万人とされていた。同社はXで定期的に続報を出すとしている。
関連記事:トランプ氏、北朝鮮関与なら対話の意向 バイナンス攻撃でFBIが関与発表
米FBIはバイナンスから63億ドル規模の仮想通貨が流出した件は北朝鮮系ハッキング集団の犯行だと発表した。トランプ大統領は関与が確認されれば北朝鮮と協議する意向を示した。



WebX完全ガイド
TOP
新着一覧
取引所
WebX





































