WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン年始相場、トレジャリー企業の動向が焦点に|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(1/1日AM10時執筆)

ビットコイン(BTC)は大晦日から年明けにかけて、直近24時間で最大35万円の下落となった。昨年内に現物を処分する動きが強まり、北米時間を中心に売りが優勢となった格好である。世界標準時(UTC)において、ビットコインの2025年は終値87,497ドルとなり、年始価格93,347ドルから▲5,850ドル(▲6.27%)の下落となった(コインベース基準)。

出典:Coinpost Terminal

関連:2026年にビットコインは最高値更新か 仮想通貨の重要な投資テーマは?=グレースケール予測

12月31~1月1日相場状況

成行注文の動向を見ると、31日は長時間にわたり現物の売り優勢が続いていた(下画像青枠)。これは決算や納税対応の関係から、2025年中に現物を売却したい投資家が多かったためと考えられる。一方で、世界各地が1月1日の年明けを迎えるにつれて、徐々に買い優勢へと転じる動きが確認されている。

オプション市場では、コールポジションの増加を背景にPCR(プット・コール・レシオ)が低下しており、市場参加者の投資家心理は強気に傾いている(下画像黄矢印)。直近では、10万ドル水準のポジション増加が目立っており、上値を意識したポジション構築が進んでいる状況である(下画像赤枠)。

他の主要アセットクラスとの比較を見ると(観測期間2カ月)、S&P500は▲0.26、ゴールドは▲0.58、オイルは+0.63となり、ビットコインとの間に強い相関関係は見られなかった。この背景としては、昨年10月11日に発生したフラッシュクラッシュ(瞬間的急落)や、一部のアルゴリズム型ステーブルコインのデペグなどにより損失を被ったマーケットメーカーなどが、継続的に売りを出していた可能性が考えられる。これらの影響については、2026年2月頃に予定されている12月決算の開示により全容が明らかになる可能性があり、引き続き注視が必要である。

関連:「10月の歴史的暴落の後遺症続く」ラウル・パル、仮想通貨の下落圧力は市場操作ではないと分析

現状分析(1/1日AM10時)

昨年10月11日のフラッシュクラッシュ以降、ビットコイン市場は継続的な下落基調が続いている。この流れが年の切り替わりを契機として、ポジションの積み直しによる回復局面へと転じるかどうかが重要なポイントとなる。

また、15日頃には、世界最大のビットコイン・トレジャリー企業であるストレタジー社がMSCI指数から除外されるかどうかの判断が下されるとの報道も出ている。仮想通貨市場における大口の買い手であるトレジャリー企業の動向は、2026年前半の相場を占う上で大きな分かれ目となる可能性があり、今後の展開に注目したい。

関連:仮想通貨保有企業株、MSCI除外で約2兆円売却圧力 2026年1月に判断

  • 1/2日 米PMI指数
  • 1/6日 米ISM製造業景気指数
  • 1/9日 米雇用統計

関連:ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に

関連:2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/11 日曜日
11:30
ビットコイン原油高・中東緊迫化で1300万円割れも、CPIと8万ドル水準が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は原油高・中東緊迫化を背景に一時1268万円まで急落。8万ドル近辺のサポート維持が焦点で、CPI・PPIの結果と現物ETFの資金フローが相場の行方を左右する。bitbankアナリストが週次分析。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/9)|米当局の証券性の共同解釈・10月の相場分析・メタプラネットの動向まとめ
今週は、米商品先物取引委員会(CFTC)と米証券取引委員会(SEC)の証券性に対する共同解釈、10月の仮想通貨相場分析、メタプラネットの動向に関する記事が関心を集めた。
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を可能にした脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
11:20
米CFTC、予測市場の規則2件発表|イベント契約は管轄下、カジノ型賭博は除外
米CFTCは、カジノ型賭博をスワップから除外する暫定最終規則と、イベント契約を含める規則案を公表した。複数州と予測市場の管轄権限争いが生じている状況での動きだ。
10:50
ロビンフッドチェーン、手数料払いで取引処理を優先する方式を検討か=報道
コインデスクによると、ロビンフッド・チェーンが手数料を払って特定の取引を優先できる、アービトラムの新方式を検討していると報じた。現在は先着順で処理し、タイムブーストも利用していない。
10:05
ビットコイン上昇継続の条件は? コインシェアーズ分析
コインシェアーズは8日のレポートで、仮想通貨ビットコインの上昇加速には財政懸念に基づく資金流入が必要との見方を示した。米長期金利が20年以上ぶりの高水準に達する中、仮想通貨ファンドの資金流入は鈍化している。
09:10
米司法省、イラン関連取引を巡るバイナンスの和解後の制裁遵守を審査=報道
米司法省刑事局のドゥバ局長が、バイナンスによる2023年の和解合意の順守状況を精査していると明らかにした。イラン制裁違反の可能性を巡る捜査が続く中、違反が認められれば訴追の再開や追加罰金につながる可能性がある。
08:10
スタークネット、L1化を検討|STRKトークンは今週約70%高騰
スタークウェアのベン=サッソンCEOは、スタークネットが量子耐性の実現に向け、独自のレイヤー1化を含む選択肢を検討していると明らかにした。STRKは今週69.2%高騰した。
07:00
世界最大のXRP保有企業エバーノース、12日にナスダック上場へ
世界最大のXRP保有上場企業エバーノースは9日、アルマダとの事業統合を完了した。12日にナスダックで取引を開始する予定。
06:40
ジーキャッシュ、量子攻撃に備える署名命令 公開型アドレスに1月に追加計画
仮想通貨ジーキャッシュの開発者が、量子コンピュータに耐えるハッシュ型署名の検証命令を1月に追加する計画を公表した。有効化日は未定で、発行量の70.4%を占める公開アドレスが対象となる。
06:12
レジャーウォレット、推計136億円超流出か 東南アジア販売店に販売停止要請
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のレジャーは9日、東南アジアの購入者から資金を失ったとの報告を受け、販売店クリプトビリスに販売停止を要請した。調査者の1人は流出額を8,600万ドル超と推計したが、レジャーは流出額と原因を調査中。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧