Brave 情報（日本語要約）

Braveは、業界で初めて独自のオンチェーントップレベルドメイン（TLD）「.brave」を正式ローンチすることを発表した。Unstoppable Domainsとの戦略的提携に伴い、Braveの月間8,500万人を超えるユーザーが、.braveドメインを取得可能となり、デジタルIDの所有、暗号資産の送金、Web3ナビゲーションなどで活用が可能となる。

Braveは、Input | Output（IO）と提携し、Cardanoの完全サポートをBraveウォレットに統合することを発表した。これにより、ユーザーはBrave内でCardanoネイティブ資産の送受信、スワップ、署名が可能となり、ガバナンス参加にも対応する。CardanoはEthereumやSolanaに続く統合先であり、Braveのマルチチェーン機能が一層拡充される。両社は、プライバシーを重視しつつ、ユーザー中心の分散型Webの実現を共に目指す姿勢を示している。

BraveブラウザAndroid版 1.78vで、Shieldに「Block Elements」機能を追加し、画面上の広告バナーやサイドバーなどの任意の要素をタップ1つで非表示にできるようになったことを発表した。メニューからAdvanced controls→Block elementを選び対象をタップするだけで、カスタムフィルタが自動生成される仕組みで、Shieldsパネルの「Clear all blocked elements」でサイト単位に元へ戻せるほか、brave://settings/shields/filters でルール確認・編集が可能だ。

Brave Rewards 3.0の4月アップデート内容のまとめを公開した。Android対応やUI統合などの機能を強化し、CoinageやSTEPNなどの6社が新たに参画してBAT還元コンテンツやゲーム内連携提供を行った。また3月参画したDecentraland、Karate、CombatなどもNFTや広告などでコラボレーションを展開し、Collab Labで相互キャンペーンを加速し、BAT活用範囲拡大を実施。

Braveは、「Brave Rewards 3.0」4月アップデートに詳細を公開した。Android対応や、UI統合などの機能改良を実施し、報酬体験を簡素化した。また、Coinage・STEPN・Unstoppable Domainsなど6社が新規参画し、BAT連携の教育・運動報酬・オンチェーンドメイン特典を展開する。3月パートナーとのコラボ拡大や「Collab Lab」創設でBATユーティリティ拡充を加速させる。

BraveブラウザでCookiecrumbler機能が利用可能となり、LLMを使ってクッキー同意バナーを自動特定し、修正案まで提示可能となったことを発表した。これによりサイト機能を壊さず通知を遮断でき、Braveのプライバシー保護が一段と強化される。

Braveは、Cookie通知を自動検出するオープンソースLLMツール「Cookiecrumbler」をローンチし、地域別クロール結果をGitHub課題として共有し始めたことを発表した。LLMが多言語・サイト固有のバナーを判定し、コミュニティが人手で調整することで高精度のブロックとレイアウト崩れ防止を両立する。今後はブラウザ組み込みも検討し、プライバシー優先の閲覧体験強化を予定している。

Braveはデスクトップ版v1.77より、Zcashの秘匿トランザクションに対応した。これにより、ユーザーはBrave Wallet上でZECをプライバシー保護された形で送受信・購入できるようになった。Zcashはゼロ知識証明により、送信者・受信者・金額を非公開にする仕組みを備える。今後、AndroidとiOSにも対応予定である。BraveはWeb3時代におけるプライバシー重視の取引体験をさらに拡充する構えである。

デスクトップ版Brave v1.77でZcashのゼロ知識シールド取引が直接購入・送受信可能となった。ZEC統合によりBraveウォレットはBitcoinやEthereumに加え匿名性資産をサポートし、Android/iOS版も数カ月以内に対応予定である。ECC・Filecoin Foundationとの継続提携を通じ、Braveはプライバシー重視のブラウジングとマルチチェーン取引体験をさらに強化する方針である。

Brave Software Asiaは、LINEヤフーとの協力により、日本のユーザー向けに新たな取り組みを開始した。月間アクティブユーザー500万を超える中、より快適でローカライズされたインターネット体験の提供を目指す。ブラウザとLINEヤフーサービスの連携や、安全な広告体験の強化を通じて、日本のネット環境の向上に貢献する構えである。

Braveブラウザの翻訳機能であるBrave Translateでの対応言語が15から108か国に対応増加したことを発表した。中国語・ヒンディー語・アラビア語なども新たに追加され、プライバシーを保ったまま高品質な翻訳が可能である。Braveは自己ホスト型サーバーとLingvanexエンジンを用いて翻訳処理を行い、ユーザーの閲覧データは外部に送信されない。大手サービスに依存せず、安全かつ迅速な翻訳体験を提供する点で、他ブラウザとの差別化を図っている。

Braveは、ユーザーがプライバシーを尊重する広告を閲覧することでBasic Attention Token（BAT）を獲得し、コンテンツ制作者を支援できるRewards 3.0パートナープログラムを発表した。​このプログラムは、Bandit’s Badchain、CHOMP、Decentraland、GuanoCoin、Karate Combat、Pudgy Pop、SOL Incineratorなどのパートナーと協力し、BATの利用範囲を拡大し、Web3ブランドにプレミアムな露出を提供することを目指している。 ​