Ava Labs 情報（日本語要約）

Ava Labsは、開発ライブ配信シリーズ「Building On Avalanche」のエピソード2を2025年9月29日に配信する。この回では、AIインフラのKite、署名ツールのCubist、Snowpeerの新しいAPIなど、Avalanche上で未来を築く主要プロジェクトを紹介する。

Avalancheは、Web3でプロジェクトを立ち上げる方法を学べる無料の自己学習プログラム「Codebase Entrepreneur Academy」を開始した。このプログラムは、11のモジュールと4つの認証レベルで構成されており、Avalancheの専門家による実践的なレッスンが提供される。参加者は、プログラムを修了することで「認定Web3起業家」として卒業できる。

Avalancheは、Codebaseと共同で「Campus Builder Round Table Episode 7」を2025年9月25日に開催した。このイベントでは、Hack2Buildの受賞者や、Codebase Entrepeneur Academyのコーチが登壇し、Web3でのプロジェクト立ち上げ方法を専門家から学ぶ機会を提供した。また、Ava Labsの関係者も参加し、India Hack Seriesに関する情報共有が行われた。

Avalancheは、アジア最大級の資産運用会社であるMirae Asset Global InvestmentsとKBWでMOUを締結した。この提携は、3,160億ドルの資産を運用するMirae Assetと共に、ファンドのトークン化とオンチェーンでのファンド運用を推進することが目的となる。特に米国や香港を含む規制市場でのトークン化研究や、オンチェーンでのポートフォリオ管理プラットフォームの試験的導入に焦点が当てられている。

韓国のデジタル資産管理サービス会社BDACSは、ウリィ銀行と共同でウォンにペッグされたステーブルコイン「KRW1」をローンチした。これは、Avalancheブロックチェーン上で概念実証（PoC）を経てパイロット運用が開始されており、韓国の「デジタル資産基本法」の制定に向けた重要な一歩となる。KRW1は、1対1でウリィ銀行のエスクロー口座に預けられたウォンに裏付けられており、API連携によって準備金がリアルタイムで検証可能となる。

K-Popエンターテイメント企業のTitan Contentは、Avalanche L1上で新しいファンエンゲージメントアプリ「2GATHR」をローンチする。このアプリは、ファンがミッションやコンテンツを通してデジタルグッズを獲得し、お気に入りのアーティストと交流できるように設計されている。Avalancheのブロックチェーン技術を活用することで、透明性や所有権の証明といったメリットを、複雑な暗号資産の知識なしで提供する。このアプリのローンチは、7人組グループ「AtHeart」のデビューに合わせて行われる。

Ava LabsのMorgan Krupetsky氏は、RWAサミットで「プログラム可能なプライベートクレジットがフィンテックをいかに進化させるか」をテーマにパネルディスカッションを進行した。このパネルには、OatFiのMichael Barbosa氏、FenceのJuan Montero氏、ValinorのConnor Dougherty氏が参加した。オンチェーンでのプライベートクレジットがフィンテックに与える影響と、その実践的な側面について議論を行う。

音楽フェスティバル「ULTRA KOREA」は、Avalancheと提携し、フェスティバル体験をオンチェーン化する。EQBRの技術を活用することで、VVIPパッケージの支払いをステーブルコインで可能にし、海外からの参加者にもシームレスな決済を提供する。また、チケットには譲渡不可能なSBT（Soul Bound Tokens）を発行し、転売を防止するとともに、ブロックチェーン上で所有者を検証することでセキュリティを向上させる。

AvalancheのDeFiエコシステムが急速に回復し、TVLが4月以降2倍以上となり、21億ドルに達した。この成長は手数料を削減したOctaneアップグレードや、VanEck、SkyBridge Capitalといった大手金融機関からの資金流入が主な要因となる。特にSkyBridge Capitalは3億ドルの資産をAvalanche上でトークン化する計画であり、RWAトークン化の中心地としての地位を強化している。

Avalancheは、DeFiにEthenaのsUSDeとPendleのクロスチェーンPTを統合した。sUSDeは、BTC/ETHのロングとショートの組み合わせで価格を安定させる、利回りを得られるステーブルコインだ。Pendleは、このsUSDeをPT（元本トークン）とYT（利回りトークン）に分割し、固定利回りやレバレッジをかけた利回りをユーザーに提供する。これにより、Avalancheの高速で低コストなネットワーク上で、より高度な利回り取引が可能になる。

Avalancheは、サントリーと提携し、スコッチウイスキーブランド「ボウモア」のデジタルウイスキーコレクションを発表した。これは、NFTと結びつけることで、希少なウイスキーの所有体験をデジタル化する試みである。このプロジェクトでは、サントリーのAlex Kong-Sing氏らが参加するライブ配信が9月11日に実施され、収集の未来について語られた。

Real-World Asset（RWA）Summitが、2025年9月16日から17日にかけてニューヨークのブルックリンで開催される。このサミットでは、Ava LabsのMorgan Krupetsky氏が登壇し、Avalancheがトークン化されたファンドや、規制に準拠したインフラをどのように提供しているかについて語る。イベントは、資本市場とWeb3業界のリーダーを結びつけ、金融機関のブロックチェーンへの移行を促進することを目的としている。