はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン9万5千ドル目前に上昇、クラリティ法案と地政学リスクが追い風に|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(1/6日AM9時執筆)

ビットコイン(BTC)は年始以降、堅調な上昇基調を維持し、一時9万5千ドルに迫る水準まで上昇した(コインベース基準)。背景には、米国においてデジタル資産市場の枠組みを明確化する「クラリティ法案」の修正審議が予定されており、規制明確化への期待感が高まっていることが挙げられる。加えて、米国とベネズエラ間の地政学的緊張を受け、「ビットコインの有事買い」が進行した可能性が高い。

出典:Coinpost Terminal

関連:ベネズエラ政権、制裁回避でビットコイン蓄積の疑い 米凍結で供給減の可能性

1月5~6日相場状況

成行注文の動向を見ると、現物市場ではビットコインの買いが非常に強い状態が継続している(下画像青枠)。特に米国時間を中心に、押し目を待たずに買いが入る局面が目立っており、短期的な需給は明確に買い優勢である。

オプション市場では、コールオプションの建玉が急増したことを背景に、プット・コール・レシオ(PCR)が低下している(下画像黄色矢印)。これは市場参加者の投資家心理が強気に大きく傾いていることを示すものである。直近では10万ドル水準のコールポジションが顕著に積み上がっており、市場の目線が心理的節目である10万ドルに向かっていることがうかがえる(下画像赤枠)。

主要アセットクラスとビットコインの相関を観測期間2か月で比較すると、S&P500とは▲0.26、金(ゴールド)とは▲0.56と、いずれも弱い逆相関を示している。一方で、原油とは+0.73と強い相関がみられる。原油は2025年後半に軟調な状態が続いていたが、足もとでは産油国であるベネズエラを巡る地政学リスクの高まりを背景に価格が上昇しており、その値動きがビットコインと類似する形となっている。

また、米国債の長短金利差(10年債利回り-2年債利回り)が拡大傾向にあり、これによりステーブルコイン発行の収益妙味が高まっていることも、クリプト市場全体にとって追い風となっている。

関連:ビットコイン価格調整の底値は8万ドル台か? ビットワイズ分析

現状分析(1/6日AM9時)

過去の局面を振り返ると、軍事的・地政学的緊張の高まりを受けてビットコインは一時的に売られるものの、その後はリスクヘッジ資産として再評価され、力強く上昇する傾向が確認されてきた。直近の米国とベネズエラを巡る緊張関係においても、同様のパターンが観測されている。

加えて、クラリティ法案が可決されれば、米国の規制当局である証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)の監督責任が明確化される見通しである。これにより他産業の企業にとってもクリプト分野への参入障壁が低下し、価格形成に対してポジティブな影響を与えると考えられる。

関連:仮想通貨保有企業株、MSCI除外で約2兆円売却圧力 2026年1月に判断

  • 1/6日 米ISM製造業景気指数
  • 1/8日 米ISM非製造業景気指数
  • 1/9日 米雇用統計
  • 1/15日 クラリティ法 修正審議予定

関連:ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に

関連:2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:11
中国人民銀行、2026年に仮想通貨取引監視強化へ
中国人民銀行が1月5日から6日に開催した2026年工作会議で、仮想通貨取引の監視強化を重点業務として明記。2025年に詐欺・ギャンブル関連の資金管理と仮想通貨監督を強化したことを総括し、2026年も引き続き違法犯罪活動の取り締まりを継続すると表明した。
17:00
Binance Japan、TAO(ビットテンソル)国内初取扱いへ|仮想通貨AI銘柄の特徴と将来性
Binance JapanがBittensor(TAO)の国内初取扱いを開始。Bitcoin同型の供給設計を持つ分散型AIインフラ銘柄の特徴、将来性、リスクを解説。グレースケールのETF申請動向も紹介。
16:38
イーサリアム現物ETF、約178億円の純流入で3日連続プラス
イーサリアム現物ETFが1月6日に約176億円の純流入を記録し、3日連続のプラス。ブラックロックETHAが約307億円で主導。ビットコインETFは同日流出に転じた。
15:50
東証上場の北紡、ビットコイン累計保有量14.14BTCに 
東証スタンダード上場の北紡が暗号資産(仮想通貨)ビットコインの12月の購入状況を発表。2.6BTCを約3,654万円で取得し、累計保有量は14.14BTC(約2.3億円)に到達した。保有BTCの半分はSBIデジタルファイナンスのレンディングで運用中。
15:43
著名投資家ダリオ氏、2026年中間選挙で政策転換リスクに警鐘
ヘッジファンド大手ブリッジウォーター創業者のレイ・ダリオ氏が、2026年米中間選挙で共和党が下院を失う可能性を警告。政策の極端な揺れ動きを指摘し、仮想通貨業界でも政策転換への懸念が高まっている。
14:30
ビットコイン供給量3分の1が将来の量子攻撃に脆弱か、コインベース研究責任者が警告
コインベースのドゥオン研究責任者は、ビットコイン供給量の約32.7%が量子技術による攻撃に脆弱と警告した。米国およびEU当局は、2035年末までに重要インフラを対量子暗号に移行するよう推奨している。
13:45
米地域銀行、ジーニアス法改正を要求 取引所経由の利回りに懸念
米地域銀行団体が上院にジーニアス法改正を要請。コインベースなど取引所経由のステーブルコイン利回り提供を「抜け穴」と批判し、最大6.6兆ドルの預金流出と地域融資への悪影響を警告。仮想通貨業界は「預金流出の証拠なし」と反論。
13:35
リップル社長、IPO計画なしと再度明言
リップルのモニカ・ロング社長がブルームバーグのインタビューでIPOの計画がないと明言。昨年11月に企業価値400億ドルで5億ドルを調達しており、上場せずに成長資金を確保できる立場にあると説明した。
13:05
イーサリアムL2の永久先物取引所Lighter、トークン化株式を24時間提供へ 
イーサリアム上の分散型取引所Lighterがトークン化株式の永久先物市場を24時間提供開始。BitMEXも同様のサービスを発表。仮想通貨担保で米国株などに投資可能である。
12:55
仮想通貨の国際的税務報告基準『CARF』、日本で施行開始
2026年1月1日、暗号資産取引情報を各国税務当局間で共有する国際基準「CARF」が日本で施行。国内取引所の全ユーザーに税務上の居住地国の届出が義務化される。
11:22
ハイパーリキッド、2025年ユーザー数4倍増 取引高も倍増
分散型取引所ハイパーリキッドが2025年業績を発表。ユーザー数が30万人から140万人へ4倍増、24時間取引高は320億ドルに達した。外部資金調達なしで成長を実現し、全手数料をコミュニティに還元。HyperEVM導入など技術面でも大幅進展。
09:50
ソラナ、2025年のアプリ収益3700億円 過去最高を記録
仮想通貨ソラナが2025年の実績を発表した。アプリ収益3,700億円で前年比46%増となり、DEX取引高、ステーブルコイン供給量なども大幅成長している。詳細データで振り返る。
09:20
イーサリアム、ステーキングの退出待ちがゼロに
仮想通貨イーサリアムのネットワークは、6日にステーキングの退出待ちの数量がゼロになった。背景には財務企業やETFによるステーキング需要の増加があるとの指摘が上がった。
08:30
40億円超盗難の仮想通貨ウォレットへの攻撃者、イーサリアムの資金洗浄を継続
PeckShieldは、秘密鍵を悪用して約43億円を盗んだとする攻撃者の最新動向をXに投稿。5億円相当の仮想通貨イーサリアムを資金洗浄したことなどを報告した。
07:20
米MSCI、仮想通貨保有企業の指数除外案を見送り ストラテジー社などが残留へ
米MSCIがストラテジー社をはじめとする総資産の50%以上を仮想通貨で保有する企業の指数除外案を2月の見直しでは実施しないと発表した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧