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ゴールド46年ぶり急落率、ビットコインは反転上昇 トランプのFRB人事が揺らす金融市場|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(1/31日12時執筆)

ビットコイン(BTC)は31日、トランプ米大統領による連邦準備制度理事会(FRB)次期議長の指名を受け、金融市場全体が動揺したことから一時急落した。その後は買い戻しが優勢となり反転し、24時間比で一時約50万円幅の上昇を記録した。

一方で安全資産の代表格であるゴールド(金)は46年ぶりとなる歴史的な下落率を記録した。米株式市場も3日ぶりに反落しており、伝統金融市場ではリスク回避姿勢が強まった一日であった。

出典:Coinpost Terminal

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1月30~31日相場状況

デリバティブ市場を見ると、ビットコインはロングポジションに偏りがみられる(下画像赤枠)一方、イーサリアムはショートポジションに傾斜しており(下画像青枠)、主要2銘柄のポジションが対照的となる珍しい局面である。

ビットコインには、実物資産であるゴールドの代替先としての資金流入期待が意識されていると考えられる。他方、イーサリアムをはじめとするアルトコインは株式市場と歩調を合わせる形で下落しており、リスク資産としての性格が改めて確認される展開となった。

成行注文の動向を見ても、ゴールドが歴史的に売り込まれる局面においても、ビットコインは現物主導の買いが観測されている(下画像青枠)。

また、ビットコインと主要アセットクラスとの相関(観測期間2か月)を見ると、ゴールドとは-0.27と弱い逆相関を示している。さらに、S&P 500(-0.03)、原油(+0.10)などとも有意な相関性は確認されず、足元では独立した値動きが続いている。

関連:ビットコインの時価総額が一時世界11位に後退、金銀が首位

現状分析(1/31日12時)

今回のゴールド・シルバー急落相場は、ゴールドが落ちたから「デジタルゴールド」であるビットコインが落ちるという単純な因果関係で説明できるものではない。

本質的には、FRB人事を契機とした金融環境の引き締め方向への再評価が市場心理を冷やし、さらに金価格の急落による損失補填のための換金売りが市場全体へ波及したと考えるのが自然である。

関連:トランプ大統領、ビットコイン肯定派のウォーシュ氏を次期FRB議長に正式指名

現在は短期で下押し圧力が残っているものの、清算が一巡した局面で24時間365日取引が可能なビットコインが先に落ち着いた状況である。

関連:ビットコイン先物売られ過ぎ、金・銀は買われ過ぎ=JPモルガン

  • 2/3日 米ISM製造業景気指数
  • 2/6日 米雇用統計
  • 2/10~12 Consensus Hong Kong 2026

関連:キャシー・ウッド率いるARKが予想「ビットコイン時価総額2030年までに最大16兆ドル」

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
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