ベッセント長官に説明要求
米下院民主党議員41人は19日、スコット・ベッセント財務長官宛ての連名書簡を送付し、トランプ大統領に関連する仮想通貨企業ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLF)が申請している連邦銀行認可審査の実態について、1週間以内の回答を求めた。
WLFの子会社WTLCホールディングスは今年1月7日、通貨監督局(OCC)に対し全米信託銀行設立のための新規認可申請を提出した。認可が下りれば、同社は独自のドル連動ステーブルコイン「USD1」の発行・カストディ・換金業務を連邦規制下で一元管理でき、全米での機関投資家向けサービス展開が可能になる。USD1はすでに流通総額が33億ドルを超えている。
書簡を主導した下院外交委員会筆頭理事のグレゴリー・ミークス議員らは、WLFIが昨年、アラブ首長国連邦(UAE)の王族に株式の約49%を約5億ドルで売却し、そのうち約1億8,700万ドルがトランプ関連団体に流れたとするウォール・ストリート・ジャーナルの報道を根拠に挙げた。同王族はその後、米国からAI半導体輸出の承認を得ており、議員らは外国政府が銀行認可プロセスを通じて米金融システムへの影響力獲得を図っている可能性を問題視している。
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認可が実現すれば、WLFは州ごとのライセンス取得を経ずに全国で金融サービスを展開でき、USD1のブロックチェーン上での決済網が拡大する。一方、米国銀行協会などは「保険付き銀行に課される規制を回避しながら連邦認可の恩恵だけを享受できる二重基準が生まれる」と警鐘を鳴らしており、制度的な公平性をめぐる議論も深まっている。
ベッセント長官は2月初旬の議会証言で、OCCの認可プロセスは財務省から独立していると述べ、WLFの申請に関する詳細な質問への回答を拒否した。
議員らは今回の書簡で「外国政府や政治的に影響力のある投資家が銀行認可プロセスを利用して米金融システムへのレバレッジを得ないための保護措置は何か」「ホワイトハウスや行政管理予算局がOCCの認可判断にどの程度関与しているか」など3点の明確な回答を求めている。
今後の焦点は、ベッセント長官が2月26日の期限までに具体的な回答を示すかどうか、またOCCが通常120日程度とされる審査期間内にどのような判断を下すかに集まる。
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