メルカリが新機能『ビットコインつみたて』を導入 資産形成をより身近に

銀行口座と連携

株式会社メルカリの子会社であるメルコインは8月1日、フリマアプリ「メルカリ」で、銀行口座からの自動引落しでビットコインを積立てられる「ビットコインつみたて機能」の提供を開始した。

この新機能は、メルカリアプリのユーザー向けに段階的に提供されており、設定も簡単である。ユーザーはアプリ内で積立てる金額、頻度、日付を設定するだけで、自動的にビットコインの積立てが可能となっている。

出典:株式会社メルカリ

積立金額は1円から設定できるため、少額から気軽に始めることができる。また、メルペイに登録可能な800以上の金融機関に対応しており、普段利用している銀行口座と連携して自動積立てができる点も特徴だ。

さらに、メルカリポイントを利用してビットコインを積立てることも可能で、不要品を売却して得た資金を活用して、より気軽にビットコイン取引を行えるようになっている。

積立てたビットコインは、いつでもメルペイ残高に戻して「メルカリ」での買い物や「メルペイ」「メルカード」の支払いに使用することができる。

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資産形成がより身近に

メルコインは、暗号資産取引を資産形成の一つの手段として広めるため、2023年3月から「メルカリ」アプリ内でビットコイン取引サービスを提供してきた。このサービスでは、使わなくなったモノを売って得た売上金やポイントをビットコインに替えることができ、誰でも簡単に利用できるよう工夫されている。

2024年5月時点で、ビットコイン取引サービスの口座数は220万を超えており、そのうち84%のユーザーが暗号資産取引を初めて利用していることがわかっている。

ビットコイン取引サービスを利用するには審査が必要で、最短30秒で口座開設が可能。その後、すぐに積立て設定ができるようになっている。ただし、18歳未満や75歳以上の方はビットコイン取引サービスを利用できない。

今回の「ビットコインつみたて機能」の提供開始により、ユーザーがこれまで以上に手軽にビットコイン取引を通じた、資産形成がより身近になると期待されている。

昨今、少子高齢化や「人生100年時代」が叫ばれる中、長期的な資産形成の必要性が増している。今年1月から始まった新NISA制度もその後押しとなり、積立てニーズが高まっている。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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