ワールドコインのワールドID、ソラナブロックチェーンで利用可能に
Wormholeがブリッジ
サム・アルトマン氏の暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールドコイン」のオンチェーンIDである「ワールドID」が、ソラナ(SOL)上でも利用可能になった。
13日の発表によれば、ブロックチェーンの相互運用プロトコルであるWormhole(ワームホール)は、ワールドIDをソラナに導入する取り組みを成功裏に完了。これにより、ソラナの開発者はワールドIDをdAppsなどに導入し人間証明が可能となった。
ワールドコインは今回の発表で、「以前は技術的には他のチェーンでワールドIDを使用することは可能でしたが、イーサリアムの開発者だけがワールドIDの一意性と人間性の検証に簡単にアクセスできました。ワームホールの画期的な開発により、ソラナのプロトコルが、もともとイーサリアムで認証された人々のワールドIDをシームレスに認証できるようになります」と述べている。
ワームホールは6月下旬、ワールドコイン・プロジェクトの主要な支援者であるワールドコイン財団から助成金を受け取った経緯がある。
ワールドIDは、ワールドコインが個人に対して発行する人間性を証明するデジタルIDであり、ワールドIDを持つユーザーには仮想通貨WLDが定期的にインセンティブとして付与される。
ワールドIDを取得するには、ワールドコインの開発組織であるツールズ・フォー・ヒューマニティ(Tools for Humanity)が開発したオーブ(虹彩認証端末)で目の虹彩をスキャンし登録する必要がある。
ワールドIDの世界の登録者数は約600万人を超えている。
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