1日で90%の大暴落を見せた「Bitconnectコイン」、詐欺仮想通貨の疑いで米FBIが捜査に乗り出す
- 米FBI、詐欺仮想通貨の捜査開始
- 米連邦捜査局は20日、詐欺通貨の可能性が高いとされたことで1日で90%以上大暴落した「Bitconnectコイン(BCC)」について捜査開始を発表、被害に遭った投資家に情報提供を求めた。
米FBI、詐欺通貨BCCの捜査に乗り出す
米連邦捜査局(FBI)は20日、昨年1月に価格急落を見せた仮想通貨BitConnect(BCC)に関する詐欺の疑いで捜査を開始し、被害を受けたとされる投資家から情報提供を求めていることを発表した。
米FBIは、詐欺やポンジ・スキーム的な性質が見られたBitConnectについて、以下のように説明した。
FBIは、仮想通貨Bitconnectコイン(BCC)から被害を受けた投資家に対し情報提供を求めている。BCCはICOを通じて2016年11月に市場での流通が始まった。
2017年10月には、仮想通貨市場の全体8位に相当していたBCC。しかし同年11月には、英企業登記局が発行元のBitconnect社に対して、2ヶ月以内に事業の収益モデルを開示するように求めるなど不透明感が指摘されていた。
さらにその後、2018年1月には同通貨のポンジスキーム的な性質を指摘する文書が、テキサス州とノースキャロライナ州の規制当局から相次いで公開された後、BCC価格は急落。
このような指摘を受け、BCCを取り扱う主な取引所を運営していたBitconnect社は、取引所の運営を急遽停止し、評判が急悪化したBCCの市場価値は、大きく毀損することとなった。
また、2018年9月10日には、仮想通貨取引所TradeSatoshiがBCCの上場廃止を決めたことで、Bitconnect(BCC)を取り扱う取引所が無くなっている。
米FBIは、今週19日にも詐欺プロジェクトの見極め方について、海外メディアの取材の中で言及し、注目を集めていた。米SECも本日未登録ICOに対して取り締まりを行っていたことを発表しており、FBIを含めた米政府機関が仮想通貨詐欺プロジェクトやICOなどが積極的に詐欺プロジェクトに対する厳しい姿勢を見せていることは、健全な業界発展を願うプロジェクトにとっては必要な動きだと言える。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します