西仮想通貨企業、欧州でビットコインやXRP(リップル)での仮想通貨決済サービスを開始
- 欧州で仮想通貨決済を可能にするサービスが開始
- スペインの仮想通貨企業2gether社が主要仮想通貨での決済を可能にするデビットカードのローンチを発表した。ビットコインやXRP(リップル)など主要7つの仮想通貨銘柄をユーロに換金し欧州で利用が可能となる。
仮想通貨決済を可能にするデビットカードサービスが欧州で開始
スペインの仮想通貨企業2gether社が仮想通貨を換金してビザのデビットカードで決済を可能にする新たなサービスを開始したことが発表された。
2gether社はプリペイドのビザ・デビットカードを提供して仮想通貨をユーロ圏で手数料無しでの利用を促進するスペイン発の仮想通貨スタートアップ企業で、グローバル企業のKPMGやA.T.カーニーなどからアドバイスを受けている。
仮想通貨の利用をいつでも・どこでも可能にするビジョンの元、2getherデビットカード発行を発表した同社では先月行われたベータ版などのテストを経て以下のようなサービスを提供する。
・仮想通貨をユーロに変換、ビザカードでの支払いが可能に
ユーロと仮想通貨の残高を確認できるアプリ
差額(マークアップ)なしの簡単な仮想通貨の売買
アプリをダウンロード後、KYCプロセスを通ったユーザーは以下の取り扱い仮想通貨銘柄で決済が可能となる。(掲載は2gether発表順)
- イーサリアム
- ビットコイン
- XRP(リップル)
- ビットコインキャッシュ
- イオス
- ステラ
- ライトコイン
また将来的にはAIや機械学習技術を活用して、フィナンシャルマネジメント、製品の選択や投資判断をアシストする機能も追加していく方針であるとプレスリリースには明記されている。
2gether社CEOのRamón Ferraz氏は今回の発表に際して、以下のように述べた。
2getherは単純にドルやユーロと関わるだけではない、自分で資産を管理し、サービスを自分で選択することを可能にする未来の銀行を開発している。
現状、仮想通貨を保有者が自己管理した状態で流通市場での利用を可能にするサービスは現れていない。
さらに3月27日には独自通貨「2GT」のトークンセール販売を予定している。プレセールはEU市民が参加できるとのことで、Ferraz氏は「完成されたプロダクトを有した形でトークンセールを行う数少ない企業であることを誇りに思う」とコメントしていた。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します