ABC陣営のマイニングプールBTC.comがビットコインSVのマイニングを開始|現状から読み取る意図とは

BTC.com、ビットコインキャッシュマイニングの開始から読み取る意図
仮想通貨採掘大手Bitmain(ABC陣営)のメインマイニングプールのひとつBTC.comがBSVのマイニングを開始していることがわかった。その意図とはなにがあるのか?市場から大きな注目が集まる。

BTC.com、ビットコインキャッシュ(BSV)マイニングの開始から読み取る意図

仮想通貨採掘大手BitmainのメインマイニングプールのひとつBTC.comがBSVのマイニングを開始していることがわかった。WhatsOnChainのブロックエクスプローラーから明らかになった。BSVマイニングを行う意図は現在のところ不明である。

BTC.com、BSVマイニングの開始と意図

仮想通貨採掘大手BitmainのメインマイニングプールであるBTC.comは、 Bitcoin Cash(BCH)ネットワークのハードフォークを通して作成された仮想通貨であるBitcoin Satoshi’s Vision(BSV)のマイニングを開始した。

BTC.comは2019年7月からBSVのマイニングを開始しており、WhatsOnChainのデータを確認すると、ブロック”589437”と”589445”で採掘を確認することができ、数日経過したブロック”589651”でもBTC.comの名前を確認することができる。

BitmainのBSVとの過去の争いから検討しても、BTC.comがなぜBSVのマイニングを行なっているかは現在のところ不明である。

BSVのオンチェーン取引はここ数ヶ月増加しており、Bitmain(BTC.com)は単にブロック報酬を求めていると指摘する声も確認できる。これに対して、BSVコミュニティーはBTC.comの動きを「勝利」と見ているという。

なお、BTC.comは、昨年ハードフォークの時期にBitcoin Cash ABCを支持していたBitmainが所有するマイニングプールで、Roger VerのBitcoin.comに加え、CoinGeekとCraig Wrightとハッシュパワーを巡る「ハッシュウォー」を繰り広げていた。ハッシュウォーとは、双方が自身のネットワークハッシュレートの優位性を確保し、潜在的な51%の攻撃を防ぎ、BCHというティッカーをめぐる戦いである。

BTC.comによるBSVのマイニングは始まったばかりで、再び両陣営に新たな動きが見られるのか、市場からの注目も大きい。現時点で把握すべき、BSVのマイニングに従事するマイニングプールの過去と現在のデータを以下に掲載。同データを把握しておくことで、今後の変化についての分析と立ち回りの判断になると言えるだろう。

2019年4月時点

2019年7月時点

バイナンスの最新情報

ビットコインSV派のCoinGeek社が同社ブログで正式にハッシュ戦争を終了すると発表し、プロトコルレベルでのリプレイプロテクション導入は2019年の第1四半期頃になるだろうと予想した。また仮想通貨ビットコインSV(BSV)はCoinMarketCapで時価総額7位にランクインした。
仮想通貨マイニング大手ビットメイン社が、ビットコインが1年ぶりの高値を記録する中、新規株式公開(IPO)の再申請を計画していることが明らかになった。次は香港ではなく、米国で申請をする。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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