この記事でわかること
この記事では、暗号資産(仮想通貨)XRP(エックスアールピー)の基本的な特徴やメリット・投資リスクを押さえつつ、初心者でも安心して進められる「XRP購入の3ステップ」を詳しく解説します。さらに、知っておくと役立つ運用方法やセキュリティ対策、税金の基礎知識も網羅しています。
目次
XRP(エックスアールピー)とは?
XRPは、高速な国際送金と低コスト取引を実現するために設計された暗号資産です。XRP Ledger(XRPL)という独自のブロックチェーン上で動作し、3〜5秒で取引が完了します。
XRPの主要データ
XRP/円 長期チャート- 現在価格:約330円(2.1ドル)
- 時価総額:約20兆円(市場順位5位)
- 過去最高額:約513円(2025年7月)
- 循環供給量:約598億XRP(最大供給量:1000億XRP)
- セキュリティ:コンセンサス方式(RPCA)によるノード合意型検証 *2025年12月10日時点
データ元:コインマーケットキャップ
XRPの市場の注目と投資の期待
強み:ETF上場後も安定した資金流入が継続
2025年11月に米国で上場したXRP現物ETFは、取引開始以降の全営業日で純流入を記録しており、12月8日時点で累計約9億3,539万ドル(約1,459億円に達しています。上場初期としては堅調なペースです。直近の価格調整局面でも流入が継続している点は、ETFを通じた機関投資家の需要を示す材料となっています。
リスク:競合領域の拡大と市場構造の変化
送金・決済領域ではステーブルコイン市場の拡大や、ステラ(XLM)を含む競合チェーンの台頭が進んでおり、XRPが長期的に同分野での優位性を維持できるかは不透明です。特にUSDCなどは企業導入が加速しており、決済インフラとしての選択肢が増えている点は無視できません。こうした競争環境の変化が、将来的な実需や採用ペースに影響する可能性があります。
| 取引所 | ポイント | 取引方法 | 取引所手数料 | つみたて | ステーキング | レンディング | 最低取引単位 | 詳細 |
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取引所: 1 XRP以上
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販売所 取引所 レバレッジ |
メイカー -0.01%
テイカー 0.05%
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販売所: 1 XRP
取引所: 1 XRP
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メイカー -0.02%
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暗号資産(仮想通貨)XRPの買い方・購入方法
日本円で暗号資産XRPを購入するには、日本国内の暗号資産取引所の口座を開設する必要があります。
ここでは、コインチェックを例にXRPの購入方法を紹介します。
口座開設手順(コインチェックの場合)
コインチェックで仮想通貨を購入するまでの手順は、たった4ステップです。以下の順に沿って進めることで、初心者の方でも簡単にビットコインやイーサリアムの購入が可能です。
口座開設の準備
本人確認をスムーズに進めるため、以下を事前に用意しましょう。
- 本人確認書類(マイナンバーカード または 運転免許証)
- NFC対応スマートフォン(かざして確認の場合)
- メールアドレス、SMSが受信可能な電話番号
ステップ1:アカウント作成
- 公式サイトにアクセスして、メールアドレスとパスワードを登録
- 認証メールを確認してURLをクリックし、アカウントを有効化
ステップ2:本人確認(eKYC)
以下のいずれかの方法で本人確認を行います:
- 撮影方式:書類3面+自撮り動画を提出
- かざして確認:マイナンバーカードをスマホで読み取り
ポイント:スマホ対応かつ最短当日で審査完了するため、迅速に取引を始められます。
KYC(本人確認)は早めに
メールアドレスや基礎情報の登録だけでは、すぐにXRPを売買することはできません。KYC(本人確認)までは最低限済ませておき、できれば開設した口座に「日本円」を入金しておきましょう。
多くの暗号資産(仮想通貨)取引所が「eKYC(電子本人確認)」を導入しており、これを利用すれば、すべての手続きをオンライン上で完結できます。
免許証やパスポートでもeKYCは可能でが、マイナンバーカードの公的個人認証サービスを活用すれば、即時審査が完了するのでおすすめです。

オンラインで安全に本人確認を行う公的個人認証サービスの場合
ステップ3:日本円を入金
- 「ウォレット」から「JPY/日本円」を選択
- 銀行振込、コンビニ、またはペイジーを選んで入金
ステップ4:仮想通貨の購入(販売所形式)
販売所では、通販サイトやドラッグストアなどの店頭販売のように、仮想通貨交換業者と直接取引を行うため、基本的には「○○を○個買いたい!」というニーズに対応し、成行注文のかたちで売買が成立します。表示されたレートで即座に売買でき、操作方法もシンプルです。購入の流れとしては:
- 購入する仮想通貨を選択
- 日本円で購入金額を入力
- 「日本円で〇〇〇を購入」をタップ
これで希望する仮想通貨を買うことが出来ます。
購入レートはコインチェック側が決定するため、入力した「購入金額」で取得可能な仮想通貨の数量が自動的に算出されます。
※スプレッドが含まれるため、実質の取引価格に注意が必要です。
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*CoinPostからの申込限定、500円以上の暗号資産の購入者が対象| コインチェックの主なスペック | |
|---|---|
| 取扱い通貨 |
ビットコイン、イーサリアム、リップルなど35銘柄
|
| 取引方法 | 販売所 取引所 |
| 最低取引単位 | 販売所:500円相当額 取引所: 1 XRP以上かつ500円相当額以上 |
| 投資サービス | 積み立て 貸仮想通貨 ステーキング NFT IEO |
| 各種手数料 | 取引所のXRP取引手数料無料 |
| アプリの使い勝手 | シンプルで直感的な操作性|スマホ1つで取引完結 |
| SBI VCトレードの主なスペック | |
|---|---|
| 取扱い通貨 |
ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど36銘柄
|
| 取引方法 | 販売所 取引所 レバレッジ |
| 最低取引単位 |
販売所: 1 XRP 取引所: 1 XRP |
| 投資サービス | 貸暗号資産 積立 ステーキング |
| 各種手数料 | 入出金・暗号資産の出庫手数料無料。取引所のメイカー取引では「マイナス手数料」を導入。 |
| アプリの使い勝手 | シンプルなUIで、初心者でもスムーズに取引可能。 |
| ビットバンクの主なスペック | |
|---|---|
| 取扱い通貨 |
ビットコイン、イーサリアム、リップルなど44銘柄
|
| 取引方法 | 販売所 取引所 |
| 最低取引単位 |
販売所: 0.000001 XRP 取引所: 0.0001 XRP |
| 投資サービス | 信用取引 貸暗号資産 |
| 各種手数料 | 取引所のメイカー取引で「マイナス手数料」を採用。 |
| アプリの使い勝手 | 本格的なトレード機能を備えつつ、シンプルな操作性。 |
エックスアールピー投資の必須知識
取引所で口座を開設して売買を行う際に、初心者が知っておくべきことを解説します。
取引所と販売所の違い
仮想通貨の取引には「販売所」と「取引所」の2つがあります。
販売所では、業者から直接仮想通貨を購入するため手続きが簡単ですが、スプレッド(売値と買値の差)が大きい傾向があります。急な価格変動時にはさらに広がることがあるため、頻繁な売買をすると手数料負担が増える点に注意が必要です。
取引所では、自分で売買注文の価格と数量を設定できるため、有利なレートで取引できる可能性がありますが、操作がやや複雑です。
初心者はまず、長期保有や積立を目的とするなら販売所を利用し、慣れてきたら頻繁な売買やトレードに挑戦するときに取引所を検討するとスムーズです。取引所では指値注文や成行注文を活用することで、取引コストを抑えられます。
エックスアールピー(XRP)投資の税金
仮想通貨取引で生じた利益は原則「雑所得」として取り扱われます。日本円との売買で得た利益だけではなく、仮想通貨同士を交換したときに生じた利益やレンディングなどで得た報酬も課税対象となります。
雑所得に分類される仮想通貨取引での所得は、給与所得などの他の所得と合算した金額に対して税率がかけられます。税率は、所得が多いほど高くなる「累進課税」が適用され、下表の通り5%~45%の7段階に分かれています。住民税も合わせると最大で約55%の税率が課されます。

出典:国税庁
仮想通貨の損益計算に関して、届け出を出さない限り取得価額は「総平均法」で計算することになります。「総平均法」は簡単に説明すると、年度末に購入した価格をすべて足して購入数量で割り、そこから算出された平均価格と売却価格との差額を損益にする方法になります。
「ガチホ」のようにXRPを長期間保有している場合、年度ごとに平均取得額を出しておかなければ、いざ売却して大きな利益を得たときに正しい損益額を出すことが難しくなるため、注意が必要です。
届け出を出せば、取引ごとに暗号資産の平均単価を算出する「移動平均法」での計算が認められます。総平均法・移動平均法のどちらを利用しても、最終的な損益額は同じに収束しますが、年度ごとの損益額は変わるうえ、一度使用した計算方法は原則3年間変えることができません。
XRP(リップル)に関するよくある質問
Q1. 「XRP」と「Ripple(リップル社)」は同じものですか?
A. 違います。XRPはXRP Ledger上で使われる暗号資産(仮想通貨)であり、Ripple社は米国のフィンテック企業です。Ripple社はXRPを利用した送金サービス(ODL)などを展開していますが、XRPそのものを発行しているわけではありません。
Q2. XRPはどこで購入できますか?
A. 日本では、コインチェック、SBI VCトレード、bitbankなどの金融庁登録済みの暗号資産交換業者で購入可能です。国内取引所を利用することで、安全に日本円からXRPを購入できます。
Q3. XRPを送金する際のメリットは?
A. XRPは送金処理が数秒で完了し、手数料が非常に安いのが特徴です。特に国際送金では、従来の銀行送金よりも大幅にコスト削減・時間短縮が可能です。
Q4. XRPの歴史や背景を簡単に教えてください。
A. XRP Ledgerは2012年にリリースされ、Ripple社の創業者らによって開発されました。その後、クロスボーダー決済や流動性供給のユースケースが広がり、2020年にはXRPL Foundationが設立されるなど、オープンソースのエコシステムとして成長を続けています。
Q5. Ripple社のサービスでXRPはどのように使われていますか?
A. Ripple社が展開する「ODL(On-Demand Liquidity)」という国際送金サービスでXRPが利用されています。送金元の法定通貨を一度XRPに交換し、相手国で再び法定通貨に戻す仕組みにより、速く低コストで資金移動が可能です。
Q6. XRPに投資する際の注意点は?
A. 暗号資産は価格変動が大きいため、投資額は余裕資金の範囲で検討しましょう。また、税制面では暗号資産の売却益や交換益は雑所得に分類されるため、確定申告が必要になる場合があります。
Q7. XRPの今後の将来性は?
A. Ripple社はCBDCプラットフォームやRLUSDステーブルコインの発行など、新しい金融インフラの開発に取り組んでいます。これらの事業が拡大するにつれて、XRPの利用機会や需要が増える可能性がありますが、規制動向や市場環境によって左右される点にも注意が必要です。
📖 詳しくは:XRPの将来性と市場動向|SEC訴訟・ETF・価格予想を徹底分析
記事の監修者
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