ゲーム特化型ブロックチェーン
Oasysは、「Blockchain for The Games」をコンセプトにゲーム系IP(知的財産)ホルダーとゲーマー向けに構築されたゲーム特化型ブロックチェーン。
Oasysの初期バリデーター(承認者)には、スクウェア・エニックス、セガ、バンダイナムコ研究所、GREEなど国内最大手のゲーム企業やbitFlyerやAstarなどWeb3.0関連企業を中心に21社が提携・参画。
Oasysプロジェクトの「Founding Team(創設チーム)」は、以下のメンバー構成となった。
- 中谷 始氏(バンダイナムコ研究所 代表取締役社長)
- 上野 広伸氏(double jump.tokyo 代表取締役CEO)
- 國光 宏尚氏(gumi創業者/Thirdverse 代表取締役CEO)
- 内海 州史氏(セガ 取締役副社長)
- Gabby Dizon氏(Yield Guild Games 共同創業者)
初期バリデーターは、ブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかどうかを検証するノードのひとつとして機能するほか、次世代型Web3.0ゲームの研究・開発を模索する。
合意形成アルゴリズムPoS(プルーフオブステーク)を採用し、これまで大きな課題となっていたゲームプレイヤーの取引手数料(Gas代)無料化や取引処理の高速化を掲げる。
メインネットのローンチは3つのフェーズすべてで順調に進捗しており、イーサリアム仮想マシン(EVM)互換のL1「ハブレイヤー(Hub-Layer)」とL2「バースレイヤー(Verse-Layer)」が無事統合され、Oasysのエコシステムが完全稼働している。
Oasys(OAS)の主なトピック
Oasysが公式にIPを提供するゲーマーのためのNFTプロジェクト“OASYX”が22年12月に始動。シリーズ毎にレジェンドゲームクリエイターが世界観の監修役で登場するほか、国内外のさまざまなNFTプロジェクトとのコラボレーションも企画している。
NFT/ブロックチェーンゲーム専業開発会社double jump.tokyoが発行するシリーズ第一弾は、セガで格闘ゲームの「バーチャファイターシリーズ」や「シェンムーシリーズ」を手がけた鈴木裕氏が世界観を監修。アーティストGODTAIL氏がキャラクターデザインを担当したPFP型のNFTとなる。
22年11月30日に開始したOASトークンのパブリックトークンセールでは、半日で目標額を超えるコミットメントを達成。5日間で計60ヶ国の投資家が参加した。
また、「エコシステムの強化」を目的とした戦略的投資ラウンドには、ZOZOの創業者である前澤友作氏が設立したMZ Web3ファンドやゲーム大手のNexonなど以下の企業やファンドが参加。なお、具体的な資金調達額は非公開となっている。
Oasysは23年1月、分散型意思決定プロセスとしてガバナンスを立ち上げた。プロジェクトの分散化を図るとともに、ゲームやメタバースに特化したNFT(非代替性トークン)の相互運用目的の標準規格などブロックチェーンゲームの業界発展に向けて議論していく。
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24年1月には、辰年にちなんだ新しいビジョン「Oasys Dragon Update」を発表。このビジョンは「インターオペラビリティ」、「エコシステム」、「キラーコンテンツ」の三つの柱を含む。この戦略の下積極的にパートナーシップを展開している。
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