
Oasys(OAS)とは
ブロックチェーンやNFT、メタバースを活用するWeb3(分散型ウェブ)ゲームは、2025年も最も資金流入が活発な分野の一つです。この成長市場で注目を集めているのが、2022年2月に始動した日本発のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys(オアシス)」です。
Oasysの強みは「高速処理×ガス代ゼロ」というユーザーフレンドリーな設計にあります。そして、Ubisoft・SEGAといった世界的ゲームブランドが続々と参画。2024年8月にはSBIホールディングスとの資本・業務提携を実現し、業界内での地位を確立しました。
同年10月には公式ポータル「VersePort」が公開され、キャンペーン情報やステーキング機能が一元管理できるようになりました。さらに同月、UbisoftによるWeb3ゲーム第一弾『Champions Tactics: Grimoria Chronicles』がHOME Verseで正式ローンチし、大手パブリッシャーの参入がOasysエコシステムの実需拡大を加速させています。
本記事では、Oasysの技術的特徴とビジョン、独自のトークン経済設計を初心者にもわかりやすく解説します。ネイティブトークン「OAS」の将来性分析から、購入手順(国内外取引所の比較・口座開設の流れ)まで網羅します。「Web3 ゲームの波に乗りたい」「OAS を買ってみたい」という方は、まずここから概要をつかんでください。
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オアシス(OAS)の買い方
あわせて読みたい
Oasys エコシステムをもっと活用したい方は、キャンペーンポータル「VersePort」をチェック。VersePort は 24年10月ローンチ後、半年で登録ウォレット数が 25 万を突破。プロジェクト横断キャンペーンで月間 3,000 万 OAS 相当の報酬が分配されている。
現在開催中のタスク一覧、ステーキング手順、総額 1,000 万 OAS の報酬プログラムなどを詳しく解説しています。
- VersePort の使い方と参加メリット
- OAS ステーキングの手順と注意点
- セガ・Ubisoft の最新ゲームキャンペーン情報
- ポイントシステム&DeFi プロダクトで追加リワードを狙う方法
オアシス(OAS)取引所の比較表
おすすめ 取引所 |
おすすめポイント | アプリの特徴 | 販売所 銘柄数 | 取引所 銘柄数 | 取引所手数料 | 最低取引単位 | 入金手数料 | 出金手数料 | 出庫手数料 | 詳細 | 備考 |
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38 | 8 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
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Oasysの概要
Oasysは「Blockchain for Games」を掲げる、ゲーム専用のブロックチェーンです。2022年2月に構想が発表され、運営の中心はシンガポール拠点の Oasys Pte. Ltd.。ブロックチェーンゲーム My Crypto Heroesの開発陣をはじめ、国内外の大手ゲーム会社やWeb3企業が参加しています。
特徴は、高速処理とガス代ゼロを目指していること。プレイヤーはストレスなくゲームを楽しめ、開発者はゲーム内通貨やNFTアイテムを手数料なしで扱えます。さらに、マルチチェーン連携や他ゲームとのデータ共有も想定されており、メタバース時代の“ゲームハブ”を目指しています。
仮想通貨OASの価格動向
指標 | 値 |
---|---|
価格 | 約2.0 円 |
過去最高値 | 約20.6 円(2024年2月13日) |
時価総額 | 約 82 億円(473 位) |
流通 / 総供給 | 41.1 億 / 100 億 OAS |
X フォロワー数 | 5 万 |
OAS は Oasys エコシステムの基軸トークンです。ゲーム内決済・NFT 取引に使われる〈支払通貨〉であると同時に、Verse 開設デポジット(最低 100 万 OAS)とValidator ステーキング(最低 1,000 万 OAS)により大量の OAS がネットワーク内でロックされる仕組みを持っています。タイトル追加やバリデーター増加=供給ロック強化となるため、「採用拡大 = 需給タイト化」という構造が価格の下支え要因です。
主なプレーヤーと OAS の役割
- Verse Builder:デポジットを預けて新 Verse を開設し、プレイヤーに“0ガス”環境を提供。
- Validator / デリゲーター:ネットワーク維持のため OAS をステーク。報酬は OAS で受取。
- 開発者:ゲーム内通貨・NFT(o/v/ex FT/NFT)を発行し、他チェーンとも接続。
- プレイヤー:ガス代ゼロでゲームを楽しみ、アイテム売買に OAS を使用。
- ガバナンスホルダー:提案・投票で資金用途や発行スケジュールを決定。
仮想通貨オアシス(OAS)への投資に
プロジェクトチームや関連企業
創設チーム
Oasysプロジェクトの「Founding Team(創設チーム)」には、以下のメンバーが参画しています。
初期バリデータ(承認者)としては、22年のメインネットのローンチ時に株式会社スクウェア・エニックスを含む合計21社がブロックチェーンの運営に参加。その後、ソフトバンク・KDDI・MIXI・Rakuten Wallet … 企業バリデーターとしてネットワーク維持に参画している。
これらのゲーム会社やWeb3関連企業、団体がブロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかを検証するノードバリデータとなります。

出典:Oasys
まずは21社の運営企業でブロックチェーンのメインネットをローンチし、その後に数を増やしていくと説明しています。
提携企業
運営に参加する企業以外にも、Oasysは提携を進めています。22年6月日には、メタマスクの連携を視野に、大手ソフトウェア企業「ConsenSys」と提携。23月の7月にはOasysの運営に参加する「double jump.tokyo」もConsenSysと提携し、メタマスクを活用した、Oasysにおける最適なWeb3ゲーミングウォレットの開発に取り組むとしました。
SBIホールディングスとの提携でOasysエコシステムを強化
SBIホールディングスは24年8月、Oasysと戦略的業務提携を締結。OasysはSBIホールディングスからの資金調達を行い、SBIグループの豊富なリソースを活用して、OASトークンの流動性向上やエコシステムの強化に注力していくとしています。
"Trust must be built and earned, especially by big names".
— Oasys Blockchain (@oasyschain) April 15, 2025
With @sbigroup’s backing and Oasys’s focus on scalability, efficiency, and mainstream adoption.$OAS is positioned to redefine how blockchain operates in the real world, by enabling tokenization of real-world assets…
関連:OasysとSBIホールディングスが提携 日本発Web3ゲームエコシステムを強化
資金調達
Oasysの資金調達については、22年7月のトークンセールで、約25億円(2,000万ドル)を調達。Republic Capitalが投資ラウンドを主導し、GREEやCrypto.com、bitbankらが出資しました。
With the participation of notable investors such as Jump Crypto, https://t.co/3r7F4HH9z4, Huobi, Kucoin, https://t.co/Z8Axywpg7Z, bitbank and Mirana Ventures.
— Oasys🏝Gaming chain (@oasys_games) July 6, 2022
2/3 pic.twitter.com/HJWMJmlozP
Oasysの仕組み
Oasysは「Hub-Layer(Layer 1)」と「Verse-Layer(Layer 2)」の二層構造から成る独自アーキテクチャを採用しています。Hub-Layerはネットワークのセキュリティやトークン保管を担い、Verse-Layerはゲームごとのトランザクションを高速・無料で処理する領域です。開発者は自分のゲームを既存のVerseに配置するだけでなく、新たなVerseを立ち上げて独自の設定を施すこともできます。
ブロック生成は環境負荷の小さいPoS(プルーフ・オブ・ステーク)で行われ、イーサリアム互換性を備えているため、既存のEVMアプリをスムーズに移植できます。ユーザーはガス代を気にせず遊び、開発者は拡張しやすい――これがOasysの仕組みの核心です。
Oasysで発行できるトークン
Oasysでは、ゲーム設計に合わせて3種類のトークンを使い分けられます。
vFT / vNFT は Verse-Layer専用。ゲーム内通貨や限定アイテムの発行に最適で、Verseの外には持ち出せません。
oFT / oNFT は Hub-Layer起点。Oasys全体で利用できるほか、ブリッジ機能でイーサリアムなど外部ネットワークへも移動できます。ゲーム間コラボや二次流通を想定したトークンに向いています。
exFT / exNFT は外部チェーン発行トークンをOasysへ取り込んだもの。既存資産をOasysゲームに持ち込む際に使用します。
この柔軟なトークン設計により、プレイヤーはゲーム内外で資産を自由に移動でき、開発者は経済圏を拡張しやすくなります。
仮想通貨オアシス(OAS)への投資に
Oasys が公開した 「Vision Map」 は、2023 年から 2028 年を三段階で描き、最終的に2028 年 12 月の「DAO 完全移行」 をゴールに据えています。
- Step 1(〜2023.6)
Launch & Token Distribution
PJT 20+ / DID 100 万+
メインネット稼働と取引所上場を完了。 - Step 2(〜2024.6)
Ecosystem Growth
PJT 100+ / DID 1,000 万+
ZK-rollups と ETH2.0 互換を追加し、ゲームタイトルを 100 本規模へ拡大。 - Step 3(2024.6〜)
Mass-Adaptation
PJT 1,000+ / DID 1 億+
一般ユーザー 1 億人規模を視野に入れたマスアダプション段階。
現状はどこまで来た?

出典:OASYS NAVI
公式ポータルによれば、現在までに67 以上のゲーム/サービス が公開済みです。PJT 100+にはまだ届かないものの、Ubisoft や SEGA の AAA 級 IP 参入で増加ペースが加速しています。
- Ubisoft タイトルの正式ローンチ
2024 年 10 月、『Champions Tactics: Grimoria Chronicles』が HOME Verse で公開された。AAA パブリッシャー初の Web3 ゲーム実装により、OAS 決済需要と新規ユーザー流入が直結している。:contentReference[oaicite:0]{index=0} - 大手企業のバリデーター参画
SoftBank、KDDI、MIXI、Rakuten Wallet などがバリデーターとして加わり、ネットワークの信頼性が飛躍的に向上した。:contentReference[oaicite:1]{index=1} - VersePort エコシステムの急成長
2024 年 10 月にリリースされた公式ポータル VersePort は、半年で登録ウォレット数が 25 万を突破。月間 3,000 万 OAS 相当の報酬が分配されており、タイトル横断キャンペーンが継続的な資金流入を生んでいる。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
Vision Map をどう“超える”か?
Step 2 のPJT 100+ は 2025 年内に到達が見込まれます。さらに外部 L2 連携を前提とする 「Verse-as-a-Service」構想が浮上しており、Quantum Chain や LayerZero といったプロジェクトを Oasys 側へ“逆輸入”する形でタイトル数と質の同時拡大を狙う。
また 2024 年 5 月には TOKIとの ZK-IBC ブリッジ が稼働し、アバランチ や BNB など外部チェーンとのネイティブ接続が段階的に解放されており、オンチェーン流動性の拡大により、OAS とゲーム内資産の可搬性が飛躍的に高まる見通しです。}
仮想通貨オアシス(OAS)への投資に
オアシス(OAS)取引所の詳細
SBI VCトレードの口座開設方法

本人確認書類の提出方法は3種類あるため自身に合った方法を選択しましょう 出典:SBI VC トレード
SBI VCトレードでオアシス(OAS)を購入するには、まず口座開設を行う必要があります。 口座開設には下記のものが必要になるため、あらかじめ準備しておきましょう。
- メールアドレス
- 電話番号
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書から1点)
口座開設にあたり、まずはメールアドレスを登録します。「個人のお客様」を選択し、メールアドレスを登録、確認メールを送信しましょう。確認メールが届いたら、メール内に記載されている認証用のURLを開き、パスワードを設定します。
パスワード設定後にSMS認証か電話認証を行い、認証コードを入力したあとに、氏名や住所などの基本情報入力を行います。
基本情報入力後に、情報と合致する本人確認書類を提出します。運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書などの本人確認書類を撮影しアップロードしたあと、本人確認書類と一緒に自撮り・セルフィーを行い、本人確認手続きを行います。
本人確認手続きが終了したら、取引所による口座開設審査が行われ、審査が完了すれば口座が開設されます。
オアシス(OAS)を購入するための入金方法
オアシス(OAS)を購入するには、SBI VCトレードの取引口座に日本円を入金する必要があります。「入出金」と記載がある部分をクリック・タップし、「日本円を入金」を選択しましょう。
入金したい金額と銀行を選択し、「金融機関サイトへ」を選択し、自分の選んだ金融機関のサイトからSBI VCトレードへ入金の操作を行い、既定の振込タイミングまで待てば入金が完了します。
オアシス(OAS)の買い方・購入方法
SBI VCトレードでは、「販売所」でXRPを購入することができます。

販売所の利用画面 出典:SBI VCトレード
「販売所」は、SBI VCトレードが決めた価格で売買が行えます。「販売所」はシンプルで簡単な操作が可能で、初心者でも安心して取引することができるでしょう。「販売所」では、OASを選択し、購入する数量を入力した後、購入をクリック・タップすれば、OASが購入できます。
〈仮想通貨オアシス(OAS)を購入、投資するなら、操作が簡単・ステーキングも便利なSBI VCトレードがおすすめ。〉
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現在開催中のタスク一覧、ステーキング手順、総額 1,000 万 OAS の報酬プログラムなどを詳しく解説しています。
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