シバイヌ(SHIB)は世界的に有名なミームコインの1つで主に送金や決済で利用されている。「ジョーク通貨」として作られたため、明確な目的があって開発された暗号資産(仮想通貨)ではないが、現在では知名度が拡大しNFT、DEXで開発が進められている。「Ryoshi」と名乗る匿名の開発者によって開発され、2020年7月に発行が開始された。
Ethereumのブロックチェーン上で発行されており、コンセンサス・アルゴリズムはProof Of Stake。保有している基軸暗号資産の量が多いほどブロック生成(承認)の成功確率が上昇する承認方式を採用している。
価格
- 現在価格(2025年8月12日時点):約 0.000013ドル(約 0.0019円)
- 年初来高値(2025年3月):約 0.000015ドル(約 0.0022円)
- 年初来騰落率(YTD):−35%
- 過去最高値(2021年10月):約 0.000088ドル(約 0.013円)
価格予想
24年6月:シバイヌ(SHIB)のDeFi市場の利便性が拡大、ShibaSwapの進化
時価総額|関連銘柄
シバイヌ(SHIB)の時価総額は2025年8月時点で約76億ドル(約1兆1,200億円)、ミームコイン・セクターの中では2位に位置する。同セクターで1位のドージコイン(DOGE)の時価総額は約339億ドル(約5兆円)。3位はペペコイン(PEPE):約48億ドル(約7,000億円)が追従する。
主な出来事
- 2022年3月:SHIBUYA109、「ザ・サンドボックス」に「SHIBUYA109 LAND」開設を発表
- 2022年11月:ビットポイント、国内初のSHIBトークン取り扱い開始へ
- 2024年6月:シバイヌ(SHIB)のDeFi市場の利便性が拡大、ShibaSwapの進化
- 2025年1月:シバイヌ(SHIB)、1月に新ガバナンストークン「TREAT」リリースへ
エコシステム支援組織
シバイヌの創業者であるRyoshi氏からリード開発者であるShytoshi Kusama氏に引き継がれており、「ShibArmy」と呼ばれるコミュニティがプロジェクトを牽引している。創設者や開発チームに初期トークンが割り当てられておらず、分散型のトークン供給がされている。
シバイヌのマーケティングリードであるルーシー氏は2024年8月にX(旧Twitter)で分散型自立組織(DAO)の立ち上げを準備していると発表した。これによって、保有量に関わらず、すべてのホルダーがコミュニティの方向性に関して意見を持つことができ、ガバナンスに参加ができるようになる。
トークンアロケーション
シバイヌの初期流通量は、発行上限の1,000兆SHIBのうち50%は分散型取引所(DEX)のUniSwapで流通し、残りの50%をイーサリアム発明者のVitalic Buterin氏に分配された。
Vitalic Buterin氏は50兆SHIB(当時10億ドル相当)をインドのコロナ暗号救済基金やAIの安全性研究に特化した博士課程などの慈善事業に送金した。その後、総供給量の40%程を秘密鍵のないウォレットに送金しバーンした。このウォレットが最大の保有者である。
- 資金調達総額約1,200万ドル
- 大規模な投資ラウンド:2022年4月、1,200万ドルの私募トークンセール
- フォロー投資家(Tier2):Animoca Brands、Shima Capital、P2 Ventures(Polygon Ventures)、Mechanism Capital、Kenetic Capital、DWF Labs
- フォロー投資家(Tier3):Morningstar Ventures、Big Brain Holdings、Forest Ventures、Cypher Capital、Woodstock Fund
- フォロー投資家(Tier4):Comma3 Ventures、Stake Capital Group、Primal Capital、Spirit DAO、Hercules Ventures、STIX、Illuminati Capital