シバイヌ(SHIB)は世界的に有名なミームコインの1つで主に送金や決済で利用されている。「ジョーク通貨」として作られたため、明確な目的があって開発された暗号資産(仮想通貨)ではないが、現在では知名度が拡大しNFT、DEXで開発が進められている。「Ryoshi」と名乗る匿名の開発者によって開発され、2020年7月に発行が開始された。
Ethereumのブロックチェーン上で発行されており、コンセンサス・アルゴリズムはProof Of Stake。保有している基軸暗号資産の量が多いほどブロック生成(承認)の成功確率が上昇する承認方式を採用している。
価格
- 年初来高値(2025年1月):0.000024ドル
- 年初来騰落率(YTD):-2%
- 過去最高値(2021年10月):0.00008845ドル(約0.014 円)
価格予想
24年6月:シバイヌ(SHIB)のDeFi市場の利便性が拡大、ShibaSwapの進化
時価総額|関連銘柄
シバイヌ(SHIB)の時価総額は2025年1月時点で約120億ドル、「ミームコイン」セクターの中では2位に位置する。同セクターで1位のドージコイン(DOGE)の時価総額は約530億ドル。3位のぺぺコイン(PEPE)の時価総額は約66億ドル。以降は、dogwifhat(WIF):約20億ドルが追従する。
主な出来事
- 2021年10月:SHIBA INU(SHIB)が前週比+360%、時価総額TOP20入り
- 2022年3月:SHIBUYA109、「ザ・サンドボックス」に「SHIBUYA109 LAND」開設を発表
- 2022年11月:ビットポイント、国内初のSHIBトークン取り扱い開始へ
- 2024年6月:シバイヌ(SHIB)のDeFi市場の利便性が拡大、ShibaSwapの進化
エコシステム支援組織
シバイヌの創業者であるRyoshi氏からリード開発者であるShytoshi Kusama氏に引き継がれており、「ShibArmy」と呼ばれるコミュニティがプロジェクトを牽引している。創設者や開発チームに初期トークンが割り当てられておらず、分散型のトークン供給がされている。
シバイヌのマーケティングリードであるルーシー氏は8月25日にX(旧Twitter)で分散型自立組織(DAO)の立ち上げを準備していると発表した。これによって、保有量に関わらず、すべてのホルダーがコミュニティの方向性に関して意見を持つことができ、ガバナンスに参加ができるようになる。
トークンアロケーション
シバイヌの初期流通量は、発行上限の1,000兆SHIBのうち50%は分散型取引所(DEX)のUniSwapで流通し、残りの50%をイーサリアム発明者のVitalic Buterin氏に分配された。
Vitalic Buterin氏は50兆SHIB(当時10億ドル相当)をインドのコロナ暗号救済基金やAIの安全性研究に特化した博士課程などの慈善事業に送金した。その後、総供給量の40%程を秘密鍵のないウォレットに送金しバーンした。このウォレットが最大の保有者である。
- 資金調達総額約1,200万ドル
- 大規模な投資ラウンド:2022年4月、1,200万ドルの私募トークンセール
- フォロー投資家(Tier2):Animoca Brands、Shima Capital、P2 Ventures(Polygon Ventures)、Mechanism Capital、Kenetic Capital、DWF Labs
- フォロー投資家(Tier3):Morningstar Ventures、Big Brain Holdings、Forest Ventures、Cypher Capital、Woodstock Fund
- フォロー投資家(Tier4):Comma3 Ventures、Stake Capital Group、Primal Capital、Spirit DAO、Hercules Ventures、STIX、Illuminati Capital
シバイヌの将来性
ロードマップ
2024年2月にシバイヌのマーケティングリードであるルイス氏がX(旧Twitter)でロードマップを発表した。現在プロジェクトを担当するチームが2024年末までにすべてのエコシステムプロジェクトを完了する計画である。エコシステムプロジェクトの内容は
- Shibariumチェーン上のdAppの利用の改善
- 成長を促進するための重要なパートナーシップの確立
これらプロジェクトによって、ShibariumやガストークンのBONE、シバイヌトークンに効果的な影響を与えることができると述べられている。
期待される今後の動向
シバイヌのマーケティングリードであるルーシー氏は8月25日にX(旧Twitter)で分散型自立組織(DAO)の立ち上げを準備していると発表した。SHIB保有者全員が保有量に関係なくコミュニティの方向性を決める発言権が与えられ、SHIBのガバナンス構造は慈善評議会と文化遺産評議会の2つの主要な評議会によってサポートされる。
2つの主要な評議会は、慈善活動からSHIBの独自の文化の保存を実施しコミュニティの取り組みを主導する。シバイヌコミュニティが推進してきた価値観に忠実であることが今後保証される。
今回のシバイヌDAOの発足によって分散型イニシアチブの力を示し、分散型プロジェクトが金融とガバナンスの両面を再定義するための土台を築くことを目標にする。DAOがDoge Killer(シバイヌエコシステムにおけるトークン)とShiboshis(シバイヌが生成したNFT)の存在を強化し両方の資産の価値が高まることが期待される。
投資リスク、懸念材料
2024年9月5日にシバイヌのガバナンス提案の対象となっていたシバイヌDAO関連のイーサリアムがシバイヌチーム外の人物によって盗難されたことが明らかになった。9月1日から使い道を決めるためのコミュニティ投票が行われていた37.5ETHで3つのウォレットに分割された後に暗号資産取引所のKrakenとCoinbaseに送金されていることが判明した。
流通量の80%以上が上位100人の保有者に集中しており、中央集権的な循環環境であることが示唆されている。上位100人の保有者の今後の動向によって価格が変動するリスクが存在する。
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拡大するSHIBエコシステム
SHIBコミュニティではまた、独自のNFT(非代替性トークン)や、「ShibaSwap」というDEX(分散型取引所)もローンチ、エコシステムが急速に発展しています。
公平(フェア)なローンチ
SHIBの初期のトークン分配では、総発行量の50%をイーサリアム基盤の大手分散型取引所UniSwapにロックアップし、残りの50%はイーサリアム創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏のアドレスに勝手に送信しました。
ブテリン氏が総供給量の半分を所有する形となりましたが、ブテリン氏は送られてきたSHIBの90%(約6億ドル)を破棄し、残りの50兆SHIBをインドの慈善団体などいくつかの非営利組織に寄付しました(21年5月)。
SHIBトークン公式ホームページに掲載されている「WoofPaper」(ホワイトペーパーのパロディ)によると、ブテリン氏は21年5月12日、インドの新型コロナウイルス救済基金に10億ドル(約1150億円)分のSHIBトークンを寄付したとされています。
SHIBの注目点
1. 顕著な成長と強力なコミュニティ支援
シバイヌ(SHIB)は2021年1月から10月にかけて、約2700万パーセントの価格上昇を遂げました。仮に1000円を投資していた場合、わずか10ヶ月で27000.1万円以上になった計算になります。
SHIBの成功は、ShibArmyと呼ばれる熱心な支持者と、価格上昇を後押しするオンラインのインフルエンサーによる強力なコミュニティからの支援によるものです。特に、公式X(旧Twitter)アカウントは380万人のフォロワーを持ち、Solana、Cardano、さらにEthereumといった他の主要なコインを上回る人気を誇ります。これらのプラットフォーム上での活発な参加とサポートが、プロジェクトの認知度と人気の向上、新たな投資家の獲得につながっています。
2. 独自の経済圏の形成とDeFiの利用しやすさ:
一部ではパンプ・アンド・ダンプ(価格吊り上げとたたき売り)の仮想通貨と見なされがちなSHIBですが、その公式ウェブサイトによると、Shibaトークンは「犬種の人気と暗号コミュニティとの共鳴により、人々の心を捉えた活気あるエコシステムへと進化した分散型ミームトークン」です。
SHIBを含む複数のトークン(LEASH、BONE、TREAT、SHI)を用いて独自の経済圏を築いていきます。LEASHは限られた供給量(107,646トークン)でエコシステムのサポーターへの特典提供に、BONEはガバナンストークンとして設計され、Shibariumネットワーク上での手数料支払いや報酬分配に利用されます。TREATは報酬として、ステーブルコインSHIは2022年にリリース予定でしたが、2024年1月現在まだ公開されていません。
3. レイヤー2展開とバーンメカニズム:
Shibariumは、イーサリアム ブロックチェーン上で動作し、そのセキュリティとインフラストラクチャを活用しながら、独自のイノベーション層を導入しています。Shiba Inu はミームコインとして人気を集めましたが、Shibarium の出現により、より多用途で機能的なエコシステムへと進化しています。
Shibariumで徴収されたBONEトークンの70%はEthereumブロックチェーンに移動され、市場からSHIBトークンを購入し、その後焼却することでSHIBの総供給量を減少させ、トークンの希少性を高めることに貢献します。このバーンメカニズムは、SHIBトークンの価値を長期的に支えるための重要な戦略の一つです。
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シバイヌの買い方1、投資目的に合わせた取引所選び
これからシバイヌを買いたいが、どの取引所が良いか分からない人・買い方が分からない投資家向けに、簡単なガイドをご用意しました。
シバイヌは世界的に有名な暗号資産であり、日本国内で複数の取引所で扱われています。自分のニーズや投資目標に最適な取引所を選ぶためには、取引所の特徴を理解することが重要です。以下、投資スタイルに合わせた取引所の選び方について4つのポイントを提供します。
1. 現物取引と積立投資
シバイヌの購入方法には、Eコマースサイトのようにシンプルに購入できる「販売所」や、株式取引のような本格的な「取引所」があります。現物取引をする際は、手数料の低さや利用のしやすさに注目しましょう。また、市場の変動に左右されずに投資を開始できる「積立投資」は、初心者に適した方法です。
2. 取引機能とレバレッジ
シバイヌを購入する方法は多岐にわたり、レバレッジ取引は少ない資本で大きな取引を可能にします。短期的な価格変動から利益を得ようとする積極的な投資戦略を求める方に適しています。PCで高機能なツールを提供する取引所もありますが、操作が簡単で直感的なインターフェースを提供する初心者向けの取引所もあります。
3. レンディング
他者に貸し出して金利を受け取るレンディングは、受動的な収益を求める方に適しています。ただし、元本割れのリスクがあることに留意してください。取引所を選ぶ際には、報酬率や条件をよく確認しましょう。
4. NFT、Web3ゲームへのアクセス
Web3ゲーム、NFT利用などに興味がある方は、取引所から自分のウォレットに暗号資産を移動して、マーケットプレイスやゲームにアクセスする必要があります。迅速な出庫サポートと多様なブロックチェーンへの対応を提供する取引所を選びましょう。
適切な取引所を選択することは、投資体験を簡単にする鍵となります。このガイドが、シバイヌ取引を始める際の参考になれば幸いです。