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シバイヌトリート(TREAT)とは?特徴・買い方・将来性を解説

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シバイヌトリート(TREAT)とは?

Shiba Inu TREAT(TREAT)は、Shiba Inu(シバイヌ;SHIB)エコシステムにおける4番目かつ「究極のトークン」とされます。これまでのSHIB・BONE・LEASHを補完し、報酬トークンやガバナンストークン、さらには決済手段としても機能することが期待されています。2025年1月の正式リリース直後から、エアドロップ戦略を仕掛けて注目を集めている新興の暗号資産(仮想通貨)です。

この記事では、TREATの基本情報、プロジェクトの特徴、価格推移、リスクなどを詳しく解説します。

💡TREATの取引方法
  1. メタマスクウォレットを準備
  2. 国内取引所でイーサリアム(ETH)を取得
  3. DEX(Shibaswap等)で購入する

TREATの購入用に、イーサリアム(ETH)を調達したい方に

目次

1. Shiba Inu TREATの基本情報

項目 内容
トークン名 Shiba Inu TREAT(TREAT)
発行基盤 Ethereum(ERC-20)
時価総額 約1000万ドル(約16億円)、市場ランキング3000位*
最高値/現在価格 最高値:0.0195ドル(2025年1月25日)
現在:0.010ドル*
主な取引所 ShibaSwap, Uniswap(DEX)
Bitget、KuCoin、Gate.io(海外市場)
*データ参考:CoinGecko(2025年2月6日時点)

既存トークンとの関係

出典:shib.io

  • SHIB:基軸ミームトークン・コミュニティシンボルTREAT。はSHIBの「代替」ではなく、補完的なものと位置付けられます。
  • BONE:Shibariumレイヤー2のガス手数料トークン。ShibaSwap上の報酬トークンでもあったが、後者は今後、TREATに置き換えられる。
  • LEASH:供給量約10万枚、希少性重視の特権的トークン(NFTミント優先権など
  • TREAT:veTREATによる新ガバナンス、SHIB Pay、メタバース報酬など幅広い用途を持つ多目的トークン

2.主な特徴とエコシステムでの役割

報酬トークン(WOOF / Farming 2.0)

TREATは、ShibaSwapで流動性を提供したユーザーやステーカーへ報酬として付与されます。これを「WOOF」と呼ぶケースもあり、Farming 2.0と銘打たれた新報酬システムでは、以下のようなアップデートが検討されています。

  • 動的ゲージ投票(Dynamic Gauge Voting):投票ロック(veTREAT)したユーザーが報酬配分を決定する仕組み。流動性プールごとにどれだけの報酬を割り当てるかが、コミュニティ投票によって動的に変化するため、公平かつ自律的なDeFiの実現が目指されています。

ガバナンストークンとしての機能

  • veTREAT(投票ロック):ユーザーがTREATを一定期間ロックすることで獲得する“投票権”を使い、エコシステムの意思決定に参加できます
  • エコシステム意思決定:ShibaSwapでの報酬設計や新機能導入、コミュニティファンドの使途など、プロジェクト全体の重要事項をveTREAT保有者の投票で決定する仕組みが導入される予定です。

決済・ユーティリティ

  • Web3決済(SHIB Pay):ネットワーク上の支払い手段としてTREATを活用。具体的には、オンライン決済やメタバース内での経済活動を円滑にする狙いがあります。
  • ゲーム/メタバース:Shiba Eternity(カードゲーム)やSHIB: The Metaverseの報酬トークンとしても利用される計画が進行中。ゲーム内での報酬分配やアイテム購入など、幅広いユースケースを見込んでいます。

TREATの購入用に、イーサリアム(ETH)を調達したい方に

3. エアドロップの背景と価格動向

TREATはローンチ時、ホワイトリスト制度を採用したエアドロップが行われました。BitgetやKuCoin、Magnaなどの取引所連携のKYC認証済みユーザーが参加条件となり、多くのトークンが集権型取引所に集中しているのが特徴です。コミュニティ向けの直接配布も一部行われたとされますが、詳細基準(保有スナップショットなど)は公表されていません。

出典:Shibaswap

TREATの価格は、エコシステムの展開やコミュニティへのエアドロップ、さらにSHIB全体のニュースによって変動してきました。以下は主な価格イベントです。

  • 2025年1月14日:正式ローンチ
    開始価格0.01ドル前後からBitgetで0.15ドル、KuCoinで0.035ドルまで急騰。
  • 1月20日:一時的な暴落(~0.0046ドル)
    初期エアドロップ受領者や短期トレーダーの利確売りが重なり急落。
  • 1月21日:急騰(+191%)
    SHIBバーンのニュースやBTC価格回復と相まって、0.0135ドル付近まで上昇。
  • 1月25日:最高値0.0195ドル
    強い買いが入り、過去最高値を更新。
  • 2月現在:0.010ドル前後
    最高値から約半値に落ち着くものの、エコシステムへの期待は継続。

4. トークン獲得方法や取引市場

新規ユーザーの参加方法

  • エアドロップの継続発行
    総供給量100億枚のうち、約62%(コミュニティ&ローンチ30%、エコシステム成長32%)が36~42か月かけて段階的に放出される予定です。
    今後も追加のエアドロップやインセンティブ配布が見込まれます。
  • エコシステム活動への参加
    ShibaSwapの流動性提供(LP)やステーキング(WOOF)、Shiba Inu関連ゲームをプレイすることで
    TREATを獲得できる可能性があります。
  • 取引所のローンチプール・入金プロモーション
    一部の海外取引所では、TREATを入金するだけで報酬を得られるキャンペーンが実施された実績もあるため、
    公式情報や取引所のアナウンスを確認しましょう。

主な取引所・仮想通貨ウォレット

  • 取引所(DEX):ShibaSwap(WETHペア)、Uniswap
  • 海外取引所(CEX):Bitget、KuCoin、Gate.io
  • ウォレット:メタマスク(推奨)、Trust Wallet など

5. TREATの買い方

出典:shib.io

ShibaSwapは、EthereumチェーンおよびShibariumチェーンの両方に対応した分散型取引所(DEX)です。中央管理者を介さずに直接トークンを交換できるため、対応する仮想通貨ウォレットを用意して接続するだけで取引を始められます。公式情報によると、TREATはこのShibaSwapを利用して購入可能とされています。

購入の大まかな流れは、ウォレットを準備 → 国内取引所でETHを買って送金 → ShibaSwapでETHからTREATへスワップという手順です。以下で具体的なステップを紹介します。

  1. 国内取引所でETHを購入し、ウォレットへ送金
    ETH(イーサリアム)を国内取引所(例:SBI VCトレードやビットバンクなど)で購入後、メタマスクやTrust Walletなどの自分のウォレットに送金します。
  2. メタマスクのインストール方法、取引所から安全なETH送付方法は以下のページで紹介しています。ステップバイステップで図を交えてご案内したので、初めての方はこの機会にご用意してください。

    関連:メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換:スワップ、便利機能を図解で簡単に

    TREATの購入用に、イーサリアム(ETH)を調達したい方に

  3. DEXに接続してTREATをスワップ
    ShibaSwap(もしくはUniswap)を開き、公式のTREATコントラクトアドレスを確認したうえで、ETHからTREATへスワップします。接続するウォレットは、メタマスクやTrust Walletなどを推奨します。
  4. ウォレット残高の確認
    スワップが完了したら、ウォレットにTREATの残高が正しく反映されているか確認しましょう。

    ※購入時の注意点

  • 偽物のトークンに注意::正規の公式サイトから、Solana Token Addresを確認すること。
  • 日本の金融庁の管轄外:DEXは中央管理機関がないため、取引は自己責任。
  • 仮想通貨ウォレットの秘密鍵管理やフィッシング詐欺に注意。セキュリティ対策が必須

6.今後の展望とリスク

エコシステム拡大とLayer3プロジェクト

Shiba Inu(シバイヌ)チームは、ベンチャーキャピタルから約1200万ドルを調達し、Layer3やAI技術など複数の開発を進めています。TREATはこれらの技術領域でのユーティリティ兼ガバナンストークンとしての役割が強く、エコシステムの成功がTREATの価値向上につながる可能性があります。

  1. Layer2「Shibarium」
    ガス手数料低減やスケーラビリティ向上にBONEが活用される。
    TREATは報酬やガバナンスでサポートする役割。
  2. Layer3ブロックチェーン
    完全準同型暗号(FHE)を取り入れ、プライバシーを確保しながら高度なスマートコントラクトを実現。
    ベンチャーキャピタルから1200万ドルを調達し、開発を加速。
  3. AI / メタバース / WHY Combinator
    AI技術を活用したネットワーク国家構想、メタバース「SHIB: The Metaverse」への対応、開発者支援プログラム「WHY Combinator」など、30以上の技術コンポーネントを同時進行。
    これらの環境でTREATがユーティリティ/ガバナンス通貨として活用されることで、エコシステムに深く根付く可能性が高い。

トークン配分、ロック解除リスク

TREATは、パートナーシップ、開発インセンティブ、流動性提供など長期的な成長投資を示唆する「エコシステムの成長枠」や「コミュニティ配分」が62%と比較的高水準です。しかし、以下の情報に注意が必要です。

  1. ロック解除スケジュール
    最大供給量100億枚のうち、2025年2月時点で約9.1億枚(9.1%)が流通。残りの約8割は最長42ヶ月をかけて段階的に市場に放出される計画です。
    チーム・投資家ロック分(計34%程度)も同様に解除される予定で、大口売りが価格下落要因になる可能性がある。
  2. 開発の不確実性
    Layer3やAI、メタバースなど高度な技術には、開発コストや時間、セキュリティ面の課題が伴う。
    公開情報が不十分な部分も多く、実際のローンチや実装が遅れるリスクも考慮する必要がある。
  3. 価格変動と規制面
    新興トークンゆえボラティリティが高く、大幅な価格急騰・急落が起こりやすい。
    国や地域によっては暗号資産規制が強化され、取引が制限されるリスクもある。

まとめ

Shiba Inu TREAT(TREAT)は、Shiba Inuエコシステムの多彩な機能を支える「報酬・ガバナンストークン」として2025年に誕生しました。Shiba Inu(シバイヌ)プロジェクトが目指すLayer2・Layer3の統合、AIやメタバースなどの新技術領域への進出を支える重要な存在として、今後の発展が期待されます。

一方で、まだ情報が限定的であり、価格変動リスクやロック解除スケジュールに伴うインフレリスクなど不透明な要素が多いことも事実です。投資を検討する際には、公式アナウンスやホワイトペーパーなどの最新情報を入手し、慎重にリスク管理を行うようにしましょう。

〈注意事項: 海外の取引所は日本の法規制の管轄外にあるため、トラブルが発生した際に金融庁からの保護を期待することができません。
また、ウォレットのセキュリティ強化やハッキング対策の知識も極めて重要です。海外のNFTゲームを利用する際には、これらのリスクを充分に理解し、慎重に行動することが必要です。〉

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