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AIエージェント「Wayfinder」(PROMPT)とは?特徴と仕組みを解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Wayfinder(PROMPT)

Wayfinder(PROMPT)は、ブロックチェーン上で自律的に活動するAIエージェント(シェル)を中心に据え、複数チェーンにわたる資産移動やスマートコントラクトのデプロイといった従来は煩雑だった操作を簡素化することを狙っています。

2025年4月10日に迎えたTGE(トークン生成イベント)を機に、大手取引所への上場や複数のパートナーシップが進展しており、SNSを中心に注目を集めています。

さらに、ゲーム領域での活用を念頭に置いたParallel Studiosのノウハウも取り込み、DeFiやNFTとの連携にも積極的です。本記事では、Wayfinder(PROMPT)の基本情報、プロジェクトの特徴と背景、そして考慮すべきリスクを中心に解説していきます。

目次

  1. PROMPTの基本情報
  2. プロジェクトの背景と特徴
  3. トークン設計
  4. 関連ツールと取引市場
  5. 今後の展望とリスク
  6. 利用や投資の注意点まとめ

PROMPTの基本情報

Wayfinderの操作画面
直感的なUI、自然言語での操作感がウリ 出典:Wayfinder Whitepaper
項目 内容
プロジェクト(ティッカー) PROMPT(PROMPT)
TGE 2025年4月10日
発行基盤 Ethereum, Base(マルチチェーン対応)
時価総額 $8.88M(市場ランキング #1005)
24時間出来高 $3.95M
過去最高値/現在価格 $0.6177(2025年4月13日、現在値から-97.23%) / $0.01711
総供給量 / 循環供給量 総供給量 1B PROMPT(最大供給量も1B) / 循環供給量 519.1M PROMPT
主な取引所 Coinbase、Uniswap, など
*参考:Wayfinder公式情報、他(2026年10月19日:CoinMarketCap)

2. プロジェクトの背景と特徴

本プロジェクトの背景には、人気トレーディングカードゲーム「Parallel TCG」を手がけるParallel Studiosの存在があります。同スタジオは、オンチェーンゲームを念頭に置いたAIエージェントの運用に注力しており、2024年3月には3,500万ドルの資金調達を実施。Wayfinderの開発体制も、この延長線上で強固なものとなっていると考えられています。

2025年4月10日に迎えたTGE(トークン生成イベント)と同時に、大手取引所への上場アナウンスが行われました。既にDeFiプロトコルとの連携も進んでおり、特にCoinbaseのプロトコル責任者でありBase(L2)の創設メンバーでもあるJesse Pollak氏も積極的に関与するなど、ソーシャルメディア上でもコミュニティが活発に盛り上がっています。 関連ツイートはこちら

Wayfinderの特徴

Wayfinderの特徴:PROMPTトークンを使用した資産移動・契約実行の仕組みとシェル(AIエージェント)の働きを図解
Wayfinderの仕組み:AIエージェント「シェル」が資産移動や契約実行を自動化し、ゲームやDeFi、NFT分野で活用される。

Wayfinderは、AIとクロスチェーンオペレーションを組み合わせた点に強みがあります。比較対象として挙げられるのが、ai16zのElizaOSやDaydreamsといったAIエージェント・フレームワークですが、Daydreamsなどがフレームワークとしての実装面を重視しているのに対し、Wayfinderはネイティブトークン$PROMPTを軸とするガバナンス設計を組み込むことで、コミュニティ形成とエコシステム拡大を狙っているのが最大の特徴です。

Wayfinderの具体的な仕組みは、上図のように、AIエージェント「シェル」が資産移動やスマートコントラクトの実行を自律的に行います。ユーザーがPROMPTトークンを使用して指示を出すだけで、ゲーム内の取引やDeFiプロトコルでの最適なスワップ、NFTの購入・管理といった複雑なオンチェーン作業が自動化されます。

さらにWayfinderでは、セマンティックグラフ構造(スマートコントラクトや取引所、トークンなどをノードとして整理し、それらの意味的な関係性を記述・検索可能にした構造)と、大規模言語モデル(LLM)による自然言語処理を組み合わせることで、AIシェルがブロックチェーン上の情報の意味と関係性を深く理解します。例えば「このトークンを最も有利にスワップして」と自然言語で指示するだけで、シェルが最適な取引経路を自動的に見つけ出し、オンチェーンでの処理まで一貫して行うことが可能です。

取引特化型AIエージェントMidas

Midas(ミダス)は、Wayfinderが2025年当初に開発した取引特化型AIエージェントのプロトタイプです。ユーザーの操作を代行し、オンチェーンでの作業を効率化することを目的に設計されました。

融資プロトコルAaveを活用した資金の貸借や運用の自動化、複数トークンやマーケットシグナルをもとにした市場トレンドの共有、ポートフォリオデータの分析といった機能を担い、Midasは2025年4月時点で数千人規模がテスト利用していました。

その後、2026年5〜6月に展開されたv2アプリでは、こうした取引代行の機能はAIエージェント「Shell」と、ワークフローを公開・収益化できる「Paths」の仕組みに統合・発展しています。

2-1. トークン設計

Wayfinderでは、AIエージェント(シェル)の作成やアップグレード、クロスチェーンブリッジなどで必要な手数料を$PROMPTで支払う仕組みを採用しています。

新たな「ウェイファインディング・パス」(AIエージェントが参照するワークフロー)を提案・維持するためのステーキングや、ガバナンス投票への参加など、多面的なユースケースが備わっています。

こうした設計によって、コミュニティ主導型のプロジェクト成長とAIエコシステムの拡大を両立させようとしています。

プラットフォーム自体は2024年5月頃にオペレーションを開始し、試験利用参加者は専用トークンのステーキングを行いながら、プラットフォーム上で様々なタスクをこなしてきました。これらのタスク達成によって、後のエアドロップ時に加算されるポイントを獲得。

PROMPTトークンの配分を示す図
出典:Wayfinder Whitepaper

また、合計5,000,000 PROMPTをKaito AIとのソーシャルミッションで配布した事例をはじめ、合計41%のトークンをコミュニティに配分しており、初期段階から大規模なユーザー参加型施策を展開している点も注目に値します。

3. 関連ツールと取引市場

PROMPTはマルチチェーン対応を想定していますが、多くのケースではEthereumやBaseをはじめとするEVM互換チェーンでの取引・利用が想定されています。トークンスワップやステーキングを行う際、ガス代には対応チェーンのネイティブ通貨(ETHなど)が必要になる場合が多いです。

  • ウォレット:MetaMask(EVM系), Coinbase Wallet など
  • 主なDEX:Uniswap などのEVM系DEX
  • 取引所:Coinbase

コントラクトアドレスは必ず公式サイトや、認知度の高いトラッキングサイト(CoinMarketCap等)で確認してください。偽トークンの可能性に注意が必要です。

参考までに、Ethereum上の公式コントラクトアドレスは 0x28d38dF637dB75533bD3F71426F3410a82041544(2026年10月19日確認、CoinMarketCap)です。利用前に必ず公式サイト等でも再確認してください。

3-1. 日本から利用する際の注意点

PROMPTは2026年10月19日時点で、金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者での取り扱いが確認できていません(JVCEA取扱暗号資産一覧・各社公式で確認)。利用には海外取引所や分散型取引所(DEX)が中心となりますが、これらは日本の金融庁の管轄外であり、トラブル時の保護対象外です。

無登録の海外事業者の利用には金融庁も注意喚起を行っており、ウォレットの秘密鍵管理やコントラクトアドレスの公式確認を含め、自己責任での判断が求められます。国内の登録交換業者での取り扱いが始まった場合は、その時点で購入方法を別途案内します。

4. 今後の展望・リスク

Wayfinder全体としては、AI技術を取り込みながら「クロスチェーン運用の簡易化」を目指しており、PROMPTはその中核トークンとして機能します。AIエージェント(シェル)の稼働報酬や、コミュニティガバナンスでの投票権など、多面的なユースケースを担っています。

2026年5〜6月には、AIエージェント「Shell」を中心としたv2アプリを展開し、自然言語でのスワップ・パーペチュアル・DeFi戦略実行や、コミュニティが「Paths」(ワークフロー)を公開・収益化できる仕組みを導入しています。あわせて「Wayfinder Strategy」としてクロスチェーンの自動イールド戦略も提供しています。

一方、2026年10月5日にはバックエンドサービスの脆弱性により約36アカウントから合計約$5,800相当が流出するインシデントが発生しました。秘密鍵の漏洩はなく、運営は全額補償のうえ旧アプリ(2026年5月以前)を終了し、ユーザーに資金移動を呼びかけています。

市場からの注目度も高く、DeFiプロトコルとの連携やNFT・ゲーム領域への展開など、エコシステムの拡大が期待される状況です。また、AIエージェントを活用するWeb3プロジェクトにはVirtuals Protocol、ElizaOSなどがあり、比較材料となります。いずれも2025年4月のTGE期は時価総額数億ドル規模で推移していましたが、その後の値動きは銘柄ごとに大きく異なるため、最新の時価総額は各リンク先または一次情報源(CoinMarketCap等)で確認してください。新興のAI×ブロックチェーン系トークンは総じてボラティリティが高い点を踏まえた判断が必要です。

分野 ポイント
今後の展望 • AIシェルの機能拡充とユーザビリティ向上
• マルチチェーン連携強化(DeFi・NFT・GameFi等への展開)
• ガバナンス: Wayfinder Foundationによるコミュニティ主導の開発
主要リスク • 価格変動リスク:ATHから約97%下落するなど新興トークンならではの変動幅
• クロスチェーン・運用基盤の技術リスク:2026年10月のインシデントを含むセキュリティ事案
• 規制リスク:国内外の暗号資産規制の動向、国内未取扱
• 開発進捗不透明性:ロードマップや監査体制、バグ対応の迅速性

PROMPTはAI×ブロックチェーンという先進領域を切り開くユーティリティ兼ガバナンストークンとして注目を浴びていますが、価格変動や技術的リスク、規制リスクも考慮の上、慎重な判断とリスク管理が欠かせません。

5. Wayfinder(PROMPT)利用や投資の注意点まとめ

ここまで解説してきたPROMPTの特徴・最新動向を踏まえ、利用・投資にあたって押さえておきたいポイントを改めて整理します。

  • 資金管理:投機性の高いトークンへの投資は、必ず余剰資金で行う。
  • 公式情報の確認:公式サイトやDiscord、Telegramなどでアップデートを随時チェック。
  • 偽トークン詐欺:コントラクトアドレスを必ず公式ルートで再チェックし、詐欺に注意する。
  • クロスチェーンリスク:ブリッジハッキングや接続ミスによる資金ロスにも要注意。
  • 国内取扱:2026年10月時点で国内の登録交換業者による取扱はなく、海外取引所・DEX利用時は保護対象外である点を理解しておく。

AI×ブロックチェーンという新興領域の性質上、今後もプロダクト・価格の両面で変化が続くと見られます。定期的に公式情報と最新の市場データを確認しながら、無理のない範囲で情報を追っていくことをおすすめします。

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