9人のビットコイン専門家が語る:以後5年のビットコインの展望について
- 9人の専門家が以後5年のビットコインの展望について語る
- Brad Garlinghouse氏(Ripple 社長)などの仮想通貨業界著名人が仮想通貨やビットコインの今後を予想しました。
9人の専門家が以後5年のビットコインの展望について予想しました。
- 目次
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- Perry Woodin(Node40 社長)
- Steve Good(Coinvestors.io 社長)
- Steven Eliscu(DMG Blockchain Solutions Inc. アドバイザー、元BitFuryアドバイザー)
- Brad Garlinghouse(Ripple 社長)
- Kyle Forkey(Moriatoken.io 社長)
- John C. Brandy(Open Mind Generations 社長)
- Greg Presci(Spera.io 社長)
- Stephen Holmes(Virtusa xLabs 副社長)
- Aaron Lasher(Bread創設者の一人およびマーケティング最高責任者)
1.Perry Woodin(Node40 社長)
Perry Woodin氏(以下ウディン氏)は1995年以来、ウェブアプリケーションをデザインおよび開発し、2012年後半、初めて仮想通貨の世界に足を踏み入れました。
拡張し続けるtrustless systemsの仕組みへの興味から、市場に放たれている数々の仮想通貨の評価を始めました。
そしてDashに投資し、創設者の一人になることを決めました。
2015年1月、Sean Ryan(以下ライアン氏)と手を組み、インフラストラクチャーサービスを自動化し、仮想通貨ユーザーに財政的洞察力を与えるためにNode40の基盤を作りました。
Node40創設以前、ウディン氏は20年以上かけてウェブアプリケーション開発および管理の経験を積みました。
コンサルタントとして働き、ビジネスアプリケーションカスタマイズの開発および管理を任されていました。
彼が手がけたアプリケーションの中には高級アートギャラリーのオンライン界での存在感を広める初めてのウェブアプリケーション(GalleryDriver)も含まれます。
予想
2018年はビットコインおよび仮想通貨にとって世間的な認識が一気に広まる年になりそうです。
友人や親戚は皆、あなたがどれほどの仮想通貨を所持し、どのように購入したかを知りたがります。
ビットコインは井戸端会議での一番の話題になり、会話は驚異的価格や荒れた揮発性だけに止まらないでしょう。
2018年2月または3月以降、納税額の報告方法が主要議題になると思います。
そして、ビットコイン所持者はNODE40 Balanceのようなソリューションを求めるようになります。
2018年中、「国税庁が利益の報告を怠ったビットコイン大富豪らを調査中」、というようなニュースをよく聞くことになるでしょう。
以後5年の大きな心配は、ビットコインが実は「対等な電子マネーシステム」ではないことが気付かれたときのことです。
有用性が不足していることが投資者にとって明らかになってしまったときに何が起きるのでしょうか。
私はビットコインがデジタル金として価値を維持すること、そしてDashが電子マネーの約束を果たしてくれることを祈っています。
2. Steve Good(Coinvestors.io 社長)
Steve Good氏(以下グッド氏)は20年以上FinTechを研究し、仮想通貨の専門家でありデジタル戦略家です。
彼はDeloitteとInfosysで働いたことがあり、自身のFinTech会社を創設、売却した経験もあります。
彼はティア1銀行の本社から支社までIT・デジタルソリューションおよびサービスを提供することでメジャーなIT計画を実行してきました。
さらにグッド氏はベンチャー企業と一緒に仕事をしたことがある成就した起業家でもあります。
予想
私はビットコインがより広範囲に採用され、金に似た安全な通貨として見られ続けられると予想しています。
以後5年の間にビットコインを扱うマイナーおよび開発者は、(取引のネットワーク速度や少額取引を難しくする費用に関して)増加するユーザーからの圧力を理由に、一度はトラブルを経験するでしょう。
結果、少額取引の為にプラットフォームを安定化し、拡張および利用可能にする様々な特徴や機能をつけ始めるでしょう。
それに加え、ビットコインを主要通貨として採用する国が増える思います。それにより、貿易および商業においてビットコインを米ドルの代わりにさせようと協力している国家間の取引グループおよび協定のための土台が作られます。
3. Steven Eliscu(DMG Blockchain Solutions Inc. アドバイザー、元BitFuryアドバイザー)
Steven Eliscu氏(以下エリスキュー氏)はDMG Blockchain Solutionsの企業開発責任者です。
彼は以前、Bitfury(最先端のブロックチェーン及び仮想通貨会社)の財務大臣でした。
BitFuryに入る前は自身のコンサルティングビジネスをもち、5億ドル規模の企業開発チームの一員でした。
それより前は、UBSで9年間資本(エクイティ)リサーチアナリストとして働いてき、時価総額2000億ドルを越えるのセミコンダクター社を担当しました。
彼は他に、セミコンダクターとネットワーク装備部門の行政マーケティングおよびビジネス展開も担当しました。
予想
ビットコインは今後とも仮想通貨界の中心であり続け、他の暗号通貨と比べて高い時価総額を維持します。
ビットコイン時価総額は5〜10倍まで上がります。
取引と(国境越え)高値決済の他に、(数百万個まで増える可能性がある)エンタープライズブロックチェーンの不変保証がビットコインの主な応用先になります。その専門用語は「anchoring」です。
ビットコインは政府によって管理が不可能なため、ベネズエラ、ロシア、中国のような国の中央銀行発行仮想通貨と共存していきます。
採掘者が利益を得る主な手段は取引手数料になります。
これは採掘報酬が減る中、ネットワークが安全でなくなっていくことが心配されているからです。
しかし、ビットコインの価値および取引手数料が上がっているため、これとは反対のことが予想されます。
ビットコインは重要な価値の保有法(デジタル金)であり続け、新しい技術により仮想通貨が取引の媒体及び計算の単位として使われるようになります。
Tetherはこれの不完全な例です。
実際のソリューションは(瞬間的な不換通貨間換金が可能な)Lightningを参考に作られると考えられます。
実現されると、「コーヒーをビットコインで購入」というようなことができるようになります(しかし実際の換金はユーザーにとって透明です)。
4. Brad Garlinghouse(Ripple 社長)
Brad Garlinghouse氏(以下、ガーリンハウス氏)はRipple社長でありながら取締役会の一員です。
Ripple以前はファイルコラボレーションサービスHightailの社長でした。
Hightail以前は、2009年から2012年までAOL消費者向けアプリケーション部門の最高責任者、2003年から2009年まではYahoo!副社長を含むいくつかのポジションについていました。
ガーリンハウス氏は元々Dialpad Communications社長、SBC Communications(現在AT&T)および@Home Network管理職、そしてSilverlake Partnersアドバイザーとして勤めたことがありました。
彼は現在AnimotoとOutMatchの取締役会に属しており、Ancestry.comとTonic Healthでも取締役を勤めたことがあります。
予想
ビットコインとイーサリアムに対して新たな挑戦者が現れます。
現在ビットコインとイーサリアムが一番知られていますが、実社会ユース・ケースと採用の余地がある他の仮想通貨がそのステータスを奪い取りにかかります。
仮想通貨はユース・ケースを見つけるために必死になります。
CryptoKittiesは最初から意味がないようなユース・ケースを見つける試みの一つにしかすぎません。
投資者は見逃してしまうかもしれないということへの恐れを持つようになります。
仮想通貨時価総額が過去最高値をたたき出す中、投資者は伝統的なベンチャーキャピタルファンディングから仮想通貨に乗り換えていくでしょう。
一つのブロックチェーンが他を全て支配するわけではなくなるため、共通運用性を持ち合わせないブロックチェーンと仮想通貨計画はどんどん脱落していきます。
ICOバブルは崩壊します。
ICOはすでに厳しい取り締まりをされ始めていますが、来年刑務所に入れられる人も現れ、ICO計画のほとんどが約束を守ることができず、人々の反感を受けるでしょう(例えばKickstarterのlaser razorのように)。
5. Kyle Forkey(Moriatoken.io 社長)
Kyle Forkey氏(以下フォーキー氏)は以前、フロリダ州ウェリントン市の数百万ドル規模カスタムエステート契約会社に勤めていた企業家および技術者です。
現在は世界初の貴金属抽出分散化投資プラットフォーム、Moriaの社長です。
彼は多様性、共通運用性、そして持続可能性に焦点をおいているブロックチェーンプロトコルおよびアプリケーションのための仮想通貨ヘッジファンド、Amentum Investment Managementの創設者でもあります。
彼はさらに公私インフラストラクチャー投資に力を入れ、資本ICOを専門とする会社、Ethmintの創設者でもあります。
予想
私は今後数年間でブロックチェーン技術によって与えられる機会により仮想通貨界が一種の悟りを体験すると思います。
「仮想通貨」という枠から抜けだし通貨としての使い道を越え、社会全体のためになるという根本的な理解に置き換えられるでしょう。
今後、ビットコインがガソリンスタンドでソーダを購入するために使われることはないと思います。
ビットコインの主な機能はブロックチェーン技術自身、および様々な方法で影響をあたえている無数の計画への入り口です。
単純に、より速い取引速度および低い手数料を追い求めるだけだと思われているため、他の仮想通貨は多くの人に反対されています。
その考えが変わったときこそ真の採用を目の当たりにするでしょう。
6. John C. Brandy(Open Mind Generations 社長)
John C. Brandy (以下ブランディー氏)は自身の事業を経営している財政コンサルタントです。
それ以前は地方仲買業と地方資産管理会社に十数年勤めていました。
彼はCertified Financial Educator(CFEd®)であり、財政的に必ず成功する方法を(安い値段で)教えられる自信があるようです。
予想
爆発的なスタートを切り、深刻な後退により証券取引委員会(SEC)の注目を引き付けたビットコイン(と他の暗号通貨)は生き残り、 徐々に金融市場を支配していくでしょう。
7. Greg Presci(Spera.io 社長)
Greg Presci氏(以下プレッシ氏)はFreedom Economy(独立労働者の世界的運動)の支援ソフトウェア開発をしたfintechベンチャー会社、Spera Inc.の社長および取締役です。
このソフトウェアは仮想通貨およびブロックチェーン技術を含む決済能力を持ち合わせています。
Speraのブロックチェーンと仮想通貨技術提供はブロックチェーンに集中した小売技術リーダー、Overstock.comのブロックチェーンビジネス、Medici Venturesによって資金が供給されました。
プレッシ氏は金融と支払い法に関して15年以上の経験があります。
彼は国際関係の学士号と組織論修士を持ち、ブリガムヤング大学を優等で卒業し、法学位を与えられました。
予想
プレッシ氏の予想は二つです。
①国内外決済を不換通貨から仮想通貨に
全ての仮想通貨の需要が増えています。
消費者は不換通貨および現金決済に加えて、もしくはその代わりとして仮想通貨決済に傾き始めています。
その傾向は取引のアクセス、消費、容易さ、そして経費節約により強くなっていきます。
最初の変化は国際決済界に現れます。
おそらく2030年までにブロックチェーン上での国境越え決済が伝統的な決済を上回るでしょう。
②仮想通貨はビジネスにより受け入れられるようになる
仮想通貨を利用してVirgin Airlinesの航空券、DISHネットワークケーブルテレビサービス、そしてTurboTaxソフトウェアが購入できるようになりました。
2017年8月、Overstockはビットコインに加え、40以上ものアルトコイン(もう一つの大きなデジタル通貨)決済を認めることを発表しました。
Overstockは2014年以来、ビットコインでの決済を認めています。
来年のうちに、様々な主要産業から仮想通貨決済を認める早期採用会社が現れ始めます。
2018年に仮想通貨を用いて食料雑貨、映画チケット、コーヒー、そして衣服の購入が可能になります。
この支払い力は独立労働者の仮想通貨を決済として認める意に大きな影響を与え、2018年の総体的仮想通貨取引量に著しい増加が見込めます。
8. Stephen Holmes(Virtusa xLabs 副社長)
Stephen Holmes氏(以下ホームズ氏)はVirtusa xLabsの副社長であり、ブロックチェーン技術とスマートコントラクトを含む現在のデジタルバンキング問題を解決するための破壊的技術応用を研究しています。
彼は熱心な科学技術者であり、未来におけるビットコイン技術とブロックチェーンの応用および好機について広範囲にわたって書いています。
ホームズ氏はVirtusaと協力し、国際的にブロックチェーン基準を昇進させようと試みています。
同時に、グローバル企業とともにビットコインおよびブロックチェーンの可能性を研究しています。
予想
ビットコインについて気になることは最終的な寿命です。
2100万ビットコインまでしか存在することができません。
2017年12月11日にはすでに16735185個のビットコインが流通していました。
最後のビットコインが2040年までに(現在の技術過程で)マインされると予想されています。
これはつまり残りの4264815個がマインされるまで残り23年しかないということです。
ビットコインマイニングの衰弱とその影響について多くの予想がされています。
しかしながら、真の資本主義では、ビットコイン計画は進化し、価値の大幅上昇とともにマイニング作業が根本的により有益に作り直されました。
多くのニュースがビットコインの差し迫る死に注目していますが、今のところ、これらの話はまだ大きく誇張されています。
しかしながら、ビットコインの未来にはおそらく課税が待っています。
最近の記事にはビットコインマイニングの費用と環境への被害について書かれています。
ビットコインの現在の年間電力消費量は1時間32.56テラワットです。
Eurostatのデータによると2015年、アイルランドは25.07テラワットを消費しました。
いずれビットコインに世界的な「炭素税」がかけられると思います。
予想が難しいことでいうと、ビットコインの次の競争相手です。
ドバイは最近emCashを紹介し、他の多くの政府(ロシア、ジブラルタル、中国、インドを含む)は自身の仮想通貨を売り出そうとしています。
ベネズエラは自身の仮想通貨が米国財政的制裁を回避できると報告しました。現在中国で最も人気な仮想通貨はXunlei社がデザインしたOneCoinです。
9. Aaron Lasher(Bread創設者の一人およびマーケティング最高責任者)
Aaron Lasher(以下ラシャー氏)は早期ビットコイン投資者および人気仮想通貨ウォレットBread(世界最大の分散化金融機関を目指す会社)の創設者の一人です。
Breadのアプリケーションは140カ国以上にいるユーザーによって数十億ドルものデジタル資産保管に使われています。
Bread以前、ラッシャー氏は沖合帆船船長を勤め、2006年から2008年にかけて世界一周を果たしました。
それ故に、ビットコインについて話す際に航海話を参照する(24)(たとえば経済に機能障害がある遠い国での経験)ことが多いです。
予想
これは私が精通している分野です。
私は2011年、2013年前半および後半、そして2017年現在のバブルを経験しています。
どのバブルでも価格は上がり、私のような古参仮想通貨ユーザーは皆、ビットコインが主流になると予想しています。
そしてどの場合も同様に勢いがやがてなくなり、弱気市場に突入します。
しかし、これは悪いことではありません。
弱気市場は必ず新しく、そして健康な強化をもたらします。
私は今回も同じような結果になると思います。
予想をするだけ無駄ですが、あえて予想するのであれば以下のようになると考えています。
2017年最終価格:$24,000(約270万円)
弱気市場暴落後最低価格:$3,800(約42万円)
次の上場来高値までの期間:2020年までなし
次のバブル最高価格;$250,000(約2,800万円)
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Dec. 14, 2017 by Yitzi Weiner
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します