仮想通貨ネムのカタパルト、日本取引所と前向きに協議 コミュニティ投票も本日開始【独自】
コミュニティ投票開始
仮想通貨ネム(XEM)の新ブロックチェーンCatapult(仮:CAT)の移行および新チェーンに関して、日本の取引所とも前向きな協議を行なっていることをNEM財団の理事長が証言した。
NEM財団は日本時間17日、カタパルトに係る新たなトークノミクスに関するコミュニティ投票を開始しており、CoinPost編集部が該当内容について取材を行なった中で明らかになった。
投票の期間は日本時間で、17日午前8時〜22日午前8時を予定する。
投票制を用いて決める内容は主に、新通貨付与方式の「オプトイン」、エコシステムにおけるトークン供給量とブロック報酬によるインフレおよび早期ノードインセンティブなどの重要事項だ。NEM Ventures、NEM Studios、NEM財団、スーパーノード保有者、コミュニティメンバー、エコシステムパートナーからの提案およびフィードバックをもとに採択事項を策定した。
詳しい移行とトークのミックスの提案内容(和訳)は、こちらを参照。
今回の投票内容には、新通貨の上場に関する提案は掲載されていない。
CoinPost編集部が、ネム財団のTinsman理事長に取材を行なったところ、今回の投票では採決対象として実施しないものの、来年1月には取引所・上場に関する最新の内容を公表する予定だ、という回答を得られた。
また、日本関連の動向については、「我々は、日本の取引所と連携し、上場や移行対応に向けて前向きに話を進めている」と説明した。
先日更新された提案内容では、委員会が進めているプログラムとして、「カタパルト」がローンチする初日に、6つ以上の中〜大規模の取引所が対応、新通貨を上場する方向で検討していることが明らかになっている。対応が決定すれば、これらの取引所が新チェーンへの対応を行うことになるという。
投票の手順に関しては、公式の「NEM日本窓口」が手順を公開している。
必要なウォレットバージョンおよび投票のステップはこちらから確認が可能だ。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します