コインチェックが業務改善計画を提出/記者会見の内容まとめ
- 2/13の20時に記者会見を実施
- 既にコインチェックは金融庁に業務改善計画を提出し、日本円出金も再開しています。仮想通貨の出金及び取引は未定のままです。(※20時51分追記)また、記者会見の内容を全てまとめました。
20時に行われた記者会見の内容まとめ(※追記)
(※20時51分追記)
20時より実施された記者会見にCoinPost編集部も参加し、ライブ配信を実施しました。
内容のまとめはこちら↓です。
- Q.補償日時、仮想通貨の出金と取引再開の日時は?
- A.未定、外部のセキュリティ企業に確認後再開予定。
- Q.事業は継続するのか?
- A.継続したいと考えている。ただし、登録業者になれない場合は廃業となる。
- Q.匿名通貨の取り扱いは?
- A.継続したいと考えている。
- Q.金融庁とはどのようなやり取りをしている?(会社の収支などについても)
- A.現時点では報告出来ない。
- Q.会社と顧客の資金は分別管理しているか?
- A.分別管理している。
- Q.日本円の出金を再開して本日401億円出金があったと聞いたが、残りの日本円はどれくらい残っている?
- A.報告できないが、依頼があれば全て返金可能。
- Q.(ネム以外の通貨に関しても)仮想通貨市場全体の価格が下がり、売却出来なかったことによる機会損失の補償は?
- A.申し訳ないが、送金と売買の再開時期は未だ未定。補填についても未定。
以上が記者会見の内容のまとめです。
以下は記者会見前の情報となります。
記者会見前の情報まとめ
2月13日、コインチェックが金融庁に業務改善計画を提出し、20時から記者会見を行うことを発表しました。
約580億円分の仮想通貨NEM(ネム)が外部流出した仮想通貨交換業者、コインチェック(東京・渋谷)は13日午後、金融庁に業務改善計画を提出した。
同日午後8時に同社本社で記者会見する予定だ。
情報引用元:日本経済新聞
本日2/13に日本円出金を再開済
コインチェックは事件発生時の1月26日以降、日本円や仮想通貨の出金、またアルトコインの取引を停止していました。
その後29日に金融庁により業務改善命令が出されて、そして本日、業務改善計画の提出と共に日本円の出金が解除されたことで話題になりました。
業務改善命令の内容は以下の通りです。
(1) 本事案の事実関係及び原因の究明
(2) 顧客への適切な対応
(3) システムリスク管理態勢にかかる経営管理態勢の強化及び責任の所在の明確化
(4) 実効性あるシステムリスク管理態勢の構築及び再発防止策の策定等
(5) 上記(1)から(4)までについて、平成30年2月13日(火)までに、書面で報告すること。
情報引用元:関東財務局
公式からの発表ではありませんが、コインチェックが13日に日本円出金の再開をする方針を固めたことを、NHKや日経新聞など複数のメディアが報じました。しかし、仮想通貨出金再開の日時は不明のままです。
しかし、仮想通貨の出金及び取引の再開は未定のままです。
20時の記者会見でそれを含めた内容が発表される可能性があります。
記者会見の焦点となるのは、以下の3点だと思われます。
- 流出した仮想通貨(NEM/XEM)の補償日時について
- 凍結中の顧客資産である、仮想通貨の取引再開時期について
- 会社の存続と今後の経営について
コインチェック事件の時系列
日時 | 内容 |
---|---|
2018/1/26 | ハッキングによるネム流出事件発生 |
2018/1/29 | 金融庁による業務改善命令 |
2018/2/2 | 改正資金決済法に基づき、金融庁が立ち入り検査を実施 |
2018/2/13 | 日本円の出金再開(業務改善計画を提出) |
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します