ツイッター、アルトコイン銘柄のハッシュタグに「絵文字表示」 ビットコインに続く2銘柄目

ツイッター、アルトコイン銘柄のハッシュタグに「絵文字表示」

大手SNSのツイッターで、仮想通貨のハッシュタグにロゴが掲載される2銘柄目が確認された。

1銘柄目はビットコインで、「#BTC」のハッシュタグにビットコインのロゴが表示される仕様に今年の2月に変更されている。

新たにロゴが確認されたのは、時価総額12位に位置する「Crypto.com Coin (CRO)」で、ハッシュタグ「#CRO」の投稿にロゴが表示されるようになった。

ハッシュフラッグ

ツイッターのタグに紐づく絵文字は、ハッシュフラッグと呼ばれるもので、自動でオリジナルの絵文字が表示機能だ。

期間限定で表示されるものが多く、一定期間のキャンペーンに似た仕組みとなる。

日本の企業でも、ハッシュフラッグをマーケティングに活用する企業もあり、ツイッターの広告クリエイティブの一種として公式提供されている。

ハッシュフラッグの費用は、裁定出稿価格が3000万近いとの話もあり、多額の広告出稿料が支払われている可能性がある。

#BTCは?

一方、ビットコインのハッシュフラッグについては、ツイッター社が独自に展開したものである可能性は高い。

ツイッターのジャック・ドーシーCEOは、ビットコイン開発支援にも力を入れる人物で、仮想通貨擁護派としても知られる。ビットコインに注力する背景を語った2019年12月には、「銀行へのアクセスをより容易にするチャンスは今後ある」として、将来的に分散化モデルの仕組みを通じて金融業界における大変革が起こると指摘している。

ツイッター社CEOのDorsey氏が思い描く今後の世界に欠かせない『非中央集権型社会』。仮想通貨BTCの開発に注力し、奔走する彼が築き上げようとする未来の構想に迫った。

Crypto.com

ロゴの掲載が確認されたCrypto.com Coin (CRO)は、今年に入り時価総額を急伸させている銘柄で、現在時価総額12位に位置している。

トークンを提供するCrypto.comは、現在2種類のトークンを発行する企業で、発行するトークンには、仮想通貨ウォレットアプリにVISAプリペイド機能を付けたプロダクトと連携したMCO(MCO)と、仮想通貨を応用した決済システムに利用するCrypto.com Coin (CRO)がある。

MCOトークンの利用価値も決済システムを応用したもので、仮想通貨を担保にしたローンサービスでの金利手数料優遇や、トークン保有数に応じてお得な付帯サービスを受けることができる。(クレカは仮想通貨決済を実際のVISAクレジットで利用可能)

CROは、トークンエコノミーを応用して構築する決済ネットワークのバリデータ報酬(PoS)や決済ネットワークの支払い時の特典で利用できる。決済ネットワークは、従来の決済システムと比較してオンライン加盟店にメリットがある仕組みを構築しており、加盟店への新たなアプローチシステムとして注目されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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