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クラーケン、ビットコイン市場の変化を指摘 2026年6つの注目テーマとは?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2026年の仮想通貨市場を展望

暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンは15日、2026年の仮想通貨市場を展望し、今後注目すべき6つのテーマを挙げた。

まず、2025年の仮想通貨市場では、ビットコイン(BTC)が圧倒的な牽引役となったが、この構図は2026年にも引き継がれていると指摘する。

ビットコインは、方向感にかける経済成長の状態、持続的インフレ、不安定な地政学的要因が特徴的な現在の時期において、市場のセンチメントの変化を示す資産になっていると続けた。

このことが、様々な経済的文脈をきっかけとする、ボラティリティ(価格変動の大きさ)縮小につながっており、市場は以前のサイクルほど熱狂的ではなく、構造的に複雑になったと述べる。

2024年から2025年にかけて、ビットコインの価格形成における重要な原動力は、米国上場のビットコイン現物ETF(上場投資信託)やデジタル資産トレジャリー企業などによる機関投資家からの資本流入になった。

クラーケンは、2025年だけでも、ETFとストラテジーのビットコインの純現物需要合計で約440億ドル(約7兆円)に上ったと指摘。しかし、ビットコインの価格パフォーマンスは期待を下回り、供給ダイナミクスが水面下で変化してきたことを示すと続けている。

特に、2025年を通じた価格上昇を背景に、長期保有者による利益確定の動きが進んだ。実際、ビットコインのCoin Days Destroyed(保有期間の長いコインが移動した度合いを示す指標)は、2025年第4四半期(10~12月期)に過去最高水準に達している。

クラーケンは、こうした逆風にもかかわらず市場全体の構造は依然として建設的だとも意見した。システミックリスク指標は抑制され、ステーブルコインの流動性は過去最高水準に達し、規制の透明性も向上していることを挙げた。

関連:JPモルガン、2026年の仮想通貨流入は機関投資家主導で拡大と予測

6つの注目テーマ

クラーケンは、2026年に注目すべきテーマとして以下の6つを挙げた。

  • マクロ経済と流動性
  • IBIT(ETF)とストラテジー(MSTR)の動向
  • 米国の市場構造改革と規制
  • ボラティリティ環境の変化
  • 伝統資産のトークン化
  • DeFi(分散型金融)の新たなトークノミクス

ETFへの資金流入については減少傾向で、ビットコイン・トレジャリー企業最大手のストラテジーもプレミアムが縮小しており資本調達効率が低下しているところだと指摘。強いリスクオンが戻らなければ、これらが新たな上昇局面を主導するのは難しいとの見解を示した。

ボラティリティについては、ビットコインが史上最高値を更新した時期でさえ、30日実現ボラティリティは20〜30%と、これまでの弱気相場水準にとどまっただと述べる。これは、過去のサイクルの動向から大きく逸脱したことを示していると続けた。

このことは構造的に成熟した市場の反映であるのか、それとも単にボラティリティが今後へ先送りされているだけなのかは、まだ不明だとしている。

DeFiトークンについては、従来は価値還元を避けた設計が多かったが、現在は手数料分配などの価値蓄積モデルへ転換の兆しが見られると指摘する。

一例として、ユニスワップによるプロトコル手数料導入提案に言及。持続可能なキャッシュフローを支えるモデルへの移行が成功すれば、DeFi資産の一部は、将来の成長に向けたインセンティブ構造が改善され、そのトークン価値を測る枠組みが強化される可能性があると述べた。

関連:「2026年は3つの仮想通貨技術がより広い分野に浸透」a16z予測

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