はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「仮想通貨市場は米国のイラン攻撃で不安定な状態」ウィンターミュートが相場上昇シナリオも分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 原油高・インフレ懸念が資金流入を阻む要因に
  • 地政学リスクにより仮想通貨市場は依然不安定

仮想通貨市場分析

暗号資産(仮想通貨)マーケットメイカーのウィンターミュート(Wintermute)は2日、同社のOTC取引のトレーダーが執筆した週間レポートを公開し、仮想通貨市場は価格変動が大きく、依然として不安定であるとの見方を示した。

米国とイスラエルによるイラン攻撃という地政学リスクに言及し、週の初めには相場の上昇も見られたが現在も不安定であると指摘。現在最も重要なのは、紛争の動向だと述べている。

OTC取引とは

売り手と買い手が1対1で行う取引を指す。「OTC」は「Over The Counter」の略。

レポートでは冒頭で、日本時間の2月28日に始まったイラン攻撃によってリスク回避の動きが広まったと指摘。ビットコイン(BTC)はその後に反発したが、一時6万3,000ドル(現レートで約993万円)台に下落したことに触れている。

また、今回のレポート執筆時は攻撃から3日目であるとして、ホルムズ海峡が封鎖され、対立が収まる様子は確認できないと状況を説明。原油価格の高騰、ゴールド(金)の需要の高まり、株価の下落といった複合的な材料が市場を覆っていると述べている。

そして、エネルギー価格の継続的な上昇によるインフレの影響が仮想通貨市場では正当に評価されていないと指摘。先週には仮想通貨ETFの資金フローに改善の兆しが見られたが、機関投資家のOTC取引はレポート執筆時点では低調であるとも説明した。

関連:ビットコイン急騰7万ドル突破、イラン情勢緊迫で「安全資産化」進む|仮想NISHI

ウィンターミュートの見方

他の逆風に加えて紛争が継続する状況の中、週初に相場の上昇は見られたが、市場は現在も不安定であるというのがウィンターミュートの見方。仮想通貨は、相場全体や各種の指数と比較した場合に最も価格変動が大きい資産であると指摘し、引き続き買われにくい状態が続くと分析している。

今回のレポートでは、原油価格の高騰が継続し、米連邦準備理事会(FRB)が利下げなどに動きづらい状態であれば、仮想通貨に資金が流入する可能性は低いとの見方を示した。

その上で、現在は紛争の動向を最も注視すべきであると主張。特に、ホルムズ海峡の封鎖と対立がどうなっていくかが重要であるとした。

一方で、仮想通貨が買われるシナリオもあると分析。ビットコインはデジタルゴールドとしての機能を十分には果たしていないが、紛争が長期化し、従来の安全資産の価格が高騰していく中で、代替資産として買われるようになる可能性も考慮しておく価値はあると述べている。

関連:ヘイズ氏、中東介入長期化なら金融緩和でビットコイン上昇の可能性と指摘

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/04 水曜日
09:30
コインベースCEO、自社アプリのSocialFi機能「うまくいかなかった」と認める
コインベースのアームストロングCEOは、BaseアプリのSocialFi機能が期待通りに機能しなかったと明かした。今後は金融機能を優先し、セルフカストディ版コインベースアプリへの転換を図る方針だ。
09:22
ヴィタリック、イーサリアムを「聖域テクノロジー」の中核に 政府・企業の監視強化に対抗
イーサリアム共同創設者ブテリン氏が「聖域テクノロジー」構想を提唱。政府・企業の監視強化やAI台頭など現代の課題に対し、イーサリアムを外部圧力に堅牢な分散型エコシステムの中核として再定義すべきと訴えた。
09:15
米CFTCが予測市場の規則策定へ、近日中ガイダンス公表予定
米商品先物取引委員会(CFTC)ゼリグ委員長が3月3日のミルケン研究所イベントで、予測市場に関するガイダンスの近日発出と事前規則策定通知(ANPR)の公表を表明。連邦レベルでの規制枠組み整備が本格化する見通しだ。
08:25
仮想通貨市場は米国のイラン攻撃で不安定な状態=ウィンターミュート
ウィンターミュートは、仮想通貨市場は価格変動が大きく、依然として不安定であるとの見方を示した。ビットコインの値動きなどに触れた市場分析レポートを公開している。
07:50
トランプ大統領、銀行界の「仮想通貨改革」妨害を批判 クラリティー法案の早期成立を要求
トランプ米大統領は、銀行業界が「クラリティー法案」を人質に取っていると批判した。仮想通貨産業の国外流出を防ぎ、米国を「仮想通貨の首都」にするための法整備を加速させる姿勢を強調。
07:30
ビットマイン、1兆円以上の含み損を抱えるもイーサリアム買い増しを続行
トム・リー氏率いる仮想通貨財務企業ビットマインが、1兆円の含み損を抱えながら直近1週間で1億200万ドル相当のイーサリアムを追加取得した。総保有額は約89.7億ドルに達しており、ETH供給量の5%取得という長期目標に向けた買い増しを継続。
06:55
米政府が0.33BTCのビットコインを移動、「Villanueva」没収ウォレットから
米政府が「Miguel Villanueva」から没収した約2万3000ドル相当のビットコインを移動させた。3つの新規アドレスへ分割送金されており、政府による資産管理の動向に注目が集まっている。
06:35
JPモルガンのダイモンCEO、ステーブルコイン利回りに銀行並み規制を要求 妥協案にも言及
ダイモンCEOは今週のインタビューで、ステーブルコイン報酬を提供する仮想通貨企業に対し銀行と同等の規制適用を求めた。コインベースとの対立が深まるなか、米国の仮想通貨市場構造法案の審議が難航。
06:10
米大手マイナー2社、ビットコイン売却へ方針転換 理由は?
ビットコインマイニング大手のMARAとコア・サイエンティフィックが、保有するビットコインの売却方針を明らかにした。AIインフラへの投資や運営資金の確保を優先し、従来の「抱え込み」戦略から脱却。
05:45
VanEck CEO「ビットコインは底値圏形成中」、4年サイクルの現在地を解説
米ETF運用会社VanEckのヴァン・エックCEOがビットコインの4年半減期サイクルに基づく底値形成の論拠と、現在の市場状況を整理。
05:00
植田総裁が表明──日銀、ブロックチェーン活用の当座預金決済実験に着手
日本銀行の植田和男総裁が3月3日、ブロックチェーンを活用した当座預金決済のサンドボックス実験を進めていると表明した。銀行間決済や証券決済への応用を検討しており、3メガバンクのステーブルコインとの連携も視野に入れる。
03/03 火曜日
18:00
3メガバンクが語る、AI活用とステーブルコインの展望|MoneyX2026
3メガバンクが金融の未来を議論。SMBCは500億円規模のAI投資を推進、みずほはバブル世代退職を見据えたDX加速を強調。ステーブルコインの規格統一やAIエージェント時代の法的課題も論点に上がった。
17:24
金融庁、仮想通貨「SANAE TOKEN」の違法性めぐり調査を検討か=報道
金融庁が仮想通貨「SANAE TOKEN」の関連業者への調査を検討していることが3日に判明。発行企業は必要な登録を行っておらず、高市首相本人も関与を全面否定している。
16:48
ステーブルコインで買い物する時代へ、3社が語るリテール実装の現在地|MoneyX2026
MoneyX2026でステーブルコインのリテール決済が議論された。Visa対応カード、羽田空港でのQRコード決済、手数料ゼロのウォレット決済など実装事例が報告され、通貨主権や普及戦略をめぐる議論が展開された。
16:17
ヘイズ氏、中東介入長期化なら金融緩和でビットコイン上昇の可能性と指摘
ヘイズ氏は中東介入の長期化が財政負担や景気不安を高め、FRBによる金融緩和を誘発する可能性があると分析。その結果、ドル流動性の拡大がビットコイン上昇につながるシナリオを示した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧