はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ一族アメリカンビットコイン、1万台超のASICを追加購入でBTC採掘事業拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • マシン1.1万台を新規導入
  • 競合がAIシフトする中、BTC蓄積に特化

ビットコイン蓄積に集中

ドナルド・トランプ一族が経営に携わる米仮想通貨(暗号資産)マイニング企業アメリカンビットコインは3日、マイニング用のASICを11,298台追加購入したと発表した。

これらのマイニングマシンは3月中にドラムヘラーの施設に納入・配備される予定だ。同社の保有するマイニングマシン数は約89,242台に達する。また、採掘能力は約28.1 EH/s(エクサハッシュ/秒)、平均効率約16.0 J/TH(ジュール/テラハッシュ)に達する見込みだ。

なお、エクサハッシュとは1秒間に100京回、テラハッシュは1秒間に1兆回の計算を行える能力のことである。アメリカンビットコインの共同創業者であるエリック・トランプ氏は、次のようにコメントした。

ビットコインが成熟するにつれ、優先事項は明確になる。それは、米国で所有され専門的に運営されるハッシュレート(計算能力)を成長させることだ。

そのようにして、私たちはビットコインのネットワークを守り、イノベーションを推進し、米国におけるビットコインの未来を導いていく。

ASICとは

英語でApplication Specific Integrated Circuitの略。特定の用途や機器向けに専用設計・製造された集積回路(IC)のこと。無駄な回路を省くことで、高速処理、低消費電力、高い信頼性を実現する。今回の場合、ビットコイン・マイニング専用マシンを指す。

アメリカン・ビットコインは自社でマイニングを行うことで、スポット(現物)価格よりも低いコストでビットコイン(BTC)を蓄積するというビジネスモデルに重点を置いている。

高効率なマイニングマシンの導入により、有利なコストでビットコインを採掘し、長期的にビットコイン蓄積企業としての地位を強化しようとする戦略だ。今後も、マイニング事業と賢明な資本配分を通じて、1株当たりのビットコイン保有量を増やすという目標に注力していくとしている。

マット・プルサック社長も「私たちが行うすべての意思決定は、ビットコインの蓄積を最大化することを目的としたものだ。これこそが、株主に約束する規律である」と述べた。

アメリカンビットコインは、先月末に最新の決算報告を行った。ビットコイン市場価格の下落による含み損の影響で、2025年通期の純損失が1億5,320万ドル(約240億円)に達している。

しかしビットコイン下落に関わらず同社は蓄積を続けており、2月末時点で保有ビットコインが6,000BTC(時価645億円相当)を突破したところだ。

関連:トランプ一族のアメリカンビットコイン、90億円の純損失 6000BTCを蓄積

ビットコイン売却へ方針転換のマイナーも

様々な上場仮想通貨マイニング企業が、相次いでAI(人工知能)・HPC(高性能コンピュータ)向けデータセンターの提供に軸足を移す中、アメリカンビットコインはビットコインの蓄積にこだわっている。

アメリカンビットコインを子会社として過半数所有するHut8(ハット8)も、AIクラウド向けデータセンター提供で約1兆円規模の契約を締結したところだ。今後もAI向け事業を拡大予定である。

また、マイニング大手コア・サイエンティフィックは、2026年中に保有するビットコインの「ほぼ全て」を売却する計画だ。

これまでビットコイン蓄積戦略を示してきたMARAホールディングス(旧マラソン・デジタル)も、保有するビットコインの売却を可能とする新たな事業方針を発表。ビットコイン半減期による収益性の低下と、AI・HPC分野で収益の安定・成長が見込めることが背景にある。

半減期はビットコインなど仮想通貨のマイニング報酬(=新規発行量)が半分に減るタイミングのこと。特に前回これが訪れた2024年より、マイニング企業は多角化を模索してきた。次回の半減期は2028年となる見通しだ。

関連:米大手マイナー2社、ビットコイン売却へ方針転換 理由は?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/08 日曜日
11:30
ビットコイン地政学リスクで上値重く、中東情勢収束が反発の鍵か|bitbankアナリスト寄稿
BTC対円は1120万円台で推移。米イラン衝突によるエネルギー価格上昇がインフレ懸念を強め、6月利下げ期待が後退。中東情勢の沈静化と原油価格の落ち着きが、上昇トレンド再開の条件となりそうだ。
09:30
今週の仮想通貨材料まとめ、ヴィタリックのETH開発計画やSOL上のステーブルコイン取引高が過去最高など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース|レイ・ダリオのビットコインに対する見解や米SEC委員長の機会損失批判に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の機会損失批判、仮想通貨SANAE TOKENに関する高市首相の声明、レイ・ダリオ氏のビットコインに対する見解に関する記事が関心を集めた。
03/07 土曜日
13:50
バイナンス、イラン制裁への違反を公式否定 報道は虚偽と主張
大手仮想通貨取引所バイナンスが、イラン制裁に違反しているとの疑惑を公式否定した。米ブルーメンタール議員の調査要請に反論する形で詳細を説明している。
13:10
米国初の「ポルカドット現物ETF」取引開始、ネットワーク需要への懸念残る
21Sharesが米国初となるポルカドット現物ETF「TDOT」の上場を公式発表した。機関投資家の参入経路が開かれた一方、基盤となるネットワークのアクティブユーザー数は低迷しており、実需の回復が課題となっている。
12:50
予測市場大手2社、それぞれ約3兆円評価での資金調達を協議中か
米WSJが6日に報じたところによると、予測市場大手カルシとポリマーケットがそれぞれ約200億ドルの企業評価額での資金調達を投資家と協議しており、昨年末の評価額から約2倍の水準となる。規制当局や議会からの監視が強まる中、両社は急速な事業拡大を継続。
10:55
米カンゴ、ビットコイン採掘事業を整理・効率化 収益性低下を背景に
米カンゴが仮想通貨ビットコイン採掘設備の効率化・移転を実施している。AI・HPCインフラへの戦略的事業転換に向け、事業を最適化しているところだ。
10:25
米フロリダ州、全米州初でステーブルコイン法案可決 知事が署名へ
米フロリダ州の上下両院でステーブルコインの包括的な枠組み法案が可決された。全米初の州レベルの規制であり、消費者保護やマネーロンダリング対策を整備し、Web3企業の誘致と業界の透明性向上を目指す。
09:30
ビットコイン下落、原油高と米雇用統計悪化が重荷に|仮想NISHI
原油高によるインフレ懸念と米雇用統計の悪化で、ビットコインは一時50万円幅の下落。現物売りが先行する一方、板情報の買い指値やオプション市場の強気姿勢が下値を支える。来週の米CPIを控えた最新の需給動向を分析。
08:22
ロシア中央銀行、銀行・証券会社への仮想通貨取引所ライセンス付与を提案
ロシア中央銀行総裁が、銀行・ブローカーへの届出制による仮想通貨取引所ライセンス付与を提案した。銀行の仮想通貨リスクを自己資本の1%以内に抑える枠組みを設ける考えで、関連法案は今春の国家議会提出を目指している。
08:02
ドバイ当局、仮想通貨取引所KuCoinに業務停止命令
ドバイ当局は、仮想通貨取引所KuCoinに対し、未承認の全ての仮想通貨事業を停止するよう命じたと発表。KuCoinは規制認可を取得せずに仮想通貨事業を行っていたと主張している。
07:40
ウォーレン米上院議員、サン氏の訴訟取り下げを巡りSECの対応を批判
この記事のポイント トランプ関連事業への巨額投資に対する「政治的便宜」と指摘 サン氏は和解を歓迎、規制当局との連携を強調 政治と仮想通貨の癒着に警鐘 米民主党のエリザベス・ウォ…
06:30
仮想通貨貸付企業ブロックフィルズ、出金停止後に経営再建を模索
米シカゴ拠点の機関向け仮想通貨取引・貸付企業ブロックフィルズが出金停止に続き経営再建に向けた助言を受けていることが明らかになった。顧客資産の流用疑惑で連邦裁判所から資産凍結命令も下り、事業継続性への懸念が高まっている。
06:05
ブラックロック、4兆円規模ファンドの解約制限 仮想通貨やDeFiへの波及懸念も
この記事のポイント 旗艦ファンド「HLEND」で初の引き出し制限 ブラックストーンに続く制限措置 市場の「ストレステスト」に 米大手ブラックロックが6日、急増する解約請求を受け…
05:45
BTCマイナー3社、2月の採掘分を積極売却 AI・HPC投資加速
クリーンスパーク、カンゴ、ビットフーフーの3社は2月に合計約1250ビットコインを採掘した。現在の価格換算で133億円に相当し採掘収益をAIや高性能コンピューティングインフラへの転換資金に充てる動きが業界全体に広がっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧