Zaifトークン下落 仮想通貨の発行主体と名称めぐり市場が困惑か
Zaifトークンが下落
仮想通貨取引所Zaifで取引される「Zaifトークン」が下落、0.146円から0.1301円まで一時11.5%安まで値を下げた。
Zaifの公式ツイッターアカウントで、「(Zaifトークンの)発行体はテックビューロ株式会社であり、当社ではない」とした発言を受け、売り優勢となった。
ことの発端は、Zaif Exchangeが「Zaif Exchangeアプリで特定の条件を満たしたユーザーを対象に、フィスココインのプレゼントキャンペーン」を発表したことにある。これを受け、ユーザーから「なぜZaif Exchangeは、Zaifコインでなくフィスココインなのか」との指摘が入った。
これに対しZaif Exchangeは、Twitetr上で取扱銘柄概要を記した公文書を掲載。「発行体はテックビューロ株式会社であり、当社ではない」と弁明している。
Zaif Exchangeの運営会社は株式会社フィスコ仮想通貨取引所
テックビューロ株式会社のもとで運営されていた仮想通貨交換所「Zaif」は、2018年9月に発生した仮想通貨流出事件後に、現在のフィスコ仮想通貨取引所へ事業譲渡が行われている。
その後、株式会社フィスコ仮想通貨取引所は一定期間に渡って、金融庁認定の仮想通貨交換業者として「フィスコ仮想通貨交換所」「Zaif」という2つの仮想通貨交換所を運営していたが、2019年8月13日に2つの取引所の統合を発表。フィスコ仮想通貨取引所に資産を持つ顧客の口座については、日本円および仮想通貨の残高すべてがZaifへと移管され、「Zaif Exchange」に統合されている。
Zaif Exchangeで取り扱う仮想通貨の発行主体は?
今回改めて確認したいのが、Zaif Exchangeで取り扱う日本産コインの発行主体について。Zaifの取扱銘柄の概要資料によると、以下の通りになる。
Zaifトークン(ZAIF):テックビューロ株式会社
フィスココイン(FSCC):株式会社フィスコ
カイカコイン(CICC):株式会社カイカ
ネクスコイン(NCXC):株式会社ネクスグループ
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します