NFTアート4作品、オークションで計100万ドル(約1億円)の売上

2人のアーティストによる共同制作

バレンタインデーにオークションに出された二人のアーティストのNFTアートは、販売額が合計で100万ドル(約1億円)を超えたことが分かった。

FEWOCiOUSとTwo Feetの2名のアーティストによる計4作品は、IlluminoによってNFT(非代替性トークン)の売買プラットフォームであるNifty Gateway上でオークションにかけられた。

作品のうち2つは販売数に上限がなく、999ドル(約10万6000円)の価格設定で計1107個が販売された。また、残りの2作品「Crowded City」「A Peak In My Head」はそれぞれ15万ドル(約1600万円)と15万8888ドル(約1685万円)で落札されている。

オークションを行ったIlluminoの共同設立者であるMichael Ehrlich氏はコインテレグラフ紙に対し「パンデミックへの対応として会社が設立されたわけではないが、私たちはアーティストが世界に作品を販売し、広める革新的な方法を切り開くことを支援するために情熱を傾けている」と話した。

運営の発表によると、世界的な新型コロナウイルスの流行により、コンサートや、ギャラリー、芸術展などの運営が難しい状況にあるといい、アーティストは収益源を断たれる状況となっている。

世界的なオークションハウスがbeepleによるNFTを競売へ

1766年創業の老舗オークションハウスであるクリスティーズは、デジタルアーティストbeeple(Mike Winkelmann)によるデジタルアート(NFT)のオークションを行うことを発表した。

クリスティーズは1766年にイギリスのロンドンで設立された老舗企業。世界にオークションハウスを持ち、サザビーズと並ぶ大手オークションハウスとして知られる。

純粋なデジタル作品を大手のオークションハウスが競売にかけるのは、世界初と見られ注目を集めている。

beeple氏は、ツイッター上で以下のようにコメントした。

オークションが行われるのは@makersplaccoによって作り出された「Everydays(beeple氏による作品群)」の最初の5000日間を集めた巨大な写真で、2007年の5月1日から2020年1月7日までをカバーしている。デジタルアートのコミュニティを代表してこの歴史的な販売を行うことに対し、これ以上ない光栄なことと感じている。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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