住宅ローン契約時の還元サービスにビットコインを採用 加上場企業Mogo
キャッシュリワードBTC購入へ
カナダ上場の住宅ローン仲介企業Mogoが、顧客にビットコイン(BTC)の還元サービスを提供することがわかった。
トロント証券取引所および米ナスダックに上場する企業Mogoは、顧客が住宅ローンや融資の更新(リファイナンス)を行う際、「ビットコイン&リワード口座」を通じて最大27万円(3,100カナダドル)のビットコイン報酬を受けられるという仕組みを新たに提供する。
Mogoがビットコイン関連サービスを提供するのは3例目。今年の2月に「MogoCrypto」という暗号資産(仮想通貨)売買の関連サービスを開始。傘下のプリペイドカードサービス「Mogo Visa Platinum Prepaid Card」でもビットコイン還元サービスを提供しており、ビットコイン関連サービスの展開に本格的に乗り出している。
また、自社財務資産としてビットコインを購入することも検討しており、昨年12月の発表によると、最初は最大で150万カナダドル(約1.2億円)相当のビットコインの購入、2021年中に追加投資を検討する。
同社のDavid Feller CEOは今回の発表で、仮に5年前に3,100カナダドルをビットコインに投資していれば、現在350,000カナダドル(3,000万円以上)になっていた事例を取り上げ、「ビットコインの変動率が高いため、顧客は自身のお金を使わなくてもビットコインを入手できる方法を求めている。そのため、Mogoのビットコイン還元プログラムは顧客がビットコインを集める最良な方法の1つだ」と語り、ビットコインがインセンティブ設計で得られる最適な商品である点を強調している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します