仮想通貨取引所FTX、NFTに参入

FTXのNFTプラットフォーム

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは独自のNFTプラットフォームをローンチした。

このプラットフォームはグローバル版FTXおよび米国版のFTX.USで利用できる。販売はオークション形式と定価の形式があり、バーチャルアートだけでなく、FTXブランドの帽子や服、およびサードパーティが提供するものも含む。

FTXが決済サービスFTX Payとして提携した先月開催の『KAWS:HOLIDAY』イベントと並行して、著名アーティストKAWSの作品も出品されている。

出典:FTX

特に注目されているNFTは『SBF Lunch』というもので、FTXのサム・バンクマン・フリードCEOと30分のズームランチをする権利が与えられる。開始から6時間経過した現時点では最も高い入札額で1,000万円を超えており、最終入札は6月17日だ。

これらのNFTはイーサリアム(ETH)およびソラナ(SOL)のブロックチェーン上で発行されたもので、ユーザーは今後、個人ウォレットに送信することが可能になる。また、NFTのオークションでは、FTX側は5%の手数料を設けるという。

VanEckの指数商品がFTXに上場

同日、米大手資産管理企業VanEckが提供する仮想通貨関連指数のパフォーマンスを追う無期限先物取引MVDA10とMVDA25がFTXに上場した。

MVDA10は「The MVIS CryptoCompare Digital Assets 10 Index 」というもので、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のほか、ポルカドット(DOT)やカルダノ(ADA)、バイナンスコイン(BNB)など10銘柄のパフォーマンスをトラッキングする。

一方、MVDA25は「MVIS CryptoCompare Digital Assets 25 Index 」から構成され、上述の銘柄のほか、Polygon(MATIC)やソラナ(SOL)、ファイルコイン(FIL)、シータ(THETA)などより多くの時価総額上位のアルトコインから計25銘柄を含めている。

これらの指数が先物契約として取引されるのは、今回が初めての事例となり、VanEckのデジタル資産責任者Gabor Gurbacs氏は「FTXのようなイノベーションを進める企業が伝統金融とデジタル資産セクターをブリッジするのは非常に楽しみだ」とコメントした。

VanEckは現在米国で、ビットコインおよびイーサリアムのETFの申請を行っている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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