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ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ETH総供給量の3.41%に到達

最大のイーサリアム(ETH)保有企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは29日、ETH保有量が411万525ETHに達したと発表した。また28日現在、同社がステーキングしたETHの総量は40万8,627ETHに到達したことも報告している。

同社の資産はイーサリアムの他、192BTC、ワールドコイン財務戦略企業エイトコ・ホールディングス(ORBS)の株式、現金10億ドルで構成されている。その総額は132億ドル(約2兆円)に達した。

イーサリアム保有額は、ETH総供給量(1億2,070万ETH)の3.41%に到達した格好だ。ビットマインのトム・リー会長は次のようにコメントしている。

年末の税金に関連した投資家の売却が、仮想通貨および仮想通貨関連株の価格を押し下げている。こうした影響は12月26日から12月30日にかけて最も大きくなる傾向があるため、当社はこれを念頭に置いて市場に向き合っている。

年末を価格が低くなるタイミングと捉えて買い増しを行ったことを示唆する発言だ。

関連:ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿

独自ステーキング・インフラ「MAVAN」準備

ビットマインは現在、3つのステーキングプロバイダーと提携し、独自の専用ステーキング・インフラMAVAN(メイド・イン・アメリカ・バリデータ・ネットワーク)の2026年公開を目指して準備を進めているところだ。

トム・リー氏によると、ビットマインが保有するイーサリアムがMAVANとそのステーキングパートナーによって完全にステーキングされた場合、ステーキングで得られる報酬は年間3億7,400万ドル(約580億円)になると見積もられる。1日あたりでは100万ドル以上になる計算だ。

なお、このうち2.81%は複利ベースの実効ステーキング利回り(CESR)による。

CESRは、ステーキング報酬を複利運用した場合の実質利回りのことだ。ステーキング運用・分析を行う企業Quatrefoilによる指標である。この場合、ステーキングで得た報酬(ETH)を回収するのではなく、再びステーキングに回して元本に組み入れることを指す。

ステーキングとは

特定の仮想通貨を保有することで、その通貨のブロックチェーンネットワークを管理することに貢献し、対価として報酬を得る仕組み。厳密には、仮想通貨を保有するだけでなく、ネットワーク上に預け入れておく必要がある。銀行口座に法定通貨を貯金し、一定期間後に利子を受け取る仕組みに類似しているといえる。なお、ステーキングは、PoS(Proof of Stake)のコンセンサスアルゴリズムを採用している通貨で行うことができる。

ビットマインは今後の規制環境については、ステーブルコイン規制の「ジーニアス法」成立や米証券取引委員会(SEC)による「プロジェクト・クリプト」が、ブレトンウッズ体制の終焉と同じくらいの変革をもたらすだろうと述べた。

リー氏は以前より、ステーブルコインの普及により、その土台となるイーサリアムも躍進するとの見解を示しているところだ。

現時点で、ビットマインの仮想通貨保有量はイーサリアムで世界第1位。銘柄を限定しない場合は、ビットコイン・トレジャリー企業ストラテジーに続く世界第2位である。

関連:米SEC「プロジェクト・クリプト」で注目すべき3つの仮想通貨投資チャンス=Bitwise

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