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米財務省、ステーブルコインの発行や販売でジーニアス法のパブコメ募集へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 60日間パブリックコメントを受付
  • 米国を世界の仮想通貨の中心地に

ステーブルコイン規制案公開

米財務省は17日、決済向けステーブルコインの法律「ジーニアス法」の規制案を公表した。

今回は、米国における決済向けステーブルコインの発行、提供、販売といった行為を定義することで業界のルールを明確化することが目的。財務省は、連邦官報で規制案を公表後、60日間パブリックコメントを受け付ける。

財務省は昨年9月にジーニアス法の実装に関するパブリックコメントを募集していた。今回の規制案は、この時の内容をもとに作成している。

関連記事:米財務省、ステーブルコイン法実装でパブリックコメント募集開始

米財務省がステーブルコイン規制法ジーニアス法の実装に関してパブリックコメントを30日間募集すると発表した。消費者保護と金融安定性リスクが焦点に。

今回の発表では規制案の背景として、ジーニアス法の施行予定日である2027年1月18日から、必要なライセンスを国か州から取得してない場合は米国で決済向けステーブルコインを発行できなくなると説明した。

他にも、国外の発行体が、法規制と米国と発行国間の取り決めに従う技術的機能を持たない場合は、デジタル資産サービス企業による国外発行ステーブルコインの提供や販売、他の手段による利用可能化が禁止されることになるとも述べている。

また、2028年7月18日からは、決済向けステーブルコインが認可を受けた発行体によって発行されていない場合、デジタル資産サービス企業は米国の人々にそのステーブルコインを提供・販売できなくなるとも説明した。

今回の規制案は、これらの要件のための枠組みに関する提案だと財務省は述べている。決済向けステーブルコインの発行を定義してライセンス取得に関する明確さを、提供・販売を定義して米市場における流通の明確さを業界に提供するとした。

スコット・ベッセント米財務長官は発表で以下のようにコメントしている。

トランプ大統領と議会は、ジーニアス法を制定し、決済向けステーブルコインの重要な枠組みと明確なルールを確立した。財務省は、この枠組みの実施に向けて迅速に行動している。

企業が米国で革新を起こして成功するために必要な規制の明確性を提供したり、米ドルの世界における準備通貨としての役割を強固にしたり、米国を世界の暗号資産(仮想通貨)の中心地にしたりするために我々が務めている中で、利害関係者からの意見を財務省は歓迎する。

関連記事:ジーニアス法の実施規則、期限内に完成せず 発行体は未確定案で準備継続

ジーニアス法が定めた規則制定の1年期限を、OCC・FRB・FDIC・NCUA・財務省の5当局がそろって徒過した。柱となる規則は今も提案段階のまま。2027年1月の施行日は動かず、発行体は未確定の草案を前提に準備を迫られている。

ジーニアス法は、仮想通貨に関連する米国初の包括的な法律として、昨年7月のトランプ氏による署名時に大きな注目を集めた。一方で、先月には規制当局の実施細則の確定が期限までに行われていないことが報じられるなど、現在も施行に向けた動きに関心が集まっている。

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