クラウドマイニング企業Genesis Mining:ウォーレン・バフェット氏を揶揄する広告を打ち出す

ジェネシスマイニング社がビットコイン支持キャンペーン開始
クラウドマイニング企業であるジェネシスマイニングは、仮想通貨に否定的なコメントを発表した世界的投資家ウォーレン・バフェット氏を揶揄する広告掲示板キャンペーンを開始しました。 GoogleやAmazonに投資しないという、バフェット氏の過去の判断ミスを指摘しています。

最も人気のあるクラウドマイニング企業であるジェネシスマイニングは、仮想通貨に懐疑的なウォーレン・バフェット氏(以下、バフェット氏)を揶揄する広告掲示板キャンペーンを開始しました。

同社の広告は、「オハマの賢人」と呼ばれるバフェット氏に対抗するように、ネブラスカ州オハマ市の同氏の会社の外に立てられ、ビットコインに対する厳しい見方を示したバフェットを揶揄しています。

Googleを見誤っていた人はビットコインもわからない?

ここ数か月、バフェット氏はビットコインを声高に批判していました。

中でも直近のコメントは厳しく、仮想通貨を「殺鼠剤を二乗したもの」と比喩しました。

バフェット氏を擁護するのは、バークシャー・ハサウェイ社長Charlie Munger(以下、マンガー氏)で、数日前にはビットコインについて「無価値で無利益だ」と主張しています。

ジェネシスマイニング社の前述の掲示板キャンペーンは、ビットコインを巡るこうした権威者の強烈なコメントに対抗したPRの先駆けです。

ジェネシスマイニングの共同創設者の一人、Marco Krohn(以下、クローン氏)はTwitterで、オマハ市のバークシャー・ハサウェイ本社近くに設置された二つの掲示板の写真を公表しました。

そこにはこう書いてあります。

「ウォーレン・バフェット氏はGoogleとAmazonについて自らの過ちを認めた。もしかしたら、ビットコインの見方も間違っているのでは?」

この広告はオンライン上で多くの注目を集めており、当然のことながら多くの仮想通貨コミュニティメンバーはこのキャンペーンを支持しています。

今までバッフェット氏が権威的な存在となっている伝統的な金融界にとって、仮想通貨は厄介ものでした。

しかし、仮想通貨市場拡大のうねりは誤解でなく市場競争によって起こってきた、というように見られ始めています。

バッフェット氏に対する指摘

ビットコイン支持キャンペーンは投資戦略家として名高いバフェット氏に挑戦しています。

AmazonやGoogleの二台巨頭に投資しないという、バフェット氏の過去の判断ミスを指摘しました。

最近、2018年次のバークシャー・ハサウェイ社株主総会でバフェット氏は「私はGoogleとAmazonについての決断を誤った。」と述べ、同二社が勢い付いてきたころにベンチャー投資をしなかったことは間違いだった、と認めました。

そして、仮想通貨が勢い付いている今、またバフェット氏は大局を見失っていると指摘されています。

ジェネシスマイニングのビットコインに焦点を当てたキャンペーンは今回が初めてではありません。

先週ニューヨーク市で開かれた仮想通貨会議で、クラウドマイナ-たちがビットコインに不満をもらす銀行員の口マネをするという抗議活動をしたばかりです。

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バフェット氏はビットコインなどの仮想通貨投資が何の価値も生み出さないとして、ビットコインを投資ではなくギャンブルであるとみています。長年のパートナーであるマンガー氏はバフェット氏以上に、ビットコインに嫌悪感を示しています。
ウォーレン・バフェット氏など伝統的な金融市場の大物が仮想通貨非難していますが、仮想通貨の格付けを行う「Weiss Ratings」の創設者のMartin Weiss氏の考え方は対照的であり、バフェットの見解がなぜ誤っているかを説いています。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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