DeFi予測サービスPolymarket、米国から撤退

「米国居住者は利用不可能」

DeFi(分散型金融)予測サービスを提供するPolymarketは米国への「ジオブロック」を実施していることが明らかになった。

The BlockやCoinDeskが入手したPolymarketメールによると、米国居住者は予測市場の情報を見ることはできるが、取引に参加することはできない。一方、VPNを介したアクセスはできる模様だ。

また、Polymarketは15日に「トークンエアドロップの予測市場(Airdrop Futures)」という新サービスをローンチしたが、米国居住者の利用を除いている。Polymarketはバイナリーオプション形式で仮想通貨を賭けるさまざまな予測サービスを提供するDeFiプラットフォームだ。

Polymarketが米国撤退を実施する背景には、米CFTC(商品先物取引委員会)による罰金の一件がある。1月3日、CFTCはPolymarketが未登録業者として米国でバイナリーオプションを提供しているとして1.6億円の罰金を科した。また、1月14日までに米国でバイナリーオプションマーケットの提供を停止し、同24日までにユーザーに資金を返還するよう命じた。

関連米CFTC、DeFi予測サービスPolymarketに1.6億円罰金

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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