Ginco、みずほフィナンシャルグループとセキュリティー・トークンの実証実験開始 サンドボックス制度を活用

みずほグループがST実証実験へ

Web3ディベロップメントカンパニーのGincoは29日、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほリサーチ&テクノロジーズによるST(セキュリティー・トークン)の実証実験に共同で取り組むことを発表した。

セキュリティー・トークンとは

株式などの有価証券をブロックチェーン技術を利用してデジタル化したトークンのこと。「ブロックチェーン上で管理する、株式や債権など」と言い換えることもできる。

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現状の課題点として、「日本では2020年の金融商品取引法(金商法)の改正により、取引コスト低減や業務効率化、投資機会の拡大につながるセキュリティトークン活用に期待が寄せられてきたが、「債権譲渡における第三者対抗要件の問題から、多くの金融商品がセキュリティトークンとして発行・流通できない状況にある」と指摘。

経済産業省より規制の「サンドボックス制度」を活用し、セキュリティトークンの発行・流通に関わるボトルネックを解消することで、以下3点の実現を目指す。

  • 証券化商品の多様化
  • 関係者間業務の効率化
  • 取引の活発化

「サンドボックス制度」とは、新たなビジネスモデルの実施が現行規制との関係で困難である場合、事業者の申請に基づき規制官庁の認定を受けた実証を行い、実証により得られた情報やデータを用いて規制見直しに繋げていく制度のこと。

Gincoの役割

Gincoは、本実証実験におけるセキュリティトークンの発行・流通基盤の開発に参加し、セキュリティトークン活用のためのパッケージシステム「Ginco Securities Wallet」を、みずほグループの業務オペレーションおよび証券取引ワークフローに最適化して提供する。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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