ビットコインの暴落により、仮想通貨全体の時価総額が前週比500億ドル減少

この1週間でビットコイン(BTC)の大幅下落が先導し、仮想通貨全体の総時価総額は、約3000億ドル(約33兆円)から約500億ドルも縮小したことが分かった。

BTCは8月4日(土)以降に下落幅をさらに拡大。サポートラインを割り込んで売り圧力が強まったことにより、7250ドルから6950ドルまで急落を見せ、時価総額は約4%もの消失を記録している。

また、先週時点で、仮想通貨全体の取引高は180億ドル、BTC取引高55億ドル前後にとどまったが、8月5日(日)のBTC取引高は、41億ドルを超えられず、全体市場の週間取引高では、70億ドルも目減りした。

ニューヨーク証券取引所の親会社による仮想通貨取引所の開設予定と、スターバックスによるBTC決済サービスの可能性、そして、韓国Bithumbの入出金再開というポジティブなニュースが相次いだにも関わらず、仮想通貨市場は、デマンド(仮想通貨需要)と取引高(新規流入半減など)の欠如で、冴えない状態が続いてきた。

また、OTC市場での高額取引による売りが相場に大きな影響を及ぼした可能性も極めて高いとされている。

(*ただし、執筆時の相場は底打ちから若干回復傾向にある)

参考記事:https://www.ccn.com/crypto-market-valuation-drops-to-250-billion-volume-declines-substantially/

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BTCは過去24時間で約7%値下がったが、Galaxy DigitalのCEOなどの大口投資家は反発を見込んでいるようだ。執筆時点では、暫定サポートラインとされる7500ドルを上回り、7642ドルで取引され、しかも取引高が維持されている。
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