ブロックチェーンETFを扱う米国企業、100億円規模の「仮想通貨ヘッジファンド」設立へ
経済誌Business Insiderの報道によると、Reality Shares社は「1億ドルのマルチ戦略・仮想通貨ヘッジファンド」を設立する予定とされている。
Reality Shares社は、カリフォルニアに本部を置くETF商品のプロバイダーであり、今年6月20日の報道で、世界初となる中国ブロックチェーン企業を対象としたETFをローンチするとされた企業となる。
内部情報によると、Reality Shares社はすでに2500万ドルの運用資金を有しており、仮想通貨ファンドとして、「裁定取引、投機、戦略」の3つの要素を併せ持つ予定だ。
先日公開された、市場研究会社「Crypto Fund Research」の報告では、仮想通貨産業には計466ファンドが存在し、内156ファンドが2017に設立されたものであり、2018年の現時点ですでに96ファンドが設立され、今年中に165まで増加すると予想されている。
Reality Shares社は、約500万~1000万ドル規模のランクに入ることになる。
一方で、米国のオルタナティブ投資専門会社「Context Capital Partner」が3月に調査した400機関投資家は慎重な姿勢を維持しており、半数が仮想通貨をアセット・クラスと認識するも、もう半数は詐欺商品のイメージが先行すると見なすなど懐疑的だ。
仮想通貨ファンドの状況は、以下の記事からどうぞ。
参考記事:CCN
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します