ビットコイン提唱者が語る:仮想通貨を保有する最適な期間とは|Yahoo Financeインタビュー内

ビットコイン提唱者が語る:仮想通貨を保有するスパンとは
仮想通貨投資コンサルタント企業Crypto.IQの共同創立者兼アドバイザーCharlie Shrem氏は、「仮想通貨を保有(ホールド)するスパンは、最低でも5年」と強調、ボラティリティが高い中でもリサーチと新たな金融資産の将来性への投資を促した。

保有期間は5年と定める

8月24日(金)にサンフランシスコで開催されたMoneyShowカンファレンスにて行われた Yahoo Financeの取材 に対し、仮想通貨投資コンサルティング企業Crypto.IQの共同創立者兼主席アドバイザー Charlie Shrem氏は、仮想通貨の価格が予想できないとされる中で、激しい価格変動に左右されてはいけないと、以下のように指摘しました。

「まず上位10~20に入る通過からいくつか選択し(プロジェクトに関する情報を)調べ学習、投資を行う。そして、購入したのならどんな通貨でも最低5年は保有し、資金をその通貨に置いておくのだ。強気と弱気相場のサイクルは大体2年で入れ替わるので、5年後には高い収益が得られる可能性がある。」

Shrem氏の背景に関して

2011年当時、まだ28歳のShrem氏は、ビットコイン取引所BitInstantを共同設立し、同社は当時ビットコイン決済の30%を担っていた様です。

しかし、2014年に、Shrem氏は最大の闇サイトとされていたシルクロード上の麻薬売買に関わったユーザーにBTCを売ったこと、無免許で決済業務(BitInstant)を運営したことで、逮捕・刑罰を受けています。

のち、様々なリソースを提供する仮想通貨投資コンサルティング企業Crypto.IQを共同設立しました。

適度な投資

Shrem氏は、今の仮想通貨市場現状について、

「1600以上の通貨はまさにゲリラ市場を巻き起こしているような現状にいるのだ。昔BTCのように、市場の土台を構築しながら、投資家に興味を持たせ、市場へ誘い込んでいる。」

と言及、アルトコインが膨大に増え続けている現状を危惧し、昨年仮想通貨の急騰の波に乗ろうと大金を投入し、大損した投資家が多くいる背景を受け、投資クライアントには適度な金額で投資すると勧めいるといいます。

「現在の仮想通貨の相場は予測不可能で、ある日は、90%下落し、ある日は100%の急騰を見せえるわけだ。(クライアントに)資産を投入するときは、仮に今負けても平気な金額で仮想通貨のパッケージに投資、しっかりとプロジェクトのリサーチをしてもらう。投資しながら、BTCやETH、LTCの違いを勉強することができる。それが一番である。」

と、投機市場としては価格変動が高い中で、新たな技術、金融資産となりえる仮想通貨の将来性とリサーチの重要性を強調しました。

つい先週、SECが再び、ビットコインETFの申請を否決したももの、仮想通貨は、来年あたりにETFが承認されることにより、主流市場となり得ると見ている様です。

「私は、ビットコインETFの承認はもちろん求めているし、投資家が翻弄されない様な健全な市場になってほしい。今はまだまだ初期段階であり、仮にETFが可決されたとしても、重大な問題が起きたら、SECはETFを撤回するかもしれない。その時は再承認は難しいに違いない。しかし、(最初の承認自体は)2019年には許可されるとほぼ確信している。」

と、前向きな姿勢を示しました。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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