速報|ゴールドマンサックス社CFO、仮想通貨取引デスク中止の報道は「フェイクニュース」
日本時間5日夜から続いたビットコイン暴落の要因の一つとなったゴールドマンサックス社の仮想通貨規制の不透明さなどを理由とする、取引デスクの設立計画を一時白紙に戻す報道に関して、同社CFOがフェイクニュースであると言及した。
ゴールドマンサックス関連報道にCFOが言及
米CNBCのサンフランシスコ支部長Sally Shinの公式ツイッターによると、ゴールドマンサックス(GS社)の最高財務責任者を務めるMartin Chavez氏は、サンフランシスコで開かれたTechCrunchのカンファレンスで、昨日各メディアに報道された「ビットコイン取引デスク開設計画の中止」について、
「メディアに常に報道されるのはありがたいが、残念ながら今回報道された噂話は『フェイクニュース』に過ぎない」
と明示、CNBCの記事内でも合わせて報道 しました。
この発言に続き以下のように語っています。
「デジタルアセット分野を探索するといったこと自体、時間につれ変化していくものだ。おそらく誰かが我々は現物ビットコインを主要マーケットにするとの過剰反応して、結局予想が外れただろう。。。ビットコインを通貨と捉える人が多いが、実際コモディティの性質を多く有していると言えるだろう」
コモデティとは
世界の商品取引所などで取引される商品のこと。 エネルギー類(原油・天然ガス等)、貴金属類(金、プラチナ等)、農産物類(トウモロコシ・大豆等)を指し、世界の商品取引所で、これら商品の先物等が取引されている。投資信託においても、商品指数に連動するETFなどが開発されている。
また、CNBCの報道によると、視野に入れていたものの、Chavez氏はそもそもビットコイン取引デスクの開設を計画に組み込んでいなかったと明かしたようです。
方針転換するとされたカストディサービスについて
さらに、今年の5月から、GS社はCboeとCMEで取引されるビットコイン先物のクリアリングサービスを提供していますが、現物ビットコインに関して、Chavez氏はこのように説明しました。
「現物ビットコインは非常面白く且つチャレンジ的だ。カストディ(保管)の面から見ると、いまだ機関投資家レベルのソリューションズは存在しないため、我々はそれを実現させる事を望んでいる。でも一瞬でできるものではない」
この発言から、GS社が今後仮想通貨関連カストディ・サービスへ注力することは間違いないと言えるでしょう。
カストディとは
証券投資を行なう投資家の代理人として、有価証券の保管や売買に係る決済、あるいは元利金・配当金の受領や議決権行使などの幅広い業務を提供するサービスの総称のこと。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します