半年以内に新たなクジラ到来か、仮想通貨資産は指数関数的な成長が見込める|米経済番組

ビットコイン市場に指数関数的な成長を示唆
Novogratz氏はBTCの目先10,000ドル(約110万円)予想を堅持。VCの巨額投資を列挙し、機関投資家のFOMOが始まると言及。半年以内に大口投資家や年金基金運用機構などが投資し、指数関数的な成長が見込まれるとした。

ビットコイン市場に指数関数的な成長を示唆

先週金曜日の仮想通貨市場が強い跳ね上がりを見せたことを受け、CNBCの番組ファストマネーにて、仮想通貨を支持するNovogratz氏が、現在の仮想通貨業界の状況について語りました。

Galaxy DigitalのCEOであるNovogratz氏は、番組内で仮想通貨の現状などを語り、以前の自身の予測を取り上げ、ついに仮想通貨市場は底値に達したと見解を述べました。

この強気姿勢は、独自のテクニカル分析に基づくもので、ICOの売り払いが終息を見せつつあることが影響しているとしています。

仮想通貨が底値に達し、同氏はなぜ過去数週間のように一定の価格を保たずに、ビットコインがここから値上がりしていくのか、その理由について説明を加えました。

資産の1/5を投資

純資産の20%を仮想通貨に振り分けたことを公表した同氏ですが、数多くの機関が未だに仮想通貨業界に興味を示していることに注目し、それが最大要因となって価格を押し上げるという分析をしています。

同氏はその裏付けとして、数々の仮想通貨関連スタートアップがここ数ヶ月で資金調達をしている点から見られるように、ベンチャーキャピタルがこの新興技術に巨額を投資していることや、ゴールドマン・サックスのような世界有数の企業が、投資参入を促す基盤開発に尽力していることを挙げました。

現物投資のみを行う投資家が必要とするインフラ整備を大手機関が構築していることからも、強気市場と言える。今から3〜6ヶ月後には大口投資家や年金基金運用機構などが投資をし始めると予測している。

同氏は、年末までに仮想通貨市場で、機関投資家の「FOMO(ear of missing out:出遅れの恐怖)」が始まる可能性があると言及し、それにより仮想通貨アセットの指数関数的な成長が見込まれるとしています。

この新興市場の基礎は今で以上に強固であるものの、6,800ドル、8,800ドル、10,000ドルあたりの値で抵抗を見せたあとに価格が急騰することが多く、トレーダーはこれらに目を見張る必要があるとNovogratz氏は発言しています。

また、その動きをすでに見せており、ビットコインが来年までに8,800ドル、あるいは10,000ドルまで到達することに疑いはないと主張しています。

米国でもリップル急騰劇が話題

ファストマネーの番組内では、リップルが2、3日前に急激な高騰を見せたことについても言及され、特にここ3日以内で、0.27ドルから0.7ドルまで価格を上げており、仮想通貨業界の多くの投機家を驚かせました。

同番組の司会者メリッサ・リー氏は、Novogratz氏に対しリップルの価格高騰に関して、現在リップルがどのような状況となっているのか質問を投げかけました。

それを受け、同氏は、やや懐疑的に

リップルはうまくビジネスを進めている。

我々(Galaxy Digital社)はリップル社の株1%を保有しているが、その仮想通貨ではない。彼らは素晴らしい構想を持っている。ただ、なぜ価格が3倍にも跳ね上がるのかまで明確な理由はわからない。新規購買者もいたと思うので、おそらくショート・スクイーズ(売りポジションの強制決済による踏み上げ)だろう。

と回答しています。

参考記事:Novogratz Discusses XRP Surge, Bitcoin (BTC) $10,000 Price Target

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ニューヨーク最大の仮想通貨企業CEOであり、元ヘッジファンドマネージャーMichael Novogratz氏が、「ビットコイン価格は底に達した」と主張。昨年の価格推移を例に挙げ、仮想通貨が高騰する可能性を示唆した。
全ての投資家が自身のポートフォリオのうち少なくとも1%をビットコインで保有するべきだ、と米イェール大学のエコノミスは述べた。とりわけ、仮想通貨の価格上昇を信じる投資家は、その割合として6%程度が妥当だと述べている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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