ソラナ資産管理プロトコル「Squads」 570万ドル調達
ソラナ創設者やJumpが参加
仮想通貨・ブロックチェーン ソラナ(SOL)基盤のマルチシグプロトコル「Squads」は戦略ラウンド570万ドル調達した。これまで計1,250万ドルの調達額に達した。
今回のラウンドを主導したのはPlaceholder VCで、ソラナベンチャーやマルチコインキャピタル、ジャンプクリプト、デルファイデジタル、ソラナ創設者のYakovenko氏、Jito LabsのCEO、Helius LabsのCEOも参加。PlaceholderはWeb3初期投資家であるChris Burniske氏らが創設したベンチャーキャピタルで、これまでソラナNFTマーケットプレイス「Tensor」やイーサリアムNFTマーケットプレイス「LooksRare」など60以上の仮想通貨プロジェクトに投資してきた。
今回の資金調達はトークンおよびエクイティによるものだ。Squadsはまだ独自トークンを公開していない。
Squadsとはマルチシグカストディのプロトコルで、Web3企業の仮想通貨の安全確保とオンチェーン管理をサポート。Squadsの特徴はスマートコントラクトウォレットシステムであり、既存のマルチパーティ計算と異なり完全にオンチェーンに存在する透明性を提供する。21年のサービス開始以来、Helium、Jito、Pyth、Tensorを含む100社以上の企業のために5億ドル以上の資産カストディを支援してきたという。
PlaceholderのBurniske氏はプレスリリースで「ソラナのエコシステム全体が、FTXの破綻で中央集権化のリスクについて重要な教訓を得た。その破綻は多くの開発チームを分散化領域に深く押し込んだのだ」とコメントした。
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