アーリントンXRPキャピタルCEO:今後アメリカには投資をしない、アジアを基軸

アーリントンXRPキャピタル:二度目の召喚令状
マイケル・アーリントン氏が経営する投資ファンドが二度目の召喚令状を受け「リーガルコストは低く収まらない。SECがトークンに関する規制を明確にしない限り、これ以上アメリカ企業には投資しない」と発言。SECが規制観点をより明白にすることが求められる。

アーリントンXRPキャピタル:二度目の召喚令状

デジタル資産管理会社アーリントンXRPキャピタルは、アメリカに拠点を置くスタートアップに対して投資しない可能性を示唆しました。

金曜日にマイケル・アーリントン氏はツイッター上で、アメリカに拠点をおく投資企業であるという理由から、 証券取引委員会(SEC)から二度目の召喚令状を受けたこと明らかにし、 さらに「これらに対応すると、リーガルコストは低く収まらない。 SECがトークンに関する規制を明確にしない限り、これ以上アメリカ企業には投資しないだろう。 アジアを基軸とする。」と言及しました。

また中央ヨーロッパに位置するリヒテンシュタイン公国にも、目を向けていると発言しています。

アーリントン氏はSECが調査をしている企業名や、SECに提供を命じられた情報を明らかにすることはなく、 リーガルコストが高くなると示唆しましたが、その理由は不明瞭です。

しかし、アーリントン氏は大規模な仮想通貨コミュニティに参加しており、SECがトークンセールを有価証券とみなすか否か、その動向には注視しているようです。

国会議員も仮想通貨の明確化促す

また以前コインポストで報道したように、15名の下院議員からなるグループは、金曜日にSECの委員長Jay Clayton氏に文書を提出し、 規制当局がトークンセールにどのようなアプローチをしているのか、より明瞭な定義を示すよう要求しました。

その文書はSECに対して短い提出期限を設ける形ではなく、トークンセールを有価証券の提供とするのか、 またその決定が変更されうるのか等、立法者が求める回答を質問形式にまとめ、リスト化したものを提出しています。

本文によれば、

デジタルトークンの提供・販売における不確かな規制現状は、米国本土での技術革新を妨げ、 いずれは海外へ追い出してしまう

また、共同署名者であるTed Budd議員は、このように記述しました。

我々はSECが規制観点をより明白にすることが出来ると思う。また、政策を明白にするために取り締まりという単一の手段を取ることに疑問を持つ。 正式な規制方針は米国における革新的技術の発展に暗雲を覆わせるような法的不確実性を排除することが出来ると考えられる。

マイケル・アーリントン氏のツイート以降、アーリントンXRPキャピタルやその創立者マイケル・アーリントン氏から、それ以上の言及はありませんが、上述したような理由から同氏はリーガルコストが高くなると考察していることが推測されます。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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