コインチェックIEO「ブリリアンクリプト(BRIL)」が上場 寄り直後の最高値は公募価格4.6倍の99.6円に

IEO初日開始

国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックのIEO第三弾「ブリリアンクリプト(BRIL)」が17日12時に上場し、初日の取引が開始された。

IEOの申し込み倍率は22.04倍で、申し込み総額333億円に達し、国内IEOでは史上最高額を記録していた。

ブリリアンクリプト(BRIL)は、上場企業コロプラの100%子会社が開発する、鉱山を採掘してデジタルの宝石を探すブロックチェーンゲーム『Brilliantcrypto』内で使用できる暗号資産(仮想通貨)のユーティリティトークン。

Brilliantcryptoではゲーム内のマーケットプレイスでつるはし(NFT)を入手し鉱山を採掘することにり、宝石(NFT)やトークンに変換される輝石を獲得することができる。

Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)は“Proof of Gaming”という新しいモデルを導入して、持続可能なPlay to Earnを目指している。

ゲーム内で獲得したアイテムはNFT化し、ゲーム外の様々なメタバースへ持ち込めるようになる可能性がある。

ロードマップ

BRILの公募価格は21.6円。所定時刻に板寄せが行われたが、すぐには寄り付かず(一部約定)値幅制限のサーキットブレイクが掛かりながら急騰。

まともに寄り付いたのは76.6円で、一時公募価格の4.61倍となる99.66円に達したが、初値売り圧力に押される形で28.1円まで急落した。

上場直後の様子

その後反発して60円台を回復するなど、高いボラティリティ(価格変動性)で推移している。

BRIL/JPY5分足(コインチェック)

過去のIEO銘柄比較

過去のコインチェックIEO銘柄における取扱い開始初日の最高値は次の通り。

国内IEO第一弾のパレットトークン(PLT)は、販売価格(公募価格):4.05円に対し、11.3倍の46.1円に達したほか、第二弾のフィナンシェトークン(FNCT)も公募価格の7.5倍と大きく高騰した。

今回、上場初日に同様の水準である公募価格の7〜11倍(151円〜237円)を超えてくるかどうかは一つの注目点となりそうだ。ただし、前者2銘柄と比較すると公募価格は1〜2桁高く設定されており、供給量が限定されるメリットがありつつも、投資家の心理的障壁となる可能性が指摘される。

販売所でも売買開始

顧客同士の板取引ではなく、コインチェックから直接購入できる「販売所」でも売買が始まり、これを記念して「抽選で10名に10万円相当のBRILが当たる」キャンペーンを実施する。

販売所形式では初心者でも直感的かつ手軽に買えるメリットがある一方、スプレッド(売値と買値の差額)が広い傾向にある。

IEO申し込みには、コインチェックの口座開設が必要となる。

関連:コインチェックIEO第3弾、「BRIL」が注目される3つの理由

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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