ステーブルコインUSDT、アルゴランドとEOSで発行終了
ユーザー数などが理由か
ステーブルコインUSDTを発行するテザーは24日、アルゴランドとEOSという2つのブロックチェーンへの対応を終了するを発表した。
USDTは24日よりアルゴランドとEOS上で発行されなくなり、USDTからの現金換金は今後12ヶ月間対応していくという。
対応を終了する理由について、テザーは、「私たちは選択したブロックチェーンの安全性、使いやすさ、持続可能性を確保するために、ネットワークのセキュリティ・アーキテクチャを慎重に評価しています。私たちの目標は、仮想通貨業界全体のイノベーションをサポートし続けながら、セキュリティと効率性を最も強化できるところにリソースを配分することです」と説明しているが、アルゴランドとEOSのユーザー数が比較的に少ないことに起因するかもしれない。
USDTが特定のブロックチェーンに対応することは、そのブロックチェーンへの流動性が強化されることを意味する。
USDTは多くのブロックチェーンに対応しているが、最も流通数が多いのは、トロン(600億ドル)とイーサリアム(520億ドル)で、それに次ぐのは、アービトラム、アバランチ、オプティミズム、ソラナだ。
また、テザーは過去にも対応を終了した事例がある。ビットコイン、ビットコインキャッシュ、クサマへの対応を23年8月に終えている。
一方、Web2ユーザーが多いテレグラムで顧客基盤を拡大するため、先日TONブロックチェーンへの対応を開始した。
関連:TON上でのUSDT拡大計画 テザー社との協力で100以上の取引所に導入へ
関連:ビットトレード、19日からアプトス(APT)とトンコイン(TON)の取扱い開始
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します