仮想通貨BATが米大手取引所Coinbaseに上場;USDC取引ペアのみ|5分間で27%急騰
- 仮想通貨BATがCoinbaseに上場
- 米国大手仮想通貨取引所Coinbaseが日本時間11月03日朝5:00より、BATトークンをCoinbase Proに上場させ、入金可能となると発表した。これにより、BATは27%の急騰を記録した。今後もCoinbaseによるアルトコインの上場が注目。
BATがCoinbaseに上場
米国大手仮想通貨取引所Coinbaseは公式ブログ にて、日本時間11月03日朝5:00より、BATトークンをCoinbase Proに上場させたと発表し、現在は入金(デポジット)のみが可能となっている模様だ。
今回BATの上場にあたり、以下1つの取引ペアを提供する予定。
- BAT/USDC
BATの上場は先日上場した0x(ZRX)と異なり、米ドルのような法定通貨ペアの取引が設けられない。
同発表によると、ユーザーは米ドルを「ワン・クリック」という機能で価格安定通貨USDCへ変換することができ、そして、BAT/USDCは、USDCと同じく、現時点ではニューヨーク州での利用が不可能となっている様だ。
USDCとは
10月24日に、Coinbaseは、価格安定通貨のUSD Coin(USDC)の上場を発表した。
CoinbaseにとってUSDCの上場は、初のステーブルコインとなった。
BATの上場4ステップ
- ①入金のみ:5時から最低12時間内、BATは入金のみとなっており、板注文等は対応しない。
- ②指値注文のみ:この段階では、ユーザーは指値注文を出すことはできる(Post-onlyモード)が、板注文のマッチングは対応しない。
- ③指値注文取引のみ:指値注文とそのマッチングだけが機能し、成り行き注文は対応しない。
- ④全稼働:指値・成り行き・逆指値注文等を含むすべての取引サービスに対応する。
今回の新たな上場により、CoinbaseProはBTC・ETH・ETC・BCH・LTC・ZRX・USDC・BATとの8種の仮想通貨取引を提供することとなった。
Basic Attention Token(BAT)とは
ウェブブラウザー企業Braveがイーサリアム上で開発した仮想通貨で、ICO時は数十秒の間に約38億円を調達した。
Braveというプライバシー重視のWebブラウザ上で取引されており、革新的な広告システム(Braveブラウザ上で特定の広告を見ると広告主から閲覧者にBATが支払われるなど)を導入したこのBraveの利用拡大が肝となる通貨であり、。
また、最近では、Braveがウェブ上でのコンテンツ配信者がBATトークンで支払われることを保証するために、アイデンティティ・ブロックチェーン企業Civicの検証サービスを採用した。
上場発表による急騰
BATは今回の上場発表により、一時27%もの価格急騰を記録した。
以上のチャートが示す様に、発表された直後の5分間、$0.26702から$0.33882まで急騰し、およそ27%の上昇を記録した。
Coinbase:アルトコイン続々上場に注目
先日、Coinbaseは資金調達ラウンドを行い、約330億円の調達に成功したと、コインポストでも報道した。
その調達した資金の用途として、最も注目されているのは、「仮想通貨ペアの迅速な追加」という点とされている。
Coinbaseの公式ブログでは、以下のように記述された。私たちは、現時点で弊社取引所に追加できるような仮想通貨が数百も存在していることを認識している。そして、その基礎を構築し、将来的には数千もの通貨ペアをサポートしていきたいと考えている。
さらに、今回BAT上場に関する公式ブログでも、今後Coinbaseによるアルトコインの続々と上場することを示唆した。
我々のクライアントからのリクエストの中でも、より多くの仮想通貨アセットが取引可能となるリクエストが最も多いです。最近発表した新たな上場プロセス の元で、我々がより多くの仮想通貨を上場させることを見込むことができるでしょう。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します