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米Coinbase仮想通貨カストディにXRP(リップル)が新規追加|NY州金融当局の認可で適格機関に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Coinbaseカストディ、ニューヨーク州金融当局から適格カストディアンとして認定
Coinbaseのカストディ事業を手がけるCoinbase カストディが、ニューヨーク州金融サービス局から信頼憲章の交付を受け、これにより機関投資家は規制に基づいた形で、Coinbaseに資産管理を託すことが可能となった。特に注目は新規でXRPが追加された事だ。
USDコイン、Coinbase初のステーブルコインとして上場
Circle社の発行するUSD Coinが大手仮想通貨取引所Coinbaseに上場。USDコインはCoinbaseにとって初のステーブルコインとなると共に、二番目のERC20トークン。競合する取引所Circleの発行するステーブルコインを上場するメリットに迫る。
ERC20とは
「Ethereum Request for Comments(Token Standard #20)」の略。イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上でICOを実施する際に採用される統一規格であり、ERC20トークンは、”互換性を持つことで上場しやすい”という大きなメリットを持つ。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

重要ニュース1|Coinbaseカストディがニューヨーク金融当局から認定される

Coinbase社のカストディ事業を手がける別会社であるCoinbase Custodyは米時間23日、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から信頼憲章の交付を受けたと発表した。

これにより、Coinbaseカストディはニューヨーク州銀行法の下で操業する独立した適格カストディアンとしての事業が可能となった。

Coinbase CustodyはCoinbase社とは独立した企業として設置されており、一般的な預金信託会社と同様の以下の様な基準を保つ事が義務付けられる。

  • コンプライアンス
  • セキュリティ
  • 資本需要

Coinbaseカストディがニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の認める適格カストディアンとなった事により、従来のカストディ業者と同様に、顧客は明確に規制に基づいた形でCoinbaseに資産管理を託すことが可能となる。

アンチマネーロンダリング(AML)対策や機密性、セキュリティなどの面でCoinbaseカストディはニューヨーク州銀行法に従って、資産を受託していく。

複数のアルトコインに対応、注目はXRPが入っている点

Coinbaseカストディで取り扱うとされていた通貨は全部で以下の5種類

出典:custody.coinbase.com

またCoinbase Custodyは8月、同社カストディサービスにて以下の40種類の通貨を取り扱う意向を示していた。

出典:blog.coinbase.com

そのような背景を踏まえ、今回の重要点は、カストディに関するニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が発表した公式文章で、新たに「XRP」が加わっている事が明らかになった事だ。

公式文書の詳しい内容は以下の通りだ。

出典:dfs.ny.gov

Coinbaseはビットライセンスを2017年の1月に金融サービス局から発行されました。

今回、金融サービス局はCoinbase Trustに対して新たに6つの主要仮想通貨の資産管理サービスを認可します:ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、イーサクラシック、XRP、ライトコイン。

Coinbaseカストディは、Coinbaseからは独立企業であることから、直接的なコインベースの取扱通貨検討へ影響が出るか定かではない、以下の3点において重要な動きとなる。

1.CoinbaseのXRPに対する態度の軟化

2.NYDFSにカストディ取扱通貨として認可された点

3.機関投資家へのアプローチ

CoinbaseのXRPに対する態度の軟化

Coinbase社とリップル(XRP)には、度々上場の可否に関する話題が出てきている。

米Coinbaseは、現在の仮想通貨規制を先導する米規制当局と密接な関係を持つ、世界的な仮想通貨取引所だが、同社プラットフォームへの上場は厳しく、現在でもその取扱通貨はビットコインを中心にかなり限られた銘柄に絞られている。

その上場のルールとして明らかになっているのが、米国で議論される「証券問題」だ。

Coinbaseは過去に、米SECが証券と認められる、または認められる可能性がある通貨の上場は、現状ルールが定まっていないため、上場は行わないとしており、XRPもこの証券問題の渦中にある通貨のうちの一つであることから、上場が有望視されていたものの、現在までその実現には至っていない。(その後上場ポリシーの変更を行なっている。)

今回重要となるのは、直接的な上場への影響ではなく、この証券問題に関する議論を行う米Coinbaseが、現在同社が仮想通貨取引所内で取り扱う通貨以外で唯一、新規通貨としてカストディサービスに追加した点であり、これまでの2社間のやりとりを見ていると、立場を軟化させた見方もされるだろう。

また、最近Coinbase proの上場したICO通貨0xが、カストディの対象通貨に選ばれていない点も注目点だが、上場から時間が経っていない事も加味すると、カストディの取扱申請時にはまだ決定されていなかった可能性もあるだろう。

NYDFSにカストディ取扱通貨として認可された点

また、NYDFSがXRPをCoinbaseの独立カストディが保管する一つの通貨として許可を下した事は重要点だ。

常に革新技術を先導する立場にあるニューヨーク州政府の金融サービス局が、証券問題に巻き込まれるXRPを今後重要なカストディ対象と見做したことになる。

機関投資家へのアプローチ

また、Coinbaseが5月15日に発表した4つの仮想通貨関連サービスの中で発表されたCoinbaseカストディは、機関投資家を対象としたサービスだ。

今まで機関投資家の参入障壁となっていたセキュリティと法規制の低減を目的とした4つのサービスだが、機関投資家が現在メインではビットコインにリーチできない現状を見ると、このカストディに許可された点は、機関投資家へのアプローチとして重要となるだろう。

重要ニュース2|USDコイン、Coinbase初のステーブルコインとして上場

また、大手仮想通貨取引所Coinbaseは、ステーブルコインのUSD Coin(USDC)の上場を発表した。

CoinbaseにとってUSDコイン上場は、初のステーブルコインとなる。

また、今月上旬にCoinbaseへの上場をお知らせした仮想通貨0x(ZRX)に続き、 USDCは二番目のERC20トークンとなった。

USDコインはUSドルと1対1で連動するペッグ通貨であると同時に競合する仮想通貨取引所であるCircleと連携して作られたCENTREコンソーシアムが発行するステーブルコインでもある。

CoinbaseはUSDC導入のメリットを以下の様に強調した。

USDコインのような仮想通貨が持つアドバンテージは、プログラミング、素早い送金、dAppsでの利用、保管といったあらゆる面で、従来の銀行口座にある米ドルよりも扱いが簡便という点である。

より具体的な例を3通り挙げた。

送金機能の改善

イーサリアムのウォレット間では、一日中いつでも任意の数量のUSDコインを送受可能で、事業用の大量送金もEコマースでの少額支払いも簡単に行える。

資金の価値を担保しつつ、Coinbaseアプリを使ってUSDコインを送金できる。

dApps(分散型アプリケーション)や取引所での利用

dApps、取引所、ブロックチェーンを活用したゲームによるエコシステムの成長は著しい。

USDコインはERC20の規格に沿っているため、同規格に対応する全てのアプリで通貨を利用できる。

これにより価値の安定した仮想通貨を使って、仮想通貨エコシステムの中で買い物が可能となる。

プログラムが可能な米ドル

開発者やFinTech企業にとっては、USDコインのような仮想通貨は容易にプログラムが可能だ。

イーサリアムのようなパブリック・ブロックチェーンを活用すれば、USDコインのプライベートキーを使って資金の送受システムを簡単に組むことができる。

CoinbaseはCircle社との協働が今回のUSDコイン対応を実現させたと述べ、「CENTREコンソーシアムはステーブルコインの利点を享受したい人々にとって、特別なものになると信じている」と発表している。

Coinbase社のGMであるDan Romero氏は今回のステーブルコインの取り扱い決定に関して以下のようにツイートした。

ステーブルコインはブロックチェーン上の資産を保有する人々を増やす事から仮想通貨の普及に貢献する。

USDコインからビットコインに替える方がビットコインから米ドルに替えるより簡単だ。そして法定通貨と仮想通貨の相互運用性向上にもつながる。

イメージとしてはJPGからPNGにファイルを変換する方が、アナログ写真をデジタルに換えるより簡単な感じだ。

このように期待されているUSDコインは現在すでにCoinbaseウォレットで対応されており、『これにより、ニューヨーク在住以外の在米ユーザーは売買可能となり、これ以外の海外ユーザーは入出金可能となる。』

対応地域は今後拡大予定で、Coinbase Proでの対応も数週間以内で行われる予定。

今回のステーブルコイン発表の背景には先月お伝えした通り、Coinbaseはアルトコインの取り扱いを急拡大していく方針があり、今後も新たな仮想通貨の上場は続くと予想される。

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