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SBIホールディングス、デジタル社債を発行 仮想通貨XRP付与の特典も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「SBI START債」、ODXでも上場へ

SBIホールディングスは20日、初めてセキュリティ・トークン(ST)による社債を発行すると発表した。一定の条件を満たした投資家には暗号資産(仮想通貨)XRPも付与される。

この債券の愛称は「SBI START債」である。証券保管振替機構(ほふり)による管理に代わり、株式会社BOOSTRYが主導するブロックチェーン「ibet for Fin」を用いて発行・管理を行うものだ。

1万円から購入可能で、募集期間(3月11日~3月23日)に10万円以上購入した投資家を対象にして、購入金額10万円あたり200円相当のXRPを付与する見込みである。

また、2027年3月24日および2028年3月24日の各利払い時、最終利払い時である2029年3月24日にも何らかの特典が付与される予定だ。こちらの内容についてはまだ明らかになっていない。

この「SBI START債」は、3月25日より、大阪デジタルエクスチェンジ株式会社(ODX)の私設取引システム「START」が取扱いを開始する見込みだ。「START」におけるST社債の取扱いは、今回の社債が初めてとなる予定である。

「START」での取り扱いにより、投資家は私設取引システム(PTS)市場で売買できる。「START」での取引価格を確認できるようになるために、透明性がより一層高まることが期待されている。

発行総額は100億円で、各社債の金額は1万円、利率は仮条件で、税引き前に年1.85%~年2.45%とされているが、正式には3月10日に決定される見込みだ。

SBIホールディングスは、不動産を裏付資産とするセキュリティトークンを中心に、継続的にセキュリティトークン商品の提供を行っている。また、昨年12月にはプライベートエクイティファンドのセキュリティトークンを販売開始するなど、複数分野で活用を進めている。

関連:デジタル証券の基礎知識 これからの金融を変える技術とは?

セキュリティ・トークンとは

ブロックチェーン技術を活用し、株式や債券、不動産などの有価証券の権利をデジタルデータに置き換えた「デジタル証券」のこと。一般的に、従来の証券と同じく金融商品取引法などの規制対象であり、小口化投資や24時間取引、管理コスト削減などのメリットがある。

SBIホールディングスは2016年、XRPを提供するリップル社と共に合弁会社SBI Ripple Asiaを設立している。日本と韓国におけるブロックチェーンベースのソリューション利用と開発、国をまたいだ決済や金融サービスの革新を推進しているところだ。

昨年10月には、トークンを中核とした新たな決済プラットフォーム構築に向けて、東武鉄道グループの東武トップツアーズと基本合意書を締結した。

XRPのブロックチェーンであるXRPLを使用したトークンやNFT(非代替性トークン)発行で、パートナー企業・団体のファンエコノミー拡大を支援することや、新たな決済プラットフォームを共同で構築することを目的としている。

関連:XRPL基盤の決済プラットフォーム構築へ SBI Ripple Asiaと東武トップツアーズが提携

日本ではデジタル証券(ST)の発行事例が増えてきた。例えば、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスも昨年、クレジットカード「UCSカード」会員限定でデジタル社債を発行している。

また、トヨタファイナンシャルサービスも昨年、トヨタグループ初となるセキュリティトークン社債を発行。トヨタのスマートフォン決済アプリ「TOYOTA Wallet」を通じて特典を提供し、グループの事業や活動への共感を促す狙いもある。

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