WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム財団が17億円相当ETHをステーブルコインに変換、エコシステム助成金など調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 財団が5000ETHを段階的に変換開始
  • TWAP機能で市場への売り圧力を最小化

コスト効率化と戦略転換

イーサリアム財団は8日、CoWSwapのTWAP機能を使用して5,000ETH(17億円)をステーブルコインに段階的に変換することを発表した。同財団のR&D、エコシステム助成金、パブリックグッズ開発などの事業資金調達の一環として実施する。

TWAP機能は仮想通貨の大口取引において、一定期間にわたり複数の小分割注文を市場に流すメカニズムだ。単一の大口注文による急激な価格変動を回避し、市場平均価格に近い条件で取引を実行できる。

イーサリアム財団は同機能を採用することで、取引に伴う市場への売り圧力を最小化しながら資金調達を進めている。

出典:Arkham Intelligence

今回の動きの背景には、財団の資金調達戦略の大幅な転換がある。イーサリアム財団は過去、運営資金の確保のため定期的にETHを市場で売却してきた。その都度、コミュニティから批判を受け、市場への売り圧力が相次いだ経緯がある。2026年初頭にはETH価格が大幅下落し、共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏による個人保有ETHの売却も重なり、市場の不安が高まっていた。

関連記事:イーサリアム財団、初めて7万ETHをステーキング開始 売却依存から方針転換

イーサ財団が初めて約7万ETHのステーキングを開始したと発表。長年のコミュニティ批判を受けた方針転換で、売却圧力の軽減とネットワーク運営への直接参加による収益確保を目指している。

こうした状況を受け、イーサリアム財団は2月に公式声明を発表し、「定期的なETH売却からの脱却」を宣言した。財団は約7万ETHをステーキングし、そこから得られる報酬をプロトコル研究やエコシステム助成金に充当する新方針を打ち出している。

3月30日には単日で過去最大規模となる2万ETH超をステーキングするなど、段階的に規模を拡大してきた。今回のCoWSwap取引は、従来の売却戦略と新しいステーキング報酬モデルを並行運用する過渡期の施策として位置づけられる。

業界関係者の間では、同戦略の転換をETHおよびイーサリアムネットワークへの「強いコミットメント」のシグナルとして受け止める声が多い。イーサリアム財団が大規模なETH保有を続け、ステーキングを通じてネットワークの検証に参加することは長期的な信頼構築につながると評価されている。

同時に、TWAP機能の採用により市場への悪影響を最小化する配慮も、開発者とコミュニティの関係改善を意図したものと解釈されている。

関連記事:イーサリアム財団、約148億円分のETHを追加ステーキング=Lookonchain

イーサリアム財団が7万ETH規模のステーキング計画の一環として、約148億円相当の45,034ETHを追加ステーキング。ETH売却から脱却した新財務戦略を加速させている。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を可能にした脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
11:20
米CFTC、予測市場の規則2件発表|イベント契約は管轄下、カジノ型賭博は除外
米CFTCは、カジノ型賭博をスワップから除外する暫定最終規則と、イベント契約を含める規則案を公表した。複数州と予測市場の管轄権限争いが生じている状況での動きだ。
10:50
ロビンフッドチェーン、手数料払いで取引処理を優先する方式を検討か=報道
コインデスクによると、ロビンフッド・チェーンが手数料を払って特定の取引を優先できる、アービトラムの新方式を検討していると報じた。現在は先着順で処理し、タイムブーストも利用していない。
10:05
ビットコイン上昇継続の条件は? コインシェアーズ分析
コインシェアーズは8日のレポートで、仮想通貨ビットコインの上昇加速には財政懸念に基づく資金流入が必要との見方を示した。米長期金利が20年以上ぶりの高水準に達する中、仮想通貨ファンドの資金流入は鈍化している。
09:10
米司法省、イラン関連取引を巡るバイナンスの和解後の制裁遵守を審査=報道
米司法省刑事局のドゥバ局長が、バイナンスによる2023年の和解合意の順守状況を精査していると明らかにした。イラン制裁違反の可能性を巡る捜査が続く中、違反が認められれば訴追の再開や追加罰金につながる可能性がある。
08:10
スタークネット、L1化を検討|STRKトークンは今週約70%高騰
スタークウェアのベン=サッソンCEOは、スタークネットが量子耐性の実現に向け、独自のレイヤー1化を含む選択肢を検討していると明らかにした。STRKは今週69.2%高騰した。
07:00
世界最大のXRP保有企業エバーノース、12日にナスダック上場へ
世界最大のXRP保有上場企業エバーノースは9日、アルマダとの事業統合を完了した。12日にナスダックで取引を開始する予定。
06:40
ジーキャッシュ、量子攻撃に備える署名命令 公開型アドレスに1月に追加計画
仮想通貨ジーキャッシュの開発者が、量子コンピュータに耐えるハッシュ型署名の検証命令を1月に追加する計画を公表した。有効化日は未定で、発行量の70.4%を占める公開アドレスが対象となる。
06:12
レジャーウォレット、推計136億円超流出か 東南アジア販売店に販売停止要請
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のレジャーは9日、東南アジアの購入者から資金を失ったとの報告を受け、販売店クリプトビリスに販売停止を要請した。調査者の1人は流出額を8,600万ドル超と推計したが、レジャーは流出額と原因を調査中。
05:50
ベッセント米財務長官、約10億ドルのイラン仮想通貨を今週にも押収と発言「所在は把握」
ベッセント米財務長官は8日、10億ドル相当のイランの仮想通貨を今週にも押収する可能性が高いと明かした。押収対象の銘柄や方法は明らかにしていない。米政府関連のウォレットは今週、2,440億円相当を移動した。
05:00
サム・アルトマン氏出資のビットコイン生保、60億円相当調達 富裕層で需要増
世界初のビットコイン建て生命保険会社ミーンワイル(Meanwhile)が、ベイン・キャピタル・クリプト主導で3750万ドルを調達した。累計調達額は1.8億ドルを超え、アジア・欧州・中東の富裕層向け需要の拡大が背景にある。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧