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ポリゴンラボ、最大1億ドル調達を計画 ステーブルコイン決済事業参入へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 新事業の立ち上げに向け株式を最大1億ドル分売却する方針
  • 1月のコインミー等買収額は総額2.5億ドルに上る

ステーブルコイン普及を見据えた事業多角化

ポリゴンラボ(Polygon Labs)が、新たなステーブルコイン決済事業を立ち上げるため、最大1億ドルの資金調達に向けて協議を進めていることが分かった。同社は新ベンチャーの株式を5,000万ドルから1億ドル分売却する計画であると、情報サイトのThe Informationが8日に報じた。

この新たな決済事業は、ポリゴンラボのCEOであるマーク・ボワロン氏が事業責任者として直接統括する予定である。仮想通貨市場が低迷する中、同社はボラティリティへの依存から脱却し、ビジネスモデルの多角化を推進している。

中核事業の強化に向け、同社は今年1月に仮想通貨スタートアップのコインミー(Coinme)とシークエンス(Sequence)を総額2億5,000万ドルで買収した。前者は米国48州で資金移動業のライセンスを持つ企業であり、後者は強固なウォレットインフラを提供している。

一連の事業拡大は、2024年最高値から約93%下落しているネイティブトークン「POL」の経済圏に活力を与える狙いがある。今回の決済事業化を通じて事業基盤を整備することで、ポリゴンエコシステム全体のトランザクション活動を増加させることが期待される。

市場における決済領域の重要性は高まっており、ブロックチェーン分析企業のチェイナリシス(Chainalysis)はステーブルコインが世界の決済インフラに急速に浸透していると指摘し、水曜日公開のレポートで、ステーブルコインの取引高が今後10年で最大1,500兆ドル規模に達する可能性があるとの予測を発表している。

関連記事:日本円ステーブルコインJPYC、累計取引高が約216億円に到達

JPYCの累計取引高が約216億円に達し、ポリゴン経由が全体の66%超を占める。Tria・Daimoなど決済プラットフォームでの利用が拡大し、円建てステーブルコインの実用化が加速している。

独自の金融技術スタック構築へ

ポリゴンラボは、世界的な価値移転に向けた取り組みの一環として、2026年末までに「オープン・マネー・スタック(Open Money Stack)」をローンチする計画を掲げている。相互運用が可能でカスタマイズ性の高い金融技術基盤を提供することで、企業が複数のサービスプロバイダーに依存する課題を解決する意向だ。

すでに実績も出始めており、昨年末には英金融アプリ大手のレボリュート(Revolut)がUSDCやUSDTの主要な送金基盤としてポリゴンを採用した。ポリゴンは既存のインフラ網と新規調達する資本を組み合わせ、ステーブルコイン決済市場における存在感をさらに強化していく構えである。

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