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仮想通貨は1%台の配分でもリスクに大きく影響 シュワブが指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 保守型では BTC 1.2%配分でリスク寄与が10%に
  • 「正しい配分額は存在しない」鍵はリターン予測よりリスク許容度

配分判断はリスク許容度が鍵と強調

シュワブ・アセット・マネジメント(Schwab Asset Management)は4月、仮想通貨をポートフォリオに組み入れる際の考え方を体系的にまとめたリサーチリポートを公表した。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)、および仮想通貨関連株指数を対象に、配分の決め方と注意点を詳しく解説している。

リポートは2つのアプローチを提示している。一つは期待リターン・ボラティリティ・相関を用いる「平均分散最適化(クラシック手法)」、もう一つはリターン予測に依存せず、ポートフォリオ全体のボラティリティへの寄与度をあらかじめ設定する「リスクバジェッティング手法」だ。

関連記事:米大手証券チャールズ・シュワブ、仮想通貨現物取引に本格参入 コインベースに競争圧力

米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムの現物取引サービス開始予定が確認された。約12兆ドルの顧客資産を抱える同社の参入は、コインベースなど既存の仮想通貨取引所に直接的な競争圧力をかけることになる。

クラシック手法では、ビットコインへの配分は年率期待リターンが10%未満であれば0%が最適と示されており、配分比率は投資家の主観的な前提に大きく左右されると指摘している。

リスクバジェッティング手法では具体的な数値も示された。保守型ポートフォリオでは約1.2%のビットコイン配分だけで、ポートフォリオ全体のボラティリティの10%をビットコインが占める計算になる。積極型でも約4.0%でその水準に達するという。

また10%のビットコイン配分は、中程度から積極型の投資家でポートフォリオ全体リスクの30〜45%に相当する。ビットコインの年率ボラティリティは72.1%、イーサリアムは98.3%と、米国株(15.4%)と比べて桁違いに高い。

このように、わずか1%台の配分であっても、ポートフォリオ全体のリスク構造に無視できない影響を与える点が示されている。

リポートは「仮想通貨への正しい配分額は存在しない。判断は本質的に個人的なものだ」と結論付けている。投資目的・期間・デジタル資産への習熟度・損失許容能力を踏まえた自己判断を促しており、2つのアプローチを組み合わせて活用することを推奨している。

仮想通貨は分散効果をもたらす可能性がある一方、投機的な性質を持つ高リスク資産であり、全ての投資家に適するわけではないとも強調した。

シュワブは2026年上半期中にビットコインとイーサリアムの現物取引サービス「Schwab Crypto」の提供開始を予告しており、本リポートはその直前に公表された。

関連記事:チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か

米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。

関連:【2026年最新版】ビットコイン(BTC)とは?|仕組み・歴史・半減期・将来性完全ガイド

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